実家に帰ってきました。せっかく色々プランを立ててたのに、風邪ひいた。クリスマスは苦しみマスのだー。ああ、ヒドイ目に合ってしまった。
もうこのままいつもどおり、だらだら正月に突入するのだろうなぁ。
ラストサムライも見に行くつもりだったのにー。
つくづく病気はつまらん。来年は健康に留意しよう。

●千と千尋の神隠し(2001)

〈サクッとあらすじ〉
引っ越し先に向かう途中で立ち寄った古いテーマパークで、千尋は別世界に迷い込む。そこは神様の温泉宿だった。両親を豚に変えられた千尋は、謎の青年の助けも借りて、なんとかしようと奮闘する。

・さすがアニメは色がきれい。赤みがかった温かい色合いで、和む。

・ので、誤魔化されるけど、割とゲロい描写あり。ゲロゲロゴボゴボ。あんまり考えないようにしよう。キャラクターの造形もリアルだったら気持ち悪そうだ。

・色んなものがオブラートに包まれているのに、文明社会への批判はダイレクトに出てて、やっぱりそこが言いたかったのかなぁ。宮崎版ゲゲゲの鬼太郎なのでしょうか。

・少女の成長物語とか言われていたけど、千尋って最初からしっかりした良い子じゃん。何がポイントなのか、私にははっきりわからなかった。感受性不足かな…。なにか深いものを含んでいると思うからいけないのかも。
かわいらしい話とも言い切れないし、そうか、この座りの悪いモゾモゾ感が制作者の意図なのかも。

・湯婆婆、顔でかい。

・夜汽車を待つ駅のシーンは好きです。この心細くなるような、だけど立ち去りがたいような情景には見覚えがあるぞ。

ということで。

●銀河鉄道の夜(1985)

〈ちょっとあらすじ〉
家計を助けるために働く少年(この場合猫)ジョバンニは、お祭りの夜、突如現れた不思議な列車に乗り、銀河を巡る旅に出る。そこには親友・カンパネルラもいた。次々と現れる見たこともない情景に驚くジョバンニ。そして旅の終わりに彼が知った事実とは…。宮沢賢治原作。

・「千と千尋〜」の夜汽車のシーンを見て、この映画のことを思い出したのです。私の心のアニメ。よく友達と『ラッコの毛皮が来るよ〜』とか言って遊んだものだ(懐)。『なんだ、これはお菓子だ』とか。

・ますむらひろしさんの猫の絵と、細野さんの音楽が絶妙。この話は夜のシーンばっかりなので、バックは暗いんだけど、ぽつぽつ現れる電柱の明かりとか、お祭り広場の鮮やかさ、さぎが雪のように舞い落ちるシーンとかがかえって引き立ってます。

・ファンタジーオンチの私がなんでこの映画が好きなのかと考えると、「死」が非情に崇高に美しく描かれているからかも。宗教的な側面もあるけれど、それとは別に去っていくものの辛さや、魂の行く先などについて想像してしまいます。

・「死」はどんなにがんばっても、逃れることが出来ない。それを受け入れて、生きていくしかないという当たり前すぎる現実に気付かされたのが気に入ったポイント。

・とは言っても、やっぱりアニメは絵が命。なにはともあれ猫のキャラクターが好きなのだった。学校の先生はスミレ博士だし。アタゴオルのアニメが見たいなぁ…。
なんで猫やねん、と思った方には面白くなかったでしょうね。

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