●サイドウェイ
Sideways(2004)
〈あらすじテイスティング〉
ワイナリーを巡る男二人。妻に去られキャリアも上手くいかないマイルス、結婚式前に弾けたいジャック。二人の一週間にわたるちょっとストレンジな旅。
・私はこの映画がたいそう見たかった。
・なのでもはや面白いとか面白くないとかそういうレベルを超えて、好きになってしまう作品です。
何でかというと、カリフォルニアの青い空、ワイナリーなど個人的に親近感を持つ背景がちりばめられているので。それだけで6割ぐらいは満足なのだった。
ストーリーは腹を抱えて笑うとか、心の底からスカッと爽やかとかではなくて、じわー…と来るタイプ。
後で振り返れば、何だったっけ?というぐらい他愛もない話に思えますが、じょわわーんと体に染みこんでくるものがあります。とても心地よいです。
・ポール・ジアマッティは、ティム・カリーとロブ・シュナイダーを足して、ジェイソン・アレキサンダーを上からふりかけたような人だ。イメージです。
彼が演じるマイルスが、とことん冴えなくて、別にがんばれと応援したくもないキャラなのですが、でもとてもいい。鬱屈したものが多くてよくキレる。ジョージ(@サインフェルド)か。『ダークサイドに落ちるな』と注意されてたのがおかしかった。
ジャックも人はいいけど先天的に女にだらしなく、笑わしてくれます。
・この旅で、何かが劇的に変わったわけでもないけれど、それでもほんの、ほんのちょっぴりだけでも前に進もうと行動に出た主人公に大変共感しました。
きっと彼は今後も同じように落ち込んだり、辛い気持ちになったり、またジャックも懲りずに女を追いかけ回して痛い目に合うだろうけど、何かがカチッと合う瞬間があって、それが小さな一歩を踏み出すきっかけになるのではないかな…それを知ることが幸せなのではないかな、とか漠然としたことを思ったり。
人生「山あり谷あり脇道あり抜け道なし」トコトコ行くしかない、でもそれも悪くない。
・ワイナリー巡りをしたい!
ボトルをラッパ飲みしながら葡萄畑を駆け下りたい。サンセット・ピクニックしたい。上手いワインと肴、音楽と会話、いかにも楽しそう。大人っていいなーと若い人に思って頂きたいし、大人もいつまでも若さを羨ましがってる場合ではない。
・テイスティング程度とはいえ、あんなにアルコールが入った状態で運転をして大丈夫だろうかと気になりますが。
余談ですが、北CAにも著名なワイナリーが連なるナパバレーというところがあるのですが、そこもワイン好きのメッカで週末ともなると大にぎわい、車社会のアメリカなので帰り道はほろ酔いドライバーのおかげで「フラフラ走ってる車を見かけるよ、WAHAHA!」と現地の人が以前言っていました。
笑い事ですんでるところがすごい。
・というわけで色んな感想が入り混じって、心に残る映画になりました。
しかしなぜイケてないマイルスが美女にモテるのかは謎。
・またピノ・ノワールを用意してもう一度見てみたいものです。
(買ってたけどリリースが待ちきれず飲んじゃったから…でもカベルネの方が好きなんだよねボソリ…修行が足りない)
Sideways(2004)
〈あらすじテイスティング〉
ワイナリーを巡る男二人。妻に去られキャリアも上手くいかないマイルス、結婚式前に弾けたいジャック。二人の一週間にわたるちょっとストレンジな旅。
・私はこの映画がたいそう見たかった。
・なのでもはや面白いとか面白くないとかそういうレベルを超えて、好きになってしまう作品です。
何でかというと、カリフォルニアの青い空、ワイナリーなど個人的に親近感を持つ背景がちりばめられているので。それだけで6割ぐらいは満足なのだった。
ストーリーは腹を抱えて笑うとか、心の底からスカッと爽やかとかではなくて、じわー…と来るタイプ。
後で振り返れば、何だったっけ?というぐらい他愛もない話に思えますが、じょわわーんと体に染みこんでくるものがあります。とても心地よいです。
・ポール・ジアマッティは、ティム・カリーとロブ・シュナイダーを足して、ジェイソン・アレキサンダーを上からふりかけたような人だ。イメージです。
彼が演じるマイルスが、とことん冴えなくて、別にがんばれと応援したくもないキャラなのですが、でもとてもいい。鬱屈したものが多くてよくキレる。ジョージ(@サインフェルド)か。『ダークサイドに落ちるな』と注意されてたのがおかしかった。
ジャックも人はいいけど先天的に女にだらしなく、笑わしてくれます。
・この旅で、何かが劇的に変わったわけでもないけれど、それでもほんの、ほんのちょっぴりだけでも前に進もうと行動に出た主人公に大変共感しました。
きっと彼は今後も同じように落ち込んだり、辛い気持ちになったり、またジャックも懲りずに女を追いかけ回して痛い目に合うだろうけど、何かがカチッと合う瞬間があって、それが小さな一歩を踏み出すきっかけになるのではないかな…それを知ることが幸せなのではないかな、とか漠然としたことを思ったり。
人生「山あり谷あり脇道あり抜け道なし」トコトコ行くしかない、でもそれも悪くない。
・ワイナリー巡りをしたい!
ボトルをラッパ飲みしながら葡萄畑を駆け下りたい。サンセット・ピクニックしたい。上手いワインと肴、音楽と会話、いかにも楽しそう。大人っていいなーと若い人に思って頂きたいし、大人もいつまでも若さを羨ましがってる場合ではない。
・テイスティング程度とはいえ、あんなにアルコールが入った状態で運転をして大丈夫だろうかと気になりますが。
余談ですが、北CAにも著名なワイナリーが連なるナパバレーというところがあるのですが、そこもワイン好きのメッカで週末ともなると大にぎわい、車社会のアメリカなので帰り道はほろ酔いドライバーのおかげで「フラフラ走ってる車を見かけるよ、WAHAHA!」と現地の人が以前言っていました。
笑い事ですんでるところがすごい。
・というわけで色んな感想が入り混じって、心に残る映画になりました。
しかしなぜイケてないマイルスが美女にモテるのかは謎。
・またピノ・ノワールを用意してもう一度見てみたいものです。
(買ってたけどリリースが待ちきれず飲んじゃったから…でもカベルネの方が好きなんだよねボソリ…修行が足りない)
●月の輝く夜に
MoonStruck(1987)
〈ラ・あらすじ〉
ロレッタはさして好きでもないジョニーのプロポーズを受け入れ、彼の弟ロニーに会いに行く。突然愛の炎に燃える二人、しかし彼女は一時の迷いとロニーを遠ざけようとするが…。
・私はニコラス・ケイジが好きなのです。
なので彼のヒストリーを辿ってみる企画。
何というかこの、名状しがたい独特のあっけらかんさというかおっとり感がどのあたりから生み出されているのか、研究してみよう。
・と思ったら、それ以上にこの話は面白い。
イタリア系の話のせいだからか、雰囲気が完成されている。入れ物に中身がぴったり当てはまっているというか。身近に感じるというより、そうか、そういうことが世界のどこかで起きているのだなあとしみじみ感じ入ってしまいます。
・シェール。すごいニコケイに似てる。見ればみるほど。私だけ?
このロレッタのキャラクターがいい。いつも素の状態で、ほとんど笑わない。とにかく自分のことで手一杯、一所懸命。自分の幸せについて非常に真面目で、それがシェールの「ぬおーん」とした空気とすごく合ってます。
それにロニー。モサモサむにゃ毛。
じゃなくて。青年ニコラスは演技もうまいけど、すでにすっとぼけた感じを醸し出しているところをみると、やはりこれは生来のものなんでしょう。そうかーそうなのね。
ともかくシェールとのケミストリー(うわっ)が素晴らしい。
・全体的にとぼけた暖かさがあって、ぬくぬくします。エンディング前の朝食のシーンは感動的。
最後のおじいちゃんの一言は笑えますが、それにすべてが集約されてる。何であれこうやって人は日々生きて食べて、そして未来へ繋いで行くんだねぇ、としみじみしながら食卓のイタリア料理に喉が鳴る。
(バゲットをスライスして、間をくり抜いて卵を落としてフライパンで焼いたやつ、おいしそう!)
・蛇足。お父さんの名前はコズモ。そーいえば『サインフェルド』でクレイマーのファーストネームがコズモだとバレたとき、みんなにえらく大笑いされていたんですが、奇妙な名前なんでしょうか、それとも古くさい?(例えば新右衛門とか)
MoonStruck(1987)
〈ラ・あらすじ〉
ロレッタはさして好きでもないジョニーのプロポーズを受け入れ、彼の弟ロニーに会いに行く。突然愛の炎に燃える二人、しかし彼女は一時の迷いとロニーを遠ざけようとするが…。
・私はニコラス・ケイジが好きなのです。
なので彼のヒストリーを辿ってみる企画。
何というかこの、名状しがたい独特のあっけらかんさというかおっとり感がどのあたりから生み出されているのか、研究してみよう。
・と思ったら、それ以上にこの話は面白い。
イタリア系の話のせいだからか、雰囲気が完成されている。入れ物に中身がぴったり当てはまっているというか。身近に感じるというより、そうか、そういうことが世界のどこかで起きているのだなあとしみじみ感じ入ってしまいます。
・シェール。すごいニコケイに似てる。見ればみるほど。私だけ?
このロレッタのキャラクターがいい。いつも素の状態で、ほとんど笑わない。とにかく自分のことで手一杯、一所懸命。自分の幸せについて非常に真面目で、それがシェールの「ぬおーん」とした空気とすごく合ってます。
それにロニー。モサモサむにゃ毛。
じゃなくて。青年ニコラスは演技もうまいけど、すでにすっとぼけた感じを醸し出しているところをみると、やはりこれは生来のものなんでしょう。そうかーそうなのね。
ともかくシェールとのケミストリー(うわっ)が素晴らしい。
・全体的にとぼけた暖かさがあって、ぬくぬくします。エンディング前の朝食のシーンは感動的。
最後のおじいちゃんの一言は笑えますが、それにすべてが集約されてる。何であれこうやって人は日々生きて食べて、そして未来へ繋いで行くんだねぇ、としみじみしながら食卓のイタリア料理に喉が鳴る。
(バゲットをスライスして、間をくり抜いて卵を落としてフライパンで焼いたやつ、おいしそう!)
・蛇足。お父さんの名前はコズモ。そーいえば『サインフェルド』でクレイマーのファーストネームがコズモだとバレたとき、みんなにえらく大笑いされていたんですが、奇妙な名前なんでしょうか、それとも古くさい?(例えば新右衛門とか)
●アニー・ホール
Annie Hall(1977)
〈気むずかし屋のあらすじ〉
女性には縁があれども長続きしないコメディアンのアルビー。魅力的な女性アニーと出会うが、互いの思惑に翻弄されて一喜一憂…。
・「ハンナとその姉妹」に続き、今のところウッディ・アレンとは相性が良いようです。これは面白い。恋する心理を細かくコミカルに描き出している、と書くと痛快コメディみたいで語弊があるのですが、アレン流のねちっこさと理屈で構成されている独自の目線がいい。この世界は嫌いじゃない。
・色々な演出的効果も手伝ってか、どうにも好感を持ちにくい主人公(=W.アレン)に徐々に同情的な気持ちに。なによりも、とにかくこの人は『自分を愛するあまり嫌悪して愛おしんでいる』ような面倒くささを醸し出してて、本当だったら勝手にすればアホってなもんですが、もーしょうがないなーあんたは…と思わせる。のは、ハの字眉毛のせいだけではあるまい。そしてやがては妙に納得してたりして。世話のかかるけったいなおじさん。
・結局一抹の寂しさを覚えるエンディングだけれども、腑に落ちる充足感があります。これがこの人の持ち味なのだと思いますが、こういう感覚は好きなので余韻を楽しみました。
・私にはわからない細かい風刺やギャグ、カメオ出演などがあって、理解できたらもっと面白かったかなーとちょっと残念。
ただクリストファー・ウォーケンは若くて(なぜか)色が薄く、ハエ男さんは香取慎吾似?
Annie Hall(1977)
〈気むずかし屋のあらすじ〉
女性には縁があれども長続きしないコメディアンのアルビー。魅力的な女性アニーと出会うが、互いの思惑に翻弄されて一喜一憂…。
・「ハンナとその姉妹」に続き、今のところウッディ・アレンとは相性が良いようです。これは面白い。恋する心理を細かくコミカルに描き出している、と書くと痛快コメディみたいで語弊があるのですが、アレン流のねちっこさと理屈で構成されている独自の目線がいい。この世界は嫌いじゃない。
・色々な演出的効果も手伝ってか、どうにも好感を持ちにくい主人公(=W.アレン)に徐々に同情的な気持ちに。なによりも、とにかくこの人は『自分を愛するあまり嫌悪して愛おしんでいる』ような面倒くささを醸し出してて、本当だったら勝手にすればアホってなもんですが、もーしょうがないなーあんたは…と思わせる。のは、ハの字眉毛のせいだけではあるまい。そしてやがては妙に納得してたりして。世話のかかるけったいなおじさん。
・結局一抹の寂しさを覚えるエンディングだけれども、腑に落ちる充足感があります。これがこの人の持ち味なのだと思いますが、こういう感覚は好きなので余韻を楽しみました。
・私にはわからない細かい風刺やギャグ、カメオ出演などがあって、理解できたらもっと面白かったかなーとちょっと残念。
ただクリストファー・ウォーケンは若くて(なぜか)色が薄く、ハエ男さんは香取慎吾似?
マイ・フェア・レディ
2004年12月3日 お気に入り映画
冬の一人企画・名画鑑賞会。
●マイ・フェア・レディ
My Fair Lady(1964)
〈あらすじa little bit〉
ロンドン。下町の花売り娘のイライザは、音声学の権威・ヒギンズ教授の猛特訓を受け社交界を欺くほどのレディに大変身。しかしそれと同時に精神の成長も遂げた彼女に芽生えた気持ちとは…。
・見るたびに違うポイントに気づかされて長く楽しめる映画。何より素晴らしい楽曲。Lovelyなんてほんとにラブリーな曲だし、On the street you liveの甘い美しさと言ったらもーなんとも言えません。若い時はそんなにピンとこなかったんですけどねぇ、ああヘップバーン綺麗だなぐらいにしか。
・しかし今思うのはこの娯楽性の高さ。エンターテインメントの金太郎飴みたいで、どこを切ってもハリウッド。ハリウッドロール。美しいものは美しいし、楽しいものは楽しいという自信にみなぎっている頼もしさ。
私のイメージするハリウッドそのまま。
・ヘップバーンが歌っているのを初めて聞きましたが、思っていたほど悪くない。特にShow meとか、歌手の人がすごく上手くコピーしてるなと思うほど似てる。が、やっぱり本職の人に比べると声に伸びがないのは致し方ない。本場は厳しいね。
・この時代こういうドレスに皆憧れたんだろうねぇ。少女の夢だ、塗り絵のよう、うっとり。
・ヒギンズ教授は見るほどに味が出る。舞台のオリジナルキャストだそうで、イライザとどうにも年が離れすぎているので、カップルとして見るのは難しいのですが、彼が曲に乗せて独白するシーンはなかなか可愛らしかったりします。
・この前に作られた「ピグマリオン」も見たことがあるのですが、やはり天然色の華やかさには負ける…というか本当はそちらの方が原作に忠実なのだろうけど。
・無理にハッピーエンドにしてるような気もしますが、しかし三船敏郎似のヒギンズ教授に免じて許してやろう(えらそう)。『彼女の顔に馴染みすぎた…』っていう表情がね、しょーがないねぇあんた子どもだねって感じです。
・階級を隔てているのは言葉に過ぎない、という皮肉から生まれた物語をこんなにスィートに仕立て上げるとは、まさにアメリカの力業であり娯楽に対する愛情の表れのような気がしました。
ララララ〜♪(←"I could’ve danced all night")
●マイ・フェア・レディ
My Fair Lady(1964)
〈あらすじa little bit〉
ロンドン。下町の花売り娘のイライザは、音声学の権威・ヒギンズ教授の猛特訓を受け社交界を欺くほどのレディに大変身。しかしそれと同時に精神の成長も遂げた彼女に芽生えた気持ちとは…。
・見るたびに違うポイントに気づかされて長く楽しめる映画。何より素晴らしい楽曲。Lovelyなんてほんとにラブリーな曲だし、On the street you liveの甘い美しさと言ったらもーなんとも言えません。若い時はそんなにピンとこなかったんですけどねぇ、ああヘップバーン綺麗だなぐらいにしか。
・しかし今思うのはこの娯楽性の高さ。エンターテインメントの金太郎飴みたいで、どこを切ってもハリウッド。ハリウッドロール。美しいものは美しいし、楽しいものは楽しいという自信にみなぎっている頼もしさ。
私のイメージするハリウッドそのまま。
・ヘップバーンが歌っているのを初めて聞きましたが、思っていたほど悪くない。特にShow meとか、歌手の人がすごく上手くコピーしてるなと思うほど似てる。が、やっぱり本職の人に比べると声に伸びがないのは致し方ない。本場は厳しいね。
・この時代こういうドレスに皆憧れたんだろうねぇ。少女の夢だ、塗り絵のよう、うっとり。
・ヒギンズ教授は見るほどに味が出る。舞台のオリジナルキャストだそうで、イライザとどうにも年が離れすぎているので、カップルとして見るのは難しいのですが、彼が曲に乗せて独白するシーンはなかなか可愛らしかったりします。
・この前に作られた「ピグマリオン」も見たことがあるのですが、やはり天然色の華やかさには負ける…というか本当はそちらの方が原作に忠実なのだろうけど。
・無理にハッピーエンドにしてるような気もしますが、しかし三船敏郎似のヒギンズ教授に免じて許してやろう(えらそう)。『彼女の顔に馴染みすぎた…』っていう表情がね、しょーがないねぇあんた子どもだねって感じです。
・階級を隔てているのは言葉に過ぎない、という皮肉から生まれた物語をこんなにスィートに仕立て上げるとは、まさにアメリカの力業であり娯楽に対する愛情の表れのような気がしました。
ララララ〜♪(←"I could’ve danced all night")
私の住む街でも映画祭が行われまして、
もちろん赤い絨毯に叶姉妹なんかとは到底無縁の上映祭なんですけど、見逃していた映画を見ることができました。
●真珠の耳飾りの少女
Girl with a Pearl Earing(2003)
〈青いあらすじ〉
画家フェルメールのメイド・グリートが垣間見た芸術の世界。彼の才能に引き寄せられていくグリートだったが…。
・原作を先に読んで、映画化されると知りとても楽しみにしていた映画です。一言で感想を言うと、原作の雰囲気にぴったり。
スカーレット・ヨハンソンもばっちり。コリン・ファースは男前過ぎる気がするけど、合ってる。奥さんもいいね、もうキーッ!っていうヒステリックな様子が目に痛いほどうまい。
・ストーリーは、原作に沿いながらもフェルメールとグリートを中心に再構成されて、緊張感が漂う二人の関係がうまく描かれている。
惜しむらくは、あのラストかなぁ。ブチンと切れてしまったような終わり方が少し残念です。最後の奥さんとのやりとりのシーンが見たかった。
・そういった「あ、ここんとこカットされてる」というシーンは頭の中で勝手に映像化。考えると、原作付き映画の楽しみってそういうところにあるのかも知れない。
逆に、漠然としかイメージできなかったオランダの風景や家のなかの様子を、ああこんな風だったのか、と確認しながら見るのはとてもとても面白かったのです。
・非常にセリフが少ないため、見る人によっては意見が分かれそうですが、
愛とも恋ともはっきりと自覚できない情念によって突き動かされ、「あるほんの一瞬ふれあって過ぎ去っていく」ある種無常感の漂う爽やかさのようなものを私は感じました。
・布の質感とか、耳飾りの重み、街の喧噪、肉の臭みなんかも伝わってきた。象徴的な街の広場も良かったな。
タイトルロールの絵が静かにアップになっていくのも印象的。
・登場人物がみな無口なため、若干家政婦は見た状態にお互いなっていて、戸棚の向こうから顔半分覗かしながらひっそりと観察。しかもただ見てるだけ。奥ゆかしいけど、なんか面白い。
・見られて良かった(しかも超満席。びっくり)。
アリガトウ映画祭!
もちろん赤い絨毯に叶姉妹なんかとは到底無縁の上映祭なんですけど、見逃していた映画を見ることができました。
●真珠の耳飾りの少女
Girl with a Pearl Earing(2003)
〈青いあらすじ〉
画家フェルメールのメイド・グリートが垣間見た芸術の世界。彼の才能に引き寄せられていくグリートだったが…。
・原作を先に読んで、映画化されると知りとても楽しみにしていた映画です。一言で感想を言うと、原作の雰囲気にぴったり。
スカーレット・ヨハンソンもばっちり。コリン・ファースは男前過ぎる気がするけど、合ってる。奥さんもいいね、もうキーッ!っていうヒステリックな様子が目に痛いほどうまい。
・ストーリーは、原作に沿いながらもフェルメールとグリートを中心に再構成されて、緊張感が漂う二人の関係がうまく描かれている。
惜しむらくは、あのラストかなぁ。ブチンと切れてしまったような終わり方が少し残念です。最後の奥さんとのやりとりのシーンが見たかった。
・そういった「あ、ここんとこカットされてる」というシーンは頭の中で勝手に映像化。考えると、原作付き映画の楽しみってそういうところにあるのかも知れない。
逆に、漠然としかイメージできなかったオランダの風景や家のなかの様子を、ああこんな風だったのか、と確認しながら見るのはとてもとても面白かったのです。
・非常にセリフが少ないため、見る人によっては意見が分かれそうですが、
愛とも恋ともはっきりと自覚できない情念によって突き動かされ、「あるほんの一瞬ふれあって過ぎ去っていく」ある種無常感の漂う爽やかさのようなものを私は感じました。
・布の質感とか、耳飾りの重み、街の喧噪、肉の臭みなんかも伝わってきた。象徴的な街の広場も良かったな。
タイトルロールの絵が静かにアップになっていくのも印象的。
・登場人物がみな無口なため、若干家政婦は見た状態にお互いなっていて、戸棚の向こうから顔半分覗かしながらひっそりと観察。しかもただ見てるだけ。奥ゆかしいけど、なんか面白い。
・見られて良かった(しかも超満席。びっくり)。
アリガトウ映画祭!
フロム・ダスク・ティル・ドーン
2004年7月20日 お気に入り映画
●フロム・ダスク・ティル・ドーン
From Dusk Till Dawn(1996)
〈あらすじびっくり箱〉
銀行強盗の後、派手に逃亡中のゲッコー兄弟。牧師一家を道連れに追っ手を逃れてメキシコへ。ほっとしたのもつかの間、彼らにアンビリーバブルな魔の手が伸びる。
【ネタバレ!未見の場合はスキップした方が…】
・何これ。にゃにコレ?!
・もし映画館で観てたら、きっと観客全員でスクリーンに向かってツッコミの手を入れていたでしょう、マスゲーム並の規律正しさで。
・なぜジョージ・クルーニーがそこにいて、そしてタランティーノとよりによって兄弟なのか。親の顔が見たい。笑えるぐらいの溢れる兄弟愛。一体どういう生い立ちなのか。映像と想像のタッグで面白さも二倍に。犯罪者の美しい(?)家族愛といえば、「フェイスオフ」のトロイ兄弟もそうだったっけ。なぜ兄はそんなに弟を庇うの?なぜ…なぜ…のめくるめく連続。
・タランティーノは…自分の性格と容姿をよくわかってるんですね。嬉しそうだね、良かったね。はまり役。クルーニーのアグレッシブからくさ模様なタトゥーにしびれるー。
・地獄のサンタニコ(て。すげー名前)の変身で、一気にオカルトになるわけですケド、バイオレンスという点では首尾一貫してるわけで、つまりこれをベースにすると、通常のホラーの恐ろしさとは違う怖さが味わえるというわけなのですな。吸血鬼が出てきても、びっくりするのは観客、大して驚いた様子ではないクルーニー。暴力ホラーだからそこは重要ではないらしい。牧師の十字架型(?)銃とか、くい打ちマシーンとかが非常に重要なポイントなんだろうなぁ。アホやー。いいなあ楽しそうで。
・序盤(というかかなり中盤まで)のせっかくの緊張したムードのあっという間の崩壊も気持ちがいいほどでした。登場人物もどうしたらいいのか困った様子で、挙げ句の果てには化け物のお仲間。なんて愛のない仕打ち。「ボクを殺して」(by息子)て。もー。
・テーマの急転換にも戸惑うことなくバイオレンスを黙々と追求する主人公。自分が被害者なのを忘れてしまったかのようなヒロインの最後のセリフ。うーん、わけわからん!
・ 恐るべし、不ロム出す区ティ留ドーン!タラ&ロド。夏にぴったり。
これ以上盛り上がりようがないので続編は見ません!
From Dusk Till Dawn(1996)
〈あらすじびっくり箱〉
銀行強盗の後、派手に逃亡中のゲッコー兄弟。牧師一家を道連れに追っ手を逃れてメキシコへ。ほっとしたのもつかの間、彼らにアンビリーバブルな魔の手が伸びる。
【ネタバレ!未見の場合はスキップした方が…】
・何これ。にゃにコレ?!
・もし映画館で観てたら、きっと観客全員でスクリーンに向かってツッコミの手を入れていたでしょう、マスゲーム並の規律正しさで。
・なぜジョージ・クルーニーがそこにいて、そしてタランティーノとよりによって兄弟なのか。親の顔が見たい。笑えるぐらいの溢れる兄弟愛。一体どういう生い立ちなのか。映像と想像のタッグで面白さも二倍に。犯罪者の美しい(?)家族愛といえば、「フェイスオフ」のトロイ兄弟もそうだったっけ。なぜ兄はそんなに弟を庇うの?なぜ…なぜ…のめくるめく連続。
・タランティーノは…自分の性格と容姿をよくわかってるんですね。嬉しそうだね、良かったね。はまり役。クルーニーのアグレッシブからくさ模様なタトゥーにしびれるー。
・地獄のサンタニコ(て。すげー名前)の変身で、一気にオカルトになるわけですケド、バイオレンスという点では首尾一貫してるわけで、つまりこれをベースにすると、通常のホラーの恐ろしさとは違う怖さが味わえるというわけなのですな。吸血鬼が出てきても、びっくりするのは観客、大して驚いた様子ではないクルーニー。暴力ホラーだからそこは重要ではないらしい。牧師の十字架型(?)銃とか、くい打ちマシーンとかが非常に重要なポイントなんだろうなぁ。アホやー。いいなあ楽しそうで。
・序盤(というかかなり中盤まで)のせっかくの緊張したムードのあっという間の崩壊も気持ちがいいほどでした。登場人物もどうしたらいいのか困った様子で、挙げ句の果てには化け物のお仲間。なんて愛のない仕打ち。「ボクを殺して」(by息子)て。もー。
・テーマの急転換にも戸惑うことなくバイオレンスを黙々と追求する主人公。自分が被害者なのを忘れてしまったかのようなヒロインの最後のセリフ。うーん、わけわからん!
・ 恐るべし、不ロム出す区ティ留ドーン!タラ&ロド。夏にぴったり。
これ以上盛り上がりようがないので続編は見ません!
マテリアル・ウーマン
2004年3月11日 お気に入り映画
探していた映画をやっと見つけた!
アメリカのケーブルで偶然見て以来、もう一度見たいと思って探していたんだけど、見つからなかったこの作品。日本未公開か〜と諦めかけてたら、予想外のタイトルがついてました。
原題は"Saving Silverman"というので、それで検索してたんです。なんでこんな邦題になったの?「マテリアル・ウーマン」??それだったらストレートに「セービング・シルバーマン」でいいんじゃないのかと素人は思うんだけど!もっと不思議なのは、"Evil Woman"という英タイトルもついてて、いったいどうなってるんでしょう、どれがホント?
ま、よくわかんないけど、見つかったから許しちゃう。
●マテリアル・ウーマン
Saving Silverman(2001)
〈ニールなあらすじ〉
ウェイン、ダレン、JDは幼なじみ。ともにスター、ニール・ダイアモンドの大ファンでコピーバンドまでやっている。ある日恋に弱気なダレンにクールビューティなGFが出来た。ダレンはすっかり骨抜きにされ、彼女の指令によって友達との交際も絶ってしまう。焦るウェインとJDは、親友を取り戻すべくある計画を実行する…。
・すっごいバカ。
・愛すべきバカ三人組は、ウェイン=スティーブ・ザーン、ダレン=ジェイソン・ビッグス、JD=ジャック・ブラックです。笑えるのはダレンを取り戻そうとする度にジュディス(ダレンのGF)に軽くあしらわれるウェインとJDのリアクションがまるっきり子供。わざとスタンドライトを曲げたり。
まぁ全編を通して、主人公がお子ちゃまなのが面白いんですが、みんなの設定と行動、やることなすことピントがずれててもう笑うしかないなと。
・ちょっとそれはブラックすぎるんじゃないかと思える箇所もあるけど、とにかく深い部分がまったくない話なので何も考えずに楽しめます。こうゆう浅いところだけを耕す話は作る方もけっこう大変だろうなあ。ヘタすると上滑りしちゃうしねぇ。アホに徹しているのが素晴らしい。役者もいいです。特に、よく見るとディカプリオをどうにかしたような顔してる、目覚めちゃったJD役のジャック・ブラック。こんな人絶対いるよ。
・ラストももちろん、んなアホなのハッピーエンディング。ニールも大活躍。
・俺たち若いんだぜ!若いってことはバカなのさ〜!とスカーっと叫んでいるいるよなハイテンション・コメディ。エロセリフ多数(でもやっぱりこどもレベル)。
・見終わっても何も残らないところが、また奥ゆかしいっす。
アメリカのケーブルで偶然見て以来、もう一度見たいと思って探していたんだけど、見つからなかったこの作品。日本未公開か〜と諦めかけてたら、予想外のタイトルがついてました。
原題は"Saving Silverman"というので、それで検索してたんです。なんでこんな邦題になったの?「マテリアル・ウーマン」??それだったらストレートに「セービング・シルバーマン」でいいんじゃないのかと素人は思うんだけど!もっと不思議なのは、"Evil Woman"という英タイトルもついてて、いったいどうなってるんでしょう、どれがホント?
ま、よくわかんないけど、見つかったから許しちゃう。
●マテリアル・ウーマン
Saving Silverman(2001)
〈ニールなあらすじ〉
ウェイン、ダレン、JDは幼なじみ。ともにスター、ニール・ダイアモンドの大ファンでコピーバンドまでやっている。ある日恋に弱気なダレンにクールビューティなGFが出来た。ダレンはすっかり骨抜きにされ、彼女の指令によって友達との交際も絶ってしまう。焦るウェインとJDは、親友を取り戻すべくある計画を実行する…。
・すっごいバカ。
・愛すべきバカ三人組は、ウェイン=スティーブ・ザーン、ダレン=ジェイソン・ビッグス、JD=ジャック・ブラックです。笑えるのはダレンを取り戻そうとする度にジュディス(ダレンのGF)に軽くあしらわれるウェインとJDのリアクションがまるっきり子供。わざとスタンドライトを曲げたり。
まぁ全編を通して、主人公がお子ちゃまなのが面白いんですが、みんなの設定と行動、やることなすことピントがずれててもう笑うしかないなと。
・ちょっとそれはブラックすぎるんじゃないかと思える箇所もあるけど、とにかく深い部分がまったくない話なので何も考えずに楽しめます。こうゆう浅いところだけを耕す話は作る方もけっこう大変だろうなあ。ヘタすると上滑りしちゃうしねぇ。アホに徹しているのが素晴らしい。役者もいいです。特に、よく見るとディカプリオをどうにかしたような顔してる、目覚めちゃったJD役のジャック・ブラック。こんな人絶対いるよ。
・ラストももちろん、んなアホなのハッピーエンディング。ニールも大活躍。
・俺たち若いんだぜ!若いってことはバカなのさ〜!とスカーっと叫んでいるいるよなハイテンション・コメディ。エロセリフ多数(でもやっぱりこどもレベル)。
・見終わっても何も残らないところが、また奥ゆかしいっす。
ビューティフルマインド
2004年1月28日 お気に入り映画ポンデリングが好きで、そればっかり食べてたら気分が悪くなってきた…。苦しい〜。なんでもほどほどにしなければ。
幕末にばかりトリップしてても何なので、ちょっと気分を変えてみよう。
●ビューティフル・マインド
A Beautiful Mind (2001)
〈あらすじは夢また夢〉
「僕には数学しかない」。全てを研究に傾ける男ナッシュ(ラッセル・クロウ)は、その才能ゆえにもがき苦しむ。親友チャールズに支えられMITに就職するが、やがて政府の諜報活動に協力する羽目に。ストレスのあまり挙動不審になるナッシュを心配する妻(ジェニファー・コネリー)が精神科医に告げられた真実とは…。
・面白い。こういう伏線と展開は好き。まんまと騙された。
・なんというかですね、話の内容自体に惹かれました。結局ナッシュは、彼の作り出した人物達と縁を切ることができなかった。いつまでも、いつまでも彼に干渉し続け、または遠くで見守り続けている。ナッシュも今では、それが非現実であることを理解しているけど、その非現実をリアルに体験している。
・空想によって恐怖を味わい(パーチャー)、またそれによって癒されもする(チャールズ)。人が生み出す力ってすごい。
・どう表していいか思いつかないけど、ナッシュの想像力の豊かさには感服した。本人の立場を考えると非常に辛いだろうと思うけど。
・ところで映画では実話をずいぶんとはしょっているらしいですね。実際のナッシュ博士のマイナスポイントが描かれていないとか。とにかく泣かせることに重点を置く制作者はプロだよねぇ。このラストで泣かないやつはいねーよなぁとか会議で言ってるプロデューサーの顔(知らないけど)が目に浮かぶ。かえって好感が持てます。
・あの人たちずっとナッシュと「いつでも一緒」なんだろうなぁ。微笑ましく思ってはいけないだろうか。紆余曲折のあと、問題を受け入れつつも自分のペースを取り戻して日常を生きていく。こういう話は好きだ。
・蛇足。ラッセル・クロウの腕が、腕がー。世界の中野浩一の太ももより太い(目測)。もうちょっと華奢だったらなぁ!オドオド演技は良かったけど。
幕末にばかりトリップしてても何なので、ちょっと気分を変えてみよう。
●ビューティフル・マインド
A Beautiful Mind (2001)
〈あらすじは夢また夢〉
「僕には数学しかない」。全てを研究に傾ける男ナッシュ(ラッセル・クロウ)は、その才能ゆえにもがき苦しむ。親友チャールズに支えられMITに就職するが、やがて政府の諜報活動に協力する羽目に。ストレスのあまり挙動不審になるナッシュを心配する妻(ジェニファー・コネリー)が精神科医に告げられた真実とは…。
・面白い。こういう伏線と展開は好き。まんまと騙された。
・なんというかですね、話の内容自体に惹かれました。結局ナッシュは、彼の作り出した人物達と縁を切ることができなかった。いつまでも、いつまでも彼に干渉し続け、または遠くで見守り続けている。ナッシュも今では、それが非現実であることを理解しているけど、その非現実をリアルに体験している。
・空想によって恐怖を味わい(パーチャー)、またそれによって癒されもする(チャールズ)。人が生み出す力ってすごい。
・どう表していいか思いつかないけど、ナッシュの想像力の豊かさには感服した。本人の立場を考えると非常に辛いだろうと思うけど。
・ところで映画では実話をずいぶんとはしょっているらしいですね。実際のナッシュ博士のマイナスポイントが描かれていないとか。とにかく泣かせることに重点を置く制作者はプロだよねぇ。このラストで泣かないやつはいねーよなぁとか会議で言ってるプロデューサーの顔(知らないけど)が目に浮かぶ。かえって好感が持てます。
・あの人たちずっとナッシュと「いつでも一緒」なんだろうなぁ。微笑ましく思ってはいけないだろうか。紆余曲折のあと、問題を受け入れつつも自分のペースを取り戻して日常を生きていく。こういう話は好きだ。
・蛇足。ラッセル・クロウの腕が、腕がー。世界の中野浩一の太ももより太い(目測)。もうちょっと華奢だったらなぁ!オドオド演技は良かったけど。
インファナル・アフェア
2003年12月21日 お気に入り映画昨晩、ヤワラちゃんと北の国からスペシャルをかわるがわる見てたら、消耗したー。
いやー、ヤワラちゃんと谷君自身による再現ドラマ、関係者でもないのに恥ずかしくて直視できなかったわ。指の間から見てしまいました(笑。
披露宴の中継までして、ヤワラちゃんもマスコミに踊らされて…と思っていたのですが、そうじゃなかったのね。
ヤワラちゃんは勝負師なのだ。いつだってマジなのよ。
結婚ぐらいじゃ動じないのよね、さすがだ。世界で勝負する人はスケールが違うぜ。
ある意味、女北島サブちゃんかも。まつりだまつりだ〜。 紅白みたいで良かったわ。
●インファナル・アフェアー
Infernal Affairs 無間道(2002)
〈気合のあらすじ〉
警察学校の優秀な生徒ヤン(トニー・レオン)と、マフィアの若者ラウ(アンディ・ラウ)。二人はそれぞれ上司の命令により、ヤンは潜入捜査官になり、ラウは警察内部に入り込む。
ラウは独自の情報を駆使し着々と出世、一方ヤンは長年の潜入生活に疲れを滲ませる。やがて互いの組織に裏切り者がいることが発覚するが、正体はわからない。彼らの対立は激化し、唯一ヤンの身分を知るウォン警部が殺害されてしまう。追い詰められたヤンは…。
・ウッ面白い(←あまりに面白いとウッとなりませんか)。ワクハラ(ワクワク・ハラハラ)のストーリー。最初のモールス通信のやりとり、携帯を使っての秘密情報、観客だけが真実を知ってる楽しさ。ここでぐっと引き込まれます。
・そうなると、主人公たちの気持ちにもすんなり入っていける。ヤンの孤独感、ラウの焦り、心理描写されている以上に想像をかきたてられる。
・けど女医さんと相愛だったのは、ちょっと驚いた。あんまり出番がなかったのに、いつそんなことになったんだろう。 続編で明かされるんでしょうかね。
・でも何が驚いたってやっぱりあれ、ウォン警部の…。トラウマになる(怯)。だが、おかげで窮地に立たされたヤンにグッと感情移入。しかし、同時に正体がばれそうになったときの、ラウの冷静を装った慌てぶりも良い。 またもや「ウッ」。
・最後の、エレベーター・ガッコンガッコン…。この結末には素直にビックリした。む、無間道…。
・そして濃いストーリーに軽い疲労と満足感を憶えて、映画が終了を迎えようとしたその時、バグパイプ隊が!屋上にお墓が!?んんー?
永代供養はどうやってするのか。
・そして更にエンディングテーマソングが!こ、これは?!なぜ、なぜに主役の二人がデュエット?強烈なインパクトを受けました。香港映画通の友人によれば、これは非常に普通なのだそうだ。おお。それで、これを聞くとさらに感動アップするんだそうです。そうなのか。私もそこまで自然に入り込めれば、通になれるかも。
どんと楽しんでくれ!という香港映画のエンターテインメントぶりは好印象でした。
・すでに無間道?、?と公開されているようなので、早く日本にも来ないかなぁ。
まさに無間道フルスロットル!
だけどマトリックスの例もあるので、続編は軽―く楽しむことにしよっと。
いやー、ヤワラちゃんと谷君自身による再現ドラマ、関係者でもないのに恥ずかしくて直視できなかったわ。指の間から見てしまいました(笑。
披露宴の中継までして、ヤワラちゃんもマスコミに踊らされて…と思っていたのですが、そうじゃなかったのね。
ヤワラちゃんは勝負師なのだ。いつだってマジなのよ。
結婚ぐらいじゃ動じないのよね、さすがだ。世界で勝負する人はスケールが違うぜ。
ある意味、女北島サブちゃんかも。まつりだまつりだ〜。 紅白みたいで良かったわ。
●インファナル・アフェアー
Infernal Affairs 無間道(2002)
〈気合のあらすじ〉
警察学校の優秀な生徒ヤン(トニー・レオン)と、マフィアの若者ラウ(アンディ・ラウ)。二人はそれぞれ上司の命令により、ヤンは潜入捜査官になり、ラウは警察内部に入り込む。
ラウは独自の情報を駆使し着々と出世、一方ヤンは長年の潜入生活に疲れを滲ませる。やがて互いの組織に裏切り者がいることが発覚するが、正体はわからない。彼らの対立は激化し、唯一ヤンの身分を知るウォン警部が殺害されてしまう。追い詰められたヤンは…。
・ウッ面白い(←あまりに面白いとウッとなりませんか)。ワクハラ(ワクワク・ハラハラ)のストーリー。最初のモールス通信のやりとり、携帯を使っての秘密情報、観客だけが真実を知ってる楽しさ。ここでぐっと引き込まれます。
・そうなると、主人公たちの気持ちにもすんなり入っていける。ヤンの孤独感、ラウの焦り、心理描写されている以上に想像をかきたてられる。
・けど女医さんと相愛だったのは、ちょっと驚いた。あんまり出番がなかったのに、いつそんなことになったんだろう。 続編で明かされるんでしょうかね。
・でも何が驚いたってやっぱりあれ、ウォン警部の…。トラウマになる(怯)。だが、おかげで窮地に立たされたヤンにグッと感情移入。しかし、同時に正体がばれそうになったときの、ラウの冷静を装った慌てぶりも良い。 またもや「ウッ」。
・最後の、エレベーター・ガッコンガッコン…。この結末には素直にビックリした。む、無間道…。
・そして濃いストーリーに軽い疲労と満足感を憶えて、映画が終了を迎えようとしたその時、バグパイプ隊が!屋上にお墓が!?んんー?
永代供養はどうやってするのか。
・そして更にエンディングテーマソングが!こ、これは?!なぜ、なぜに主役の二人がデュエット?強烈なインパクトを受けました。香港映画通の友人によれば、これは非常に普通なのだそうだ。おお。それで、これを聞くとさらに感動アップするんだそうです。そうなのか。私もそこまで自然に入り込めれば、通になれるかも。
どんと楽しんでくれ!という香港映画のエンターテインメントぶりは好印象でした。
・すでに無間道?、?と公開されているようなので、早く日本にも来ないかなぁ。
まさに無間道フルスロットル!
だけどマトリックスの例もあるので、続編は軽―く楽しむことにしよっと。