ポンデリングが好きで、そればっかり食べてたら気分が悪くなってきた…。苦しい〜。なんでもほどほどにしなければ。 

幕末にばかりトリップしてても何なので、ちょっと気分を変えてみよう。

●ビューティフル・マインド
A Beautiful Mind (2001)

〈あらすじは夢また夢〉
「僕には数学しかない」。全てを研究に傾ける男ナッシュ(ラッセル・クロウ)は、その才能ゆえにもがき苦しむ。親友チャールズに支えられMITに就職するが、やがて政府の諜報活動に協力する羽目に。ストレスのあまり挙動不審になるナッシュを心配する妻(ジェニファー・コネリー)が精神科医に告げられた真実とは…。

・面白い。こういう伏線と展開は好き。まんまと騙された。

・なんというかですね、話の内容自体に惹かれました。結局ナッシュは、彼の作り出した人物達と縁を切ることができなかった。いつまでも、いつまでも彼に干渉し続け、または遠くで見守り続けている。ナッシュも今では、それが非現実であることを理解しているけど、その非現実をリアルに体験している。

・空想によって恐怖を味わい(パーチャー)、またそれによって癒されもする(チャールズ)。人が生み出す力ってすごい。

・どう表していいか思いつかないけど、ナッシュの想像力の豊かさには感服した。本人の立場を考えると非常に辛いだろうと思うけど。

・ところで映画では実話をずいぶんとはしょっているらしいですね。実際のナッシュ博士のマイナスポイントが描かれていないとか。とにかく泣かせることに重点を置く制作者はプロだよねぇ。このラストで泣かないやつはいねーよなぁとか会議で言ってるプロデューサーの顔(知らないけど)が目に浮かぶ。かえって好感が持てます。

・あの人たちずっとナッシュと「いつでも一緒」なんだろうなぁ。微笑ましく思ってはいけないだろうか。紆余曲折のあと、問題を受け入れつつも自分のペースを取り戻して日常を生きていく。こういう話は好きだ。

・蛇足。ラッセル・クロウの腕が、腕がー。世界の中野浩一の太ももより太い(目測)。もうちょっと華奢だったらなぁ!オドオド演技は良かったけど。

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