胃もたれを乗り越えてついに、ミスドの景品を手に入れました。
でも、そんなにまでして欲しかったのかと言われれば、そうでもない。なんとなく、年に何回か集めてしまうんですよねー。
もう当分いいや。ゲプ。

●タワーリング・インフェルノ
The Towering Inferno (1974)

〈あらすじファイア!〉
サンフランシスコにそびえたつ「グラス・タワー」の落成日。ビルの135階ではオープニングパーティが開かれ、オーナーは得意満面。そんな中設計士のダグ(ポール・ニューマン)は配線資材の欠陥を発見。ダグの不吉な予感は見事的中、火災が発生する。火はあっという間に燃え広がり、ビル中パニックに。消防隊長オハラハン(スティーブ・マックイーン)は的確な判断で局面を乗り切ろうとするが、予想を上回る大惨事が待ち受けていた…。

・パニック映画の始祖鳥(?)と言われる映画だけあります。さすがに古くさい感はありますが、最近の映画のいやがおうにも盛り上げるBGMの挿入があまりないせいか、かえって怖いです。

・音がないぶん、ドキュメンタリーを見ているような感じもする。まるで実際に起きたことのように。

・オハラハン(←かわいい名前)がシブく落ち着いているので、もっとあわてなくてもいいのか?とハラハラ。しぶしぶパーティを中断するビルオーナーも『会場を一階に移して仕切りなおしましょう』って、アンタ…。キーッ、ハラハラ。

・パニックものには緊急の場をよけい混乱させる人物が欠かせないけど、それもこの映画の影響なのでしょうか。ここでは、どうにも救いがたい娘婿が大活躍(?)。しかも、無情なまでにもイヤな奴として描かれています。

・火災に巻き込まれる人々のストーリーが様々織り込まれているのですが、アメリカ人だなーと思うのは、別れのシーンに必ずチューするんだよねー。別にいいんですが、もういいから早く!早く逃げろ!と。志村後ろー!と同じ心境になります。

・映画をあまり知らない私でも、大物スターが総出演しているのがわかります。O.J.シンプソンはずっとニャンコを抱いていたのでしょうか。
マックイーンは任務に忠実な、情熱を秘めた男を演じていて、良かったです。あんな人が助けに来てくれたら、安心できる。

・ところでこの映画は、旧約聖書の「バベルの塔」の話をモチーフにしているんだそうです。慢心して高い塔を建てた人々が、神の怒りを買うという。なるほどねー。こういう角度から見るのも楽しいですね。

・ちょっと長いけどね。

・蛇足。かの名作『お父さんは心配症』の中にこの映画のパロディが載っているんだけど、映画を見てから読むと面白さ倍増。あーみんエライ。

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