沖田総司

2004年2月15日 日本もの
時代劇チャンネルで新撰組祭りをやっていたので、つい見てしまいました。

●沖田総司(1974)

〈粗すぎるあらすじ〉
沖田総司(草刈正雄)が新撰組で活躍し、京娘(真野響子)にほのかな恋心を抱きつつもひき裂かれ、病没するまでを描く青春ドラマ。

・エライもんを見てしまった。「沖田総司」。なんて分かりやすいタイトルなんでしょう。これは「草刈正雄」でも良かったんじゃないかと思うほど、正雄バクハツです。

・しょっぱなから、草刈さんがなにやら叫びながら走ってくる。青春真っ盛りー!この沖田は等身大の草刈正雄。ものすごく自然です。いや、正雄さんがですよ。なんで人気者の彼を、わざわざ時代劇の主役にしたのか謎ですが(ロン毛マジックをかけたかったのか)、とにかく当時草刈ファンはうっとりしたんだろうなぁと思いました。今見てもかっこいいもん。声がものすごく素敵。伊藤英明君に似てる。というより、彼が草刈さんに似てる。

・なんの野心も持たずひたすら土方・近藤についていく無邪気な沖田。キャラクター造形は、ほとんど「燃えよ剣」と一緒のようです。当時から司馬遼太郎氏の影響が濃かったのでしょうか。

・真野響子かわいいなぁ。こういう雰囲気のギャル(!)は、今あんまり見かけませんねー。池波志乃は昔からあのままのようだ。彫り物しておそば配ってそうだ(←そういう役柄を鬼平でやっていた)。

・しかしBGMがよくわからん。シリアスシーンでも呑気そうな音楽なのはなんでだろう。

・あっ、こんなところに西田敏行。

・試衛館があまりにもボロいのがおかしかったです。あれだけ貧乏所帯だったらそりゃ渡りに船で京都に行くわ。大河ドラマは「シティ派新撰組」で、ほんのりライムの香りが漂っているイメージなのですが、この映画では男所帯のむさ苦しさが感じられ、妙に納得しました。

・セブンティーズ青春時代劇です。懐かし〜気分になります。

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