Shallow Hal(2001)
〈"Get out"なあらすじ〉
ハル（ジャック・ブラック）は父親のいまわの際の言葉が忘れられず、女性を見かけで選ぶ男に成長。ある日彼は有名カウンセラーに催眠術をかけられ、容姿がまずくても心が清い女性に会うとなぜか超美人に脳内変換してしまうようになった。何も気づいていないハルは、町でみかけたナイスギャルのローズマリー（グウィネス・パルトロウ）をナンパする。最初は嫌がっていた彼女も次第にハルに心を開き、ハルは有頂天。このままハッピーエンドに？
・ジャック・ブラックでーす。これもドタバタコメディか？と思いきや…あれ、なんか違う。
・ハルの親友役にジョージ（ジェイソン・アレキサンダー）が出てる〜。ジョージは伝説のシットコム「サインフェルド」に出てくるキャラクターの一人です。この役柄がとんでもなく変わっていたので、きっとこの人はこれから脱出できまい、でもここで新しい面も見せてくれるかも、とちょっと期待していたのですが、いやぁジョージそのものでしたね。なんと安定したジョージっぷり！お見事です。というか、この人はこういう人なんだろう。（イレインのお得意のセリフなんかも言ってたし、パロディキャラなのかも）
・あ、これはアホコメディじゃない！と途中で気づくも、遅かった。おかげでハルが外見よりも心が重要ということを理解していくクライマックスで、盛り上がり損ねた。残念。
・人は見かけじゃないというシンプルなテーマで、それは確かなことなんだけどね。後味がちょっとビター。ローズマリーが一度も痩せたいと言わなかったことが、肥満が深刻な問題になっている今のアメリカ社会を皮肉ってる感じもします。実は社会派ドラマ。そんなことないか？
・ともあれグウィネス・パルトロウはかわいい。あのオシリは彼女のもの？違うよね？時々ジャック・ブラックがかっこよく見えたのは、私にも催眠術がかかってしまったからでしょーか。
・この邦題はキュートですね。原題どおり「浅はかなハル」とか「薄っぺらハル」になってたらイマイチか。でもハルの愚かぶりが主題だからなー、難しい。
・よいお話でしたが…もっとコメディ色が強くてもよかったんじゃないかなーとも思ったり。せっかくジョージも出てるんだし。
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