●ヒマラヤ杉に降る雪
Snow Falling on Ceders(1999)

〈じっと我慢のあらすじ〉
第二次大戦後のアメリカ。日系人の男に殺人の疑いがかかる。その妻とかつて愛し合った新聞記者(イーサン・ホーク)は、法廷で成り行きを見守りながら、苦い過去を逡巡する…。

・うーん。うううーん…。

・そういえば真っ向からのシリアスドラマを見るのはずいぶん久しぶりだった。日系人については興味があるところなので、真面目に見ました。だが微妙。なんでだろう。今は見るタイミングじゃなかったのかも。なんだか登場人物がみなふわふわしていて、半分消えかけているような…。戦争をまたいでの複雑な人間関係は丁寧に描かれてると思いました。

・イチゴ畑でフォーリン・ラブ。そうなのかなあ。ちょっとそこでつまずいてしまいました。でもボーイミーツガールはそういうもんか。

・イーサン・ホークは、どうしたのだ、というぐらい切ないですね。どうも日系人以外の登場人物も、日本人ぽいような気がします。回想シーンの海も、日本海っぽい。どっぱーん。

・なんだかみんな喉の奥に何か挟んでいるようなお話で、若干まだるっこしいのですのが、でも時代が時代だしな…。それはいいとしても、ラストはあっけなかったなあ。

・工藤夕貴は表情を作るのが上手い女優さんなのですが、思ったほど生かされてなかったのでちょっと残念です。切ないというより、「…」の間合いを読み解くのがヘビーなドラマでありました。おかげで気分は三角座り(体育座りとも言う)。

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