●フライド・グリーン・トマト
Fried Green Tomatoes(1991)

〈あらすじカフェ〜サスペンス風〉
ストレス気味のエブリンは、病院で出会った婦人に昔話を聞かされる。『駅前カフェ』にまつわる波乱に富んだ女性達の人生に耳を傾けているうちに、エブリンは徐々に自信を取り戻していく。そして、その話には重大な秘密が隠されていた。

・これも長い間見たいと思っていた映画です。見ない間に勝手にストーリーを作ってしまってました。こんな(ラストが)コワイ話だったなんて。

・エブリンとイジーという女性の話の二重構造になっていて、なかなか面白い取り合わせなのですが、特にエブリン(キャシー・ベイツ)の口を半開きにした表情とか、いかにも人は良いけど煮詰まってる主婦っぷりが良かったです。

・イジーみたいな人が味方についてくれると頼りになるだろうねぇ。この人、繊細すぎてはたから見てるとはらはらするけど、身内には徹底的に味方してくれる。ルースとイジーの関係はうらやましいかぎり。

・トマトの揚げたの、あんまりクローズアップされなかったのでもっとよく見たかった。作るの簡単そうだから今度やってみようかな。でも畳の部屋で食べてもなぁ雰囲気出ないしネ。

・エブリンが立ち寄るスーパーマーケットが『なんとかBeef』って名前だった。ダイレクトなネーミング。実際アラバマにはあるのかしらん。それから彼女の通っていたセミナー、笑えるけど、本当にあるんだろうなーああいうのって。

・差別・DVなどシリアスな問題などを絡ませつつも、エピソードが童話的な話で、最終的にはほっこりするエンディングかと思いきや、予想を裏切る『女達の完全犯罪』。ギャー!なんてほっこり。まぁしかし考えてみれば童話には残虐性はつきものだし、これが揚げトマトの(かなりキョーレツな)スパイスなのかも〜?

・だけど私がもしエブリンで、イジーに傾倒していたとしても、あの告白を聞いて「ウフフフ」なんて笑える度胸があるかどうか。とてもさわやかに終わっちゃったけど、あのあとイジーを連れて帰ったら、エブリンの旦那さんはど〜するのかなぁ。

・ほほぅ、と頷くお話でした。南部の雰囲気がなんとなくわかった。かな?

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