●コンフェッション
Confessions of a Dangerous Mind(2003)
〈あらすじショウ〉
60年代アメリカ、テレビ業界での成功を夢見るチャックは、突如スナイパーにスカウトされる。殺し屋と敏腕プロデューサーの二足のわらじ。やがて二つの生活が干渉し始め、チャックに激しい苦悩が訪れる。
・あるプロデューサーの告白本を元にしたというこの話、誰もがその信憑性を疑うようなキテレツな内容。昼はテレビマンで夜はヒットマンなんて、働き過ぎでしょう。
・しかしチャックがたいした葛藤もなくあっさり殺し屋家業に入っていくあたり、これは「実話」じゃなくて、あくまでも「告白」だなと思いました。告白だったら都合の悪い部分ははしょれるから。
こういう素材だと、もっとスリリングでハプニング続出で「ありえない」部分を強調するのが常道だと思うんだけど、これは主人公の心理をクローズアップ。
・主人公が悪循環(悩む→殺す→スッキリする→落ち込む…)に陥る描写が続くのですが、コマ運びがオシャレな分、かえって淡々とした印象になり、彼の考えていることが今ひとつわからない。
んが、もしかしてこの映画が彼の告白の真実性を問うものならば、これでいいのかも。だからわざと謎が深まるようにしてるのか?
・観賞後の感想を持ちにくい話だけど、悪くはないと思います。どう悪くないかというと、こういう二重生活を強いられた人の苦悩(しかも本人が選んだ)を見せられて、そんなこと知ったこっちゃないがな、という点と、耐え難いプレッシャーを描きながら、どこか他人ごとでひょうひょうとしているところが食えないかなと。
・サム・ロックウェルのおしり丸出しシーンがけっこう多い。この人はチャラチャラした役が上手いのでしょうか。マッチスティックメンも良かったよ。脚本は「アダプテーション」のチャーリー。またキミか。禿げそうになりながら書いたのか?辛いじゃないか。
・チャックのヒットマン姿がだんだん様になっていくのが面白かった。虚構の住人は、シチュエーションに馴染むのが早い。最後あたりほんとのスパイものみたいだったし。
・ほーら嘘ですよーと広げられた風呂敷を覗いてる感じです。監督(クルーニー)の60年代テレビショウへのノスタルジーも感じられる。
実はキダ・タローが凄腕の殺し屋だった!?みたいなものでしょうか(まったく違うけど、ひょっとすると…そうだったら笑えるというあたり)。
Confessions of a Dangerous Mind(2003)
〈あらすじショウ〉
60年代アメリカ、テレビ業界での成功を夢見るチャックは、突如スナイパーにスカウトされる。殺し屋と敏腕プロデューサーの二足のわらじ。やがて二つの生活が干渉し始め、チャックに激しい苦悩が訪れる。
・あるプロデューサーの告白本を元にしたというこの話、誰もがその信憑性を疑うようなキテレツな内容。昼はテレビマンで夜はヒットマンなんて、働き過ぎでしょう。
・しかしチャックがたいした葛藤もなくあっさり殺し屋家業に入っていくあたり、これは「実話」じゃなくて、あくまでも「告白」だなと思いました。告白だったら都合の悪い部分ははしょれるから。
こういう素材だと、もっとスリリングでハプニング続出で「ありえない」部分を強調するのが常道だと思うんだけど、これは主人公の心理をクローズアップ。
・主人公が悪循環(悩む→殺す→スッキリする→落ち込む…)に陥る描写が続くのですが、コマ運びがオシャレな分、かえって淡々とした印象になり、彼の考えていることが今ひとつわからない。
んが、もしかしてこの映画が彼の告白の真実性を問うものならば、これでいいのかも。だからわざと謎が深まるようにしてるのか?
・観賞後の感想を持ちにくい話だけど、悪くはないと思います。どう悪くないかというと、こういう二重生活を強いられた人の苦悩(しかも本人が選んだ)を見せられて、そんなこと知ったこっちゃないがな、という点と、耐え難いプレッシャーを描きながら、どこか他人ごとでひょうひょうとしているところが食えないかなと。
・サム・ロックウェルのおしり丸出しシーンがけっこう多い。この人はチャラチャラした役が上手いのでしょうか。マッチスティックメンも良かったよ。脚本は「アダプテーション」のチャーリー。またキミか。禿げそうになりながら書いたのか?辛いじゃないか。
・チャックのヒットマン姿がだんだん様になっていくのが面白かった。虚構の住人は、シチュエーションに馴染むのが早い。最後あたりほんとのスパイものみたいだったし。
・ほーら嘘ですよーと広げられた風呂敷を覗いてる感じです。監督(クルーニー)の60年代テレビショウへのノスタルジーも感じられる。
実はキダ・タローが凄腕の殺し屋だった!?みたいなものでしょうか(まったく違うけど、ひょっとすると…そうだったら笑えるというあたり)。
コメント