●めぐり逢えたら
Sleepless in Seattle(1993)

〈あらすじで待ってる〉
優しい婚約者がいながら迷っているアニー。ラジオから聞こえてくる身の上相談になぜか心が奪われて…。

・メグも若いしトムも細長い。約10年前の映画だけど、なんだかもっと昔のような感じがした。以前に見たときは、全体的にふーんという印象しかなかったけど、今回はトム・ハンクスに自然と目が行きました。

・ほんとは自然体じゃないんだろうけど、ほんとナチュラルに見える。デートしようと躍起になってるとことか、息子に「氷の微笑が公開された時、どんなに男達をビビらせたかわかるか!」って言ってるとことか。ああ、あのシーン面白かったなーと見終わってだいぶ経ってからふと思い出すのがいいですね。

・メグ側の話は、メグ・ライアンだから成り立っているのだなぁ。この人は、たいていの話で、よくキーっとなってたりドジ踏んだりしつつ、それでも「んもうメグったら!」みたいな得なキャラクターだけど、この時代はまさにぴょんぴょんしてる元気さがあって、ちょっと目を細めてしまった。
何でかというと、ウソかホントかメグの顔の変貌写真をネットで見てしまって、時間の重みを感じたからです…。
しかし加齢だけは誰も免れないからのう。決してマイナスではないと思うのですが。特に彼女のような役柄が主軸の場合。

・ ビル・プルマンの立場って一体。すごいいい人じゃん。
いい人では物足りなくて、刺激的な男性に走るっていうパターンがあるけど(そしてよく不幸になる)、いい人からいい人に乗り換える(ちょっと嫌な表現)とは。やはりデスティニーなんですね。次の運命の人もいい人かも。
運命って「巻き込まれる」とか「激しい」イメージが伴うけど、こういうプチ運命で人生は成り立ってるのかなぁ。
運命って何だっけ。

・アメリカでは、何かのきっかけで人生をやり直したい時、シアトルで出直そうとする人が多いと聞きましたが、本当なんでしょうか。

・クヨクヨすることもあるけど、そこで歩みを止めないのが人間なのだなー。うんうん。

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