●アダルト♂スクール
Old School(2003)

〈あらすじオブサイレンス〉
ひょんなことからキャンパス内に住むことになり、なぜかフラタニティを新設してしまったミッチたち。青春の日々を取り戻しパーティ三昧。だけど大学側に睨まれて大ピンチ、麻酔銃も刺さっちゃう。

・うーんどうでしょう。面白いことは面白いけど、笑った顔が美川憲一みたいな表情になってしまう。つまり口の端がちょっと吊るような。変なところでエロいし、なにげにかなりブラックだし。

・フラタニティってほんとにあんなのかなぁ。rushってあんなの?でもあんな感じなんだろうなーとちょっと納得、多少の誇張はあるとしても。感覚としてよくわからない存在だったので、垣間見られたのはウレシイ。

・しかし特筆すべきは、とにもかくにもウィル・フェレルです。
なんかもー、この人おかしすぎる。この人のおかげか、すっとぼけ感が炸裂、コメディというよりコントの領域。彼がプールに落ちるとこ、「卒業」のパロディなんですね。ばかばかしくて激しく可笑しい。彼に釘付け。
目が素なんだよなぁ。いいなぁ。

・全体的に、半テンポずらしたようなところで思わず生じる笑いは、ちょっと香港っぽいかも。後半少林サッカーみたいな展開だし。

・ジュリエット・ルイスが!ミスターに見えてしまったんですけど。ゴメン、でもなんか顔半分青くない?

・残念なのは、あんまり日本人にはフラタニティ自体に馴染みがないので、細かいところで「あーそうだ大学ってこんな感じだった…」というキャンパスライフを回顧するツールになってないこと(というかアメリカ人にはなっているのか?)。んが、普遍的に青春てワンツースリージャンプ(by岡村靖幸)だし、へーそういう感じなんだねアメリカは、という点では興味深かったです。

・オマケに「アクターズスタジオ」のパロディが収録されているのですが、これがまた笑える。
やっぱりオカシイよウィル・フェレル。

・しかしやっぱりこの邦題は微妙だ。考えた末だろうなという気はするけれど。

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