なにもかもがみな懐かしい…(滂沱)。

冬の一人(懐かし)アニメ祭り。

●さらば宇宙戦艦ヤマト(1978)

〈あらすじ宇宙病〉
地球に不気味に近づく白色彗星。破滅の危機を救うのは廃艦寸前のヤマトしかない。使命に燃えるクルー達は再び大宇宙に飛び立つ。

・この昔の大ヒットアニメ、なんと言っても印象深いのは白色彗星のテーマ音楽です。パイプオルガンのやつ。あれにはキョーレツなインパクトがあった。
友達とピアノで弾いて白色彗星ごっこ(?)をしたものです。

・改めて見ると、この当時当たり前だと思ってたけど、ヤマトの乗組員が全員日本人だというのに時代を感じた。ハードが大和だからおかしくないけど、昨今のSFだと国籍が曖昧な人たちが活躍することが多いから、かえって新鮮だったり。そういう無邪気さは今の時代無くなりましたね…。

・それと合わせてこの物語の展開には色々と考えさせられる。
良いとか悪いとかじゃなくて、ひとことで言うと今の時代からすれば「古い」んですが、そうかといって自己犠牲に美しさを見いだすマインドが消失したかというとそうでもないし、むしろ廃れることがないフォーマットとして受け継がれて行くのだろうなぁ。しかしここまで美化されることはもうなさそう。

・トータルで見るとちょっと(かなり)長い。もう少しコンパクトにまとまってたら見やすいのに。
とにかく前のシリーズに対するノスタルジーから始まって、全編そのムードが貫かれてるから、さすがにノスタルジー愛好家の私にもちょっと辛い。見終わると全身セピア色になります。
死んだと思わせといて生き返ったりする強引な劇場版ヤマトシリーズですが、私の中ではこれで終わり。さらばヤマト。

・蛇足。時々デスラー総統に妙な色気があるのは、絵コンテが安彦良和氏だから?そういうのって関係あり?

・今年のノスタルジーはこれで打ち止め。

・皆様よいお年を。

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