交渉人

2005年1月8日 アメリカもの
●交渉人
The Negotiator(1998)

〈あらすじ立てこもり〉
凄腕の人質交渉人ダニーは仕事もプライベートも順風満帆。だがある日相棒が何者かに殺され、犯人の濡れ衣を着せられる。自らの潔白をはらすべく、彼は立場を逆手にとって危険な賭けに…。

・S.L.ジャクソンは非常に印象深い顔をしているので、ただでさえ脇役であっても目立つのに主役と来た日にゃー目が釘付けになってしまいます。もはや顔が芸の域。

・こうなったら面白いのになぁ、と観てる側が予測する一歩先を見せてくれる物語展開なので、とても気持ちが良いです。意外性よりも、型どおりの面白さ。しかし交渉人と言うモチーフが良かったので、それがかえってスリリングでした。
主役自身にスリルがあるし。

・ダニーが実は汚職に関わっていた、と言うような設定だったら、もう一人の交渉人(K.スペイシー)との丁々発止が更に盛り上がったのではないかと思うけど。せっかくダニーを本心が読みにくい役者が演じているのだから。セイビアンが最初からダニーに同情的だったから、すんなりいきすぎな気もしないでもないのです。

・しかし円満解決したとは言え、いきなり腹を撃たれてるのに笑えるダニーはさすが。しかもS.L.Jならそんなに痛くなさそうに見えるのはなぜ。

・自分の身を必死になって守ろうとする姿に共感。途中で諦めちゃだめなのよね。

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