魔法使いハウルと火の悪魔
2005年2月25日 読みもの
まだまだ勢いが衰えない様子のハウル。
そうなると、そこまで盛り上がるほどの話だったかな?はて。
と思ったりしますが、時流に乗るというのはこういうことかも知れない。
遅まきながら原作を読んだので、映画と原作についての感想を少々。
セリフや動きは映画の声とキャラクターで脳内再生してしまいました。仕方がないですね。
原作は映画とはかなり話が違います。
しかし不思議なもので、大筋では帳尻があってるし雰囲気も出てる。
「空中城」と「ラブストーリー」部分を抽出したのが宮崎バージョン。
映画では説明不足な部分、つまりいきなり二人が相思相愛になったかのように見える展開も、元を読むとエピソードを積み重ねてるおかげで自然な成り行きになっているのがわかるんだけど。
ウーン、結局のところ映画のほうの主役はやはり城なんだろうな。
軍事要塞として城を見ると、あーゆうテーマに変換せざるを得なかったのか。
初っぱなソフィーをハウルに一目惚れさせたのは話を早く動かすウマイ手だとは思うけど、しかし願わくば以下の点が映画に取り入れられてると良かったのに。
すなわち
1)ウェールズ出身のハウル
2)長女であることにこだわるソフィー
3)ソフィーの家族
あと人間犬(って字面が妙にリアルで恐いんですけど。dog-manだし。ヒンなのか?)。そうなると原作に沿った作りになるか。
1)は特に面白い設定なのでもったいない。大魔法使いが実は現実世界出身だなんて楽しいし(私だったらそこに想像の翼を広げる)、伝統的おとぎ話の法則に拘るソフィーも描いて欲しかったけど、これはまー仕方ないですね。物語のどの部分に揺れ動かされるかは、人それぞれだからねぇ。
結論としてはどちらも面白いですが、あのキャラクターで原作通りのストーリーも見てみたかったな…と言っても詮無いことですけども。
いずれにせよ、どの場合も原作と脚色の関係は緊張感があってなかなか面白いものです。
原作読んだおかげで7リーグ靴を知りました。ファンタジー世界ではメジャーなアイテムなのですね。
どんくさいから私だと一生止まれないだろう…。
ISBN:4198607095 単行本 西村 醇子 徳間書店 1997/05 ¥1,680
そうなると、そこまで盛り上がるほどの話だったかな?はて。
と思ったりしますが、時流に乗るというのはこういうことかも知れない。
遅まきながら原作を読んだので、映画と原作についての感想を少々。
セリフや動きは映画の声とキャラクターで脳内再生してしまいました。仕方がないですね。
原作は映画とはかなり話が違います。
しかし不思議なもので、大筋では帳尻があってるし雰囲気も出てる。
「空中城」と「ラブストーリー」部分を抽出したのが宮崎バージョン。
映画では説明不足な部分、つまりいきなり二人が相思相愛になったかのように見える展開も、元を読むとエピソードを積み重ねてるおかげで自然な成り行きになっているのがわかるんだけど。
ウーン、結局のところ映画のほうの主役はやはり城なんだろうな。
軍事要塞として城を見ると、あーゆうテーマに変換せざるを得なかったのか。
初っぱなソフィーをハウルに一目惚れさせたのは話を早く動かすウマイ手だとは思うけど、しかし願わくば以下の点が映画に取り入れられてると良かったのに。
すなわち
1)ウェールズ出身のハウル
2)長女であることにこだわるソフィー
3)ソフィーの家族
あと人間犬(って字面が妙にリアルで恐いんですけど。dog-manだし。ヒンなのか?)。そうなると原作に沿った作りになるか。
1)は特に面白い設定なのでもったいない。大魔法使いが実は現実世界出身だなんて楽しいし(私だったらそこに想像の翼を広げる)、伝統的おとぎ話の法則に拘るソフィーも描いて欲しかったけど、これはまー仕方ないですね。物語のどの部分に揺れ動かされるかは、人それぞれだからねぇ。
結論としてはどちらも面白いですが、あのキャラクターで原作通りのストーリーも見てみたかったな…と言っても詮無いことですけども。
いずれにせよ、どの場合も原作と脚色の関係は緊張感があってなかなか面白いものです。
原作読んだおかげで7リーグ靴を知りました。ファンタジー世界ではメジャーなアイテムなのですね。
どんくさいから私だと一生止まれないだろう…。
ISBN:4198607095 単行本 西村 醇子 徳間書店 1997/05 ¥1,680
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