カロリーメイトのCMオンエアまで待ちきれないので、その間にキーファーの復習を。

●ヤングガン
Young Guns(1988)

〈あらすじは仲間〉
1878年ニューメキシコ。悪名高いビリー・ザ・キッド、その仲間達の葛藤と暴走の青春を描くニューウェスタン活劇。

・コレ劇場で見たんだよなあ確か。見ているうちに思い出しましたが、私はルーのファンだったのでした。忘れてた。「ラ・バンバ」懐かしー。しかし今見返してみると。

・ギャー!
カワイイ!キーファーが!!
どうしたことか今更ながらドキドキしてしまいました。遅い、遅いよ。しかしすごいな!ジャック効果は。
それでもってやっぱりルーはステキ、二次元的なかっこよさ。決まりすぎ。
そしてエミリオ。誰かに、誰かに似ている…。……森進一?(スミマセン)

・ほとんど西部劇というものを見たことがないので、一体どういう世界観とお約束ごとがあるのかちょいと不明なのですが、若手の人気者を西部劇に出してワーッとやっちゃいましょう、という企画(かどうかは知りませんが)にしては勢い任せではなく、練られている印象。
よく『キャラが立っている』なんて言うけど、その辺り苦心してあって役者の雰囲気とバッチリ合ってる。

・ワルにも理由があるというわけですが、しかしこのビリー像、私はちょっとついて行けなくて『がんばれー』という気持ちに成りがたかった。その点エミリオも気を遣ったらしく、(インタビューで)共感を呼ぶために敵を倒す痛快さに観客を引き込もうとした、と言ってましたが。分岐点はそこら辺かな。その努力は別の形で実ったかも。
というのは無邪気なアウトローぶりが冴え渡りすぎて、よけいコワイ。熱いハートをもった冷酷無比なビリー。ややこしい男。しかも弁が立つ。妙なヘリクツ理屈をこねて離れようとする仲間を引き留めるし。彼の論理にいつのまにやら染まってる"pals"。迷いがないビリーはカッコイイんだけどね。

・カッコイイといえば、オープニング。
それとクライマックスのびっくり箱から飛び出すビリーと馬を操るチャベズ!
チャーリー・シーンの倒れざま。お手本のよう。
しかし一番かっこよかったのはチャーリー(役柄のほうです)かも。瀕死で銃を構えて、笑って倒れる姿は泣ける。

・↓ここからはキーファーの話。

映像特典でインタビューに答えるキーファーは、言うまでもなく若い。今から17年前かー。ヒー。自分の上に通り過ぎた年月の重みも感じてしまうのですが、それはさておき、この寝起きのような頭にフツーのTシャツ着た、いかにもそのあたりのモールを歩いてそうな兄ちゃんがこの数年後一生言われるであろうジュリア・ロバーツとのすったもんだがあって、アトスになって(これは重要!)紆余曲折、死んでも死なないフェデラルエージェントとなり大人気を博すことになろうとは、お釈迦様でも気がつくまい…。
24で邂逅しなければ、こうやって遡ろうとは思わなかったわけだから不思議なもんだ。
しかし現在の彼が年相応のいい顔をしているのを見ると、同じような世代としては単純にがんばって欲しいなーと思うのであります。
(でもどうせなら今「カワイイ!」と言うんじゃなくて、当時「カッコイイ!」と思いたかったわ。複雑…)
そうそう、チャーリー・シーンはインタビューで「僕はもう金輪際馬には乗りませんから」て断言してたのに(馬と相性が悪いらしい)、結局「三銃士」で乗ってるから笑えた。だからなんとも言えない堅い顔(いつも?)してたのかしら。

・この映画では最初から最後までキーファーは出ずっぱり。ホクホク。
とくに最初のライフル構えて"Howdy!"の顔にはもう…。ウッ。
コートの長さも、ボサ毛具合も丁度よろしいし、ありがとう!(言葉に詰まると礼を言います)
エミリオのシャツはおじいちゃんが着ていたラクダっぽかった…。
それにしてもちょっと声をかけられれば銃を抜き、目が会えば発砲て、命がいくつあっても足りないよー。

・蛇足。ドクのGFが囲い主に「チャイナー!」と呼ばれてたけど、もし日系なら「ジャパーン!」なんでしょうかね。

・次に続きます。多分。

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