●レディダルタニアン 新・三銃士
La Femme Musketeer(2004)

〈あらすじは一つ再び〉
伝説の銃士ダルタニアンの娘バレンタインは父の跡を継ぐべくパリへ。そこで枢機卿と国王の派閥争いに巻き込まれるも、三銃士の息子達に助けられつつ危機脱出、大団円に。三銃士の次世代物語。

・見ている内に、なんだかソープオペラみたいな作りだなぁと思っていたら、これはテレビドラマだったのですね(by IMDb)。いかにもCM入りますという場面転換多数だと思った。
それで目玉はマイケル・ヨークが前作さながらダルタニアンとして出演!
んが!

・お、おじいちゃん…!
「三銃士」及び「四銃士」で溌剌としていたダルタニアンに「うっ」だった私は、ちょっとショック。んがすぐ気を取り直した。年月を経れば外見が変わるのも当たり前、よく見ればあの可愛い笑顔はそのままでした。
ま、主人公はバレンタインなので、あまり活躍はされませんでしたが、前作を思い起こさせるシーンも多く楽しめる。

・ストーリーもシンプルで、「三銃士」をなぞらえたもの。
しかしアクションシーンにコマ送りの早回しみたいなテクニックを使ってて、スピード感があるのはいいけど見づらいがな!色味も調整してあるのか、かなり美しく鮮烈だけど、かえってリアリティを失ってるような気もする。良くも悪くもゲームっぽい雰囲気。サクサクって感じ。
どうせやるなら、映画版のように重厚かつコミカルに、それでいて飄々とした作りにしてくれたら嬉しかったのだが…残念。

・バレンタインは美人。三銃士の息子ズ、西部劇みたいなんですが。
あと、ここに出てくるチュニックは今ひとつですな。くるみボタンもないしさ。
ジェラール・ドパルデューの枢機卿、ジーコみたい…。

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