●ザ・ミッション 非情の掟
The Mission鎗火(2000)

〈仁義のあらすじ〉
命を狙われた裏社会のドン。ボディガードに召還された凄腕男5人衆。静かで激しいプロ同士の戦いが始まった。

・カッコイイー。ひゃーかっこいいー!うわーカッコ(永遠に続く)

・香港映画に共通する腹の底から熱いものがこみ上げてくる感覚、たとえノワールだのスタイリッシュだの枕詞をつけても、良い意味での生臭さ、泥臭さが本能にびしばし伝わってくる。それが心地良い興奮に繋がるのですね。

・全編通して殆どセリフなし。銃撃シーンにも妙な静寂と間が漂い臨場感を出す。登場人物についての情報も乏しいが、なぜか最後には親しみすら抱いているという……うーん上手いねこりゃ、まいったよ。

・アンソニーやらフランシスという名前からは、どうしてもフリルのブラウス…薔薇の花びら…貴族の狐狩りとかまったりしたものを連想してしまうのでが、それが男気120%を演じるいかつい俳優の名だと思うと、背筋がシャンと伸びる思いです。でも瞳は澄んでいるので、あながち遠くもないかも……フリルから。

・姐さんが目の前で撃たれて『ええっウソ!』みたいな顔を、けれどあまり表情を崩さずにしてたのが上手い。あのいつもピーナツ食べてた人。

・ところで、
行きつけの美容院のオーナーが、アンソニー・ウォン扮する美容師兼殺し屋にそっくり。
今度会ったら上目遣いで見てしまうかも……。

・あのテーマ音楽、なんてキャッチー。三日は頭から抜けません。パーパーパパーパパパパパー♪

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