冬の懐かしアニメ大会。
(いつも大会と言いつつワンシーズンに一作ぐらいしか見ていないのだが)

●じゃりン子チエ(1981)

〈まぁるいあらすじ〉
大阪の下町に住むチエちゃんと家族(with猫)、周囲の人たちとの人情溢れる日常日記。

・映画版は見たことなかったけど、監督が高畑さんで作画が大塚康生さんだったのですね(宮崎さんは?)知らなかった。しかしそうやって見るとテツがダイス船長に、気を抜くとチエちゃんがラナに見える。
アニメのことは良く知らないですが、これは監督が出崎さんだったり(ex:止め絵で雷ガラガラ!臨場感溢れるジュニア対小鉄)富野さんだったり(ex:身の上を嘆いて内面世界に閉じこもるチエちゃん)したらニュアンスが変わってただろうなぁ(←そんな作りになるわけないやろとは思うけど、ま、イメージで)。
原作の風味が最大限に生きています。
というか、そのまんま。

・声優陣に上方芸人がずらり。
テツの西川のりおは不動ですが(ここまでピッタリの声があろうか)、唄子啓助、阪神巨人、紳助竜介などなど。好きなキャラは百合根はん(お好み焼き屋)なのですが、声は芦屋雁之助だす。シブイ。おいしかるかる〜♪仁鶴師匠は花井先生役。いいですね。絶好のキャスティング。
声が目当てで見たので、堪能した。
なかでもジュニア=横山やすしが、どこまで舌回すねん、というほどロレツが回ってて痛快でした。さすがの説得力。

・たまに読み返したくなるチエちゃん、もうとっくに終わってるらしいですが最終回まで読んだことがない(20巻ぐらいまでしか)。でもすごいどんでん返しがあるわけでもないだろうし、ま読まなくてもいいか、という安心感を与えてくれるのがこのマンガの懐の深さのよーな気がします(勝手な言い分)。

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