少女時代から好きな漫画、アタゴオル物語(ますむらひろし)。

この作品は時代と掲載雑誌を越え、
「アタゴオル玉手箱」「アタゴオルは猫の森」「アタゴオル外伝(これは読んだことがない)」など、たくさん出版されていますが、私が特に好きなのは初期の「アタゴオル物語」です。

この漫画の登場人物、ヒデヨシがかつてハウスのシチューのキャラクターに採用されていたので、覚えている人もいるかもしれない。
そのころぬいぐるみも発売されていたので、いまでも大切に持っています(ウソ。この間見たらホコリ被ってた)。

とにかく傍若無人の猫、ヒデヨシが秀逸。
初期の絵柄には奥行きと広がりを感じ、架空の場所・アタゴオルののびのびとした空気に触れられるような気がして楽しい。

自分の誕生日を知らないヒデヨシが、ネズミトランプ(←そういうのがある)でそれがわかると知り、誕生日に何がしたいか聞かれると:

「踊るのよー。一晩中踊り続けるのようー!」

(↑すごい大ゴマのアップで)

と叫んだあとのテンプラ(ヒデヨシの仲間)たちの妙な間が忘れられません。
また読み返そうっと。

真夏と真冬のエピソードが多いので、今の時期にはぴったり。

あと「コスモス楽園記」も好き。
ちょっと作者の文明批判的な部分が見えすぎますが、ロバス島行きたい。この季節特に。
そしてジョジマアルワイン飲みたい。

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