●アダプテーション
Adaptation(2002)
〈進化するあらすじ〉
脚本家チャーリーが手がけているのは、幻のランについてのノンフィクション。しかし思うように脚色できず自信を失い四苦八苦。お気楽な双子の弟の後押しで、原作者に対面しようとするが…。
・んー敷居が高いの?入り口はどこ?
・これはイチゲンさんお断りなのか?とちょっと暖簾をくぐるのをためらって中に入れば、特に冷たくあしらわれるでもないけど、ちやほやされることもない、ちょっとおしりがむずむず…というような雰囲気の映画(わかりにくい?)。
・「主人公が何も得ない話」はだめなのか、と劇中チャーリーが力説していたけれど、結局終盤は怒濤のアクションシーンで、しっかり主人公が新たな一歩を踏み出しているあたりアイロニーなんでしょうか。わかる人にはわかるんだよね…的な展開だなぁ。アンチハリウッドなのかなー。どうなんでしょう。
・ドナルドって一体なに。ニコラス・ケイジを画面に二人映したかったのだろうか。確かにかなり効果的。それならばいっそ増殖させても良かったのでは。2人のニックが3人のニックに〜♪
・しかし今回のニコラス・ケイジは困っていたどころではありませんね。追い詰められてくにゃくにゃしてる彼を見るのが好きなので、その点すごくオトクでした。しかも死んでるし。死んでるニコラス・ケイジもわりと好きだ。
こわ。
・「お前なんかただのヤク中のおばはんじゃー」(要約)とチャーリーがキレるところは良かった。こういうお約束の反撃はすっきりします。あと事故のシーン。前後の確認は怠ってはならない。
・adaptationという言葉をモチーフに、ある脚本家の頭の中でランダムに羅列してあるアイディアを一個づつ見せて貰ったという印象。人って色んなことを考えてるんですねぇ。
「マルコビッチの穴」も見ないといけませんね。
・なんかわからんけどこのムードは嫌いじゃないです。敷居があるとかまえてしまうのは自分でした。エッシャーの騙し絵みたいな話です。
Adaptation(2002)
〈進化するあらすじ〉
脚本家チャーリーが手がけているのは、幻のランについてのノンフィクション。しかし思うように脚色できず自信を失い四苦八苦。お気楽な双子の弟の後押しで、原作者に対面しようとするが…。
・んー敷居が高いの?入り口はどこ?
・これはイチゲンさんお断りなのか?とちょっと暖簾をくぐるのをためらって中に入れば、特に冷たくあしらわれるでもないけど、ちやほやされることもない、ちょっとおしりがむずむず…というような雰囲気の映画(わかりにくい?)。
・「主人公が何も得ない話」はだめなのか、と劇中チャーリーが力説していたけれど、結局終盤は怒濤のアクションシーンで、しっかり主人公が新たな一歩を踏み出しているあたりアイロニーなんでしょうか。わかる人にはわかるんだよね…的な展開だなぁ。アンチハリウッドなのかなー。どうなんでしょう。
・ドナルドって一体なに。ニコラス・ケイジを画面に二人映したかったのだろうか。確かにかなり効果的。それならばいっそ増殖させても良かったのでは。2人のニックが3人のニックに〜♪
・しかし今回のニコラス・ケイジは困っていたどころではありませんね。追い詰められてくにゃくにゃしてる彼を見るのが好きなので、その点すごくオトクでした。しかも死んでるし。死んでるニコラス・ケイジもわりと好きだ。
こわ。
・「お前なんかただのヤク中のおばはんじゃー」(要約)とチャーリーがキレるところは良かった。こういうお約束の反撃はすっきりします。あと事故のシーン。前後の確認は怠ってはならない。
・adaptationという言葉をモチーフに、ある脚本家の頭の中でランダムに羅列してあるアイディアを一個づつ見せて貰ったという印象。人って色んなことを考えてるんですねぇ。
「マルコビッチの穴」も見ないといけませんね。
・なんかわからんけどこのムードは嫌いじゃないです。敷居があるとかまえてしまうのは自分でした。エッシャーの騙し絵みたいな話です。
大阪空港で車を停車場で待ってて、ふと横を見ると安田大サーカス(の一気飲みするヒト)が立っててビビった。どっから出てきたんだというぐらい突然現れたので。もうちょっと待ってたら全員揃ってたかなぁ。ビックリオカシかったです。
……
「トキオ」を見てるんですが。NHKで夜15分づつ放送してるドラマです。原作がわりと面白かった記憶があるので、楽しみにしてたんだけど、うーん別の意味で面白かったりして。
現在と過去を行ったり来たりしてて、物語構成上やむを得ないとは思うけど、国分君のあの老け姿はどうしたものか。防弾チョッキ着てないですか。トキオ繋がりでジャニーズはいいとして、不思議なキャスティングだし。紅葉。しかしおかげで役者が色んな方向に味を出しているのがいいですね。
……
新選組!のキャストが度々出演するので「スタジオパーク」をチェックするんですが、最近は司会のアナにちょっと関心が。
澄ました感じを、ミーハーとちょっとしたおとぼけでカバーして視聴者の共感を呼ぶ(のか?)黒田アナと、いてもいなくてもいいような雰囲気なのに、個性的な風貌で存在感をアピールする吾妻アナ。なーんかオモシロイ。
昔っから思ってたけど、NHKのアナウンサーってどういう基準で選ばれてるのかなぁ。学歴か。変わった名字の人か。全国行脚するからガッツも求められそうだ。何が決め手なんでしょうねぇ。どうでもいいですけどね。
……
「トキオ」を見てるんですが。NHKで夜15分づつ放送してるドラマです。原作がわりと面白かった記憶があるので、楽しみにしてたんだけど、うーん別の意味で面白かったりして。
現在と過去を行ったり来たりしてて、物語構成上やむを得ないとは思うけど、国分君のあの老け姿はどうしたものか。防弾チョッキ着てないですか。トキオ繋がりでジャニーズはいいとして、不思議なキャスティングだし。紅葉。しかしおかげで役者が色んな方向に味を出しているのがいいですね。
……
新選組!のキャストが度々出演するので「スタジオパーク」をチェックするんですが、最近は司会のアナにちょっと関心が。
澄ました感じを、ミーハーとちょっとしたおとぼけでカバーして視聴者の共感を呼ぶ(のか?)黒田アナと、いてもいなくてもいいような雰囲気なのに、個性的な風貌で存在感をアピールする吾妻アナ。なーんかオモシロイ。
昔っから思ってたけど、NHKのアナウンサーってどういう基準で選ばれてるのかなぁ。学歴か。変わった名字の人か。全国行脚するからガッツも求められそうだ。何が決め手なんでしょうねぇ。どうでもいいですけどね。
●ハンナとその姉妹
Hannah and Her Sisters(1986)
〈食卓のあらすじ〉
ハンナの元夫と現在の夫、そして彼女の妹たちの複雑な関係。迷う毎日。そしてまた今年も感謝祭がやってくる。
・ウッディ・アレンに挑戦してみました。
・出てくる女優は美女ばかりなのに、男はみな情けない感じなのが最近美男美女オンパレードの映画ばかり見てるせいか、ちょっと新鮮。特にウッディ・アレンが。なぜモテるのだ。と思ったけどそれは便宜上のことのようですね。
・ハンナたちのそれぞれの事情がエピソードで語られるまわりを、ミッキー(ウッディ・アレン)が勝手にぐるぐるまわっているような。しかしミッキーの話は面白かった。ぽこっと沸いた死への異常な恐怖をぬぐい去れず、どんどんエスカレートするところが。慌てふためいて改宗しようとするシーンとか。こういう日常にふと陥る穴系のネタって、ありそうでない(こともない?)。こういうのがウッディ・アレンの持ち味なのかしらん。
・彼女たちの恋愛話とは関係がないように挿入されるミッキーの話が、最後にはすべての答えになっているような座りの良さ。巧いですな。
・ここではとりあえずハッピーエンディングだけど、主人公達はまた悩んだり穴に落ちたり、それから希望を見たり、そして感謝祭が巡ってくるんだろうなぁ。と思わせるのが気に入りました。
・ピアノが弾けるおじいさんていいねぇ。家族の団欒で、弾き語るおじいちゃん。やっぱり畳じゃないな。
・その都度入る心情のナレーションもアレン風味なんでしょうか。よく「ウッディ・アレンねぇ〜」という感想を耳にするので、なんとか特徴を捉えようと肩に力が入ってしまいましたが、一作だけでは無理だった。でもこれはけっこう面白かったです。弱っているときに見るとよけい効きます。
Hannah and Her Sisters(1986)
〈食卓のあらすじ〉
ハンナの元夫と現在の夫、そして彼女の妹たちの複雑な関係。迷う毎日。そしてまた今年も感謝祭がやってくる。
・ウッディ・アレンに挑戦してみました。
・出てくる女優は美女ばかりなのに、男はみな情けない感じなのが最近美男美女オンパレードの映画ばかり見てるせいか、ちょっと新鮮。特にウッディ・アレンが。なぜモテるのだ。と思ったけどそれは便宜上のことのようですね。
・ハンナたちのそれぞれの事情がエピソードで語られるまわりを、ミッキー(ウッディ・アレン)が勝手にぐるぐるまわっているような。しかしミッキーの話は面白かった。ぽこっと沸いた死への異常な恐怖をぬぐい去れず、どんどんエスカレートするところが。慌てふためいて改宗しようとするシーンとか。こういう日常にふと陥る穴系のネタって、ありそうでない(こともない?)。こういうのがウッディ・アレンの持ち味なのかしらん。
・彼女たちの恋愛話とは関係がないように挿入されるミッキーの話が、最後にはすべての答えになっているような座りの良さ。巧いですな。
・ここではとりあえずハッピーエンディングだけど、主人公達はまた悩んだり穴に落ちたり、それから希望を見たり、そして感謝祭が巡ってくるんだろうなぁ。と思わせるのが気に入りました。
・ピアノが弾けるおじいさんていいねぇ。家族の団欒で、弾き語るおじいちゃん。やっぱり畳じゃないな。
・その都度入る心情のナレーションもアレン風味なんでしょうか。よく「ウッディ・アレンねぇ〜」という感想を耳にするので、なんとか特徴を捉えようと肩に力が入ってしまいましたが、一作だけでは無理だった。でもこれはけっこう面白かったです。弱っているときに見るとよけい効きます。
●ミニミニ大作戦
The Italian Job(2003)
〈あらすじ大仕事〉
チャーリーを頭に、鮮やかな手口でまんまと大金を掴んだ窃盗団。しかし裏切り者が金を横取り、チャーリーが父と慕う金庫破りのジョンが殺されてしまう。一年後、復讐を誓った彼は仲間を結集しジョンの娘ステラに接触、大胆なゲームを開始する。
・マークをマーク。
・マーク・ウォールバーグって、無知のため全然知らなかったのですが元歌手(て古い言い方)なのですね。この顔なんか気になる。なぜ笑わない。ちょっと表情を変えてーあっ少し笑った、ような気がする?という感じで、彼の顔に大注目。
映画を見てるとマーク系の顔の人がわりと出てきますが、かっこいいのかどうか私にはいまいちピンとこないんだけど。マット・デイモンとか。違うか。カッコカワイイってことかな?確かに愛嬌があります。
・ロケーションがいいですね、ベネチア雪山ロサンゼルス…と、切替もシャープだし、その土地の持ってる雰囲気を楽しめるし。特に冒頭のベネチアはお気に入り。いいなー兼高かおる世界の旅だ。行きたい。
・そんなルパンな。しかし、まーあり得ないこともないこともないか…?と思わせる細工をあちこちにばらまいているので、リアリティになんとか寄り添っている。
しかしボス(チャーリー)はなかなか忙しいね。仕込みの監督もしなきゃいけないし、全体を把握して臨機応変に指示をださなきゃ失敗するし、当然現場にも参加するし。そりゃ表情も堅くなるわ。
・ミニ。ミニミニ。ミニミニミニ。やっぱり「ミニミニ」かなぁ。だけど三台だから「ミニミニミニ大作戦」じゃないの。原題通り「イタリアン・ジョブ」でもいいじゃん。オシャレだけどインパクトに欠けるか。「イタリアの仕事」は?仕立て屋の物語みたい。「イタリアのヤマ」。雪山のことか。それじゃ「ミニミニイタリア」は。ほんのりピンクね。
前作は「大作戦」て言葉が流行ってた時代なんでしょうねぇ。作戦に大がつくとワクワクしますね。プロポーズ大作戦とかさ。
・シャーリーズ・セロン、きれいだなー。名前もかわいい、なんか新発売のスイーツみたい。エドワード・ノートンはここではルイージみたいだけど、優れ者らしいので他での演技も見てみたい。ドナルド・サザーランド…なんだーお父さんも逆さ絵だったのか。
・旧いミニもかわいいけど、新型ミニはアメリカに良く似合ってる。イメージでは、もっとたくさんのミニが(20台ぐらい)疾走するのかと思ってた。主人公はミニじゃなかった。
・単純な話だし予定されたスリルだけど、最後までテンポが崩れないし、必要以上にキャラクターを掘り下げてないのがかえって良かったかな。
映画を見た!って感じです。
The Italian Job(2003)
〈あらすじ大仕事〉
チャーリーを頭に、鮮やかな手口でまんまと大金を掴んだ窃盗団。しかし裏切り者が金を横取り、チャーリーが父と慕う金庫破りのジョンが殺されてしまう。一年後、復讐を誓った彼は仲間を結集しジョンの娘ステラに接触、大胆なゲームを開始する。
・マークをマーク。
・マーク・ウォールバーグって、無知のため全然知らなかったのですが元歌手(て古い言い方)なのですね。この顔なんか気になる。なぜ笑わない。ちょっと表情を変えてーあっ少し笑った、ような気がする?という感じで、彼の顔に大注目。
映画を見てるとマーク系の顔の人がわりと出てきますが、かっこいいのかどうか私にはいまいちピンとこないんだけど。マット・デイモンとか。違うか。カッコカワイイってことかな?確かに愛嬌があります。
・ロケーションがいいですね、ベネチア雪山ロサンゼルス…と、切替もシャープだし、その土地の持ってる雰囲気を楽しめるし。特に冒頭のベネチアはお気に入り。いいなー兼高かおる世界の旅だ。行きたい。
・そんなルパンな。しかし、まーあり得ないこともないこともないか…?と思わせる細工をあちこちにばらまいているので、リアリティになんとか寄り添っている。
しかしボス(チャーリー)はなかなか忙しいね。仕込みの監督もしなきゃいけないし、全体を把握して臨機応変に指示をださなきゃ失敗するし、当然現場にも参加するし。そりゃ表情も堅くなるわ。
・ミニ。ミニミニ。ミニミニミニ。やっぱり「ミニミニ」かなぁ。だけど三台だから「ミニミニミニ大作戦」じゃないの。原題通り「イタリアン・ジョブ」でもいいじゃん。オシャレだけどインパクトに欠けるか。「イタリアの仕事」は?仕立て屋の物語みたい。「イタリアのヤマ」。雪山のことか。それじゃ「ミニミニイタリア」は。ほんのりピンクね。
前作は「大作戦」て言葉が流行ってた時代なんでしょうねぇ。作戦に大がつくとワクワクしますね。プロポーズ大作戦とかさ。
・シャーリーズ・セロン、きれいだなー。名前もかわいい、なんか新発売のスイーツみたい。エドワード・ノートンはここではルイージみたいだけど、優れ者らしいので他での演技も見てみたい。ドナルド・サザーランド…なんだーお父さんも逆さ絵だったのか。
・旧いミニもかわいいけど、新型ミニはアメリカに良く似合ってる。イメージでは、もっとたくさんのミニが(20台ぐらい)疾走するのかと思ってた。主人公はミニじゃなかった。
・単純な話だし予定されたスリルだけど、最後までテンポが崩れないし、必要以上にキャラクターを掘り下げてないのがかえって良かったかな。
映画を見た!って感じです。
秋なので、本について。
ボンボンバカボンバカボンボン〜♪
って、よく考えるとわけがわからない歌詞だけど、非常にキャッチーであった。
あんまり読んだことないけど、私は赤塚不二夫がなんか好き。
読んだのはこの本じゃなくて、「これでいいのだ」という別の自伝なんですが(画像が無かったからこれにしました)、アマゾンのリストを見ると、どの本にもこのタイトルがついているのでちょっと笑った。
このように自分の確固たるキャッチコピーを持っている人生に、ちょっと憧れたりします。しかもそれが「これでいいのだ」だよ。もう「それでいいのね」って言うしかない。
この説得力には何も適うまい。
色々と苦労したこともおありのようですが、自伝は面白おかしくさすが不世出のギャグマンガ家、自分についての記述も客観的。かの有名なトキワ荘の話も出てきますし、かわいげのあるちょっとシャイでエネルギッシュなおじさんの姿が身近に感じられます。
しょーがないねェこの人はって言われると、エヘヘって照れて笑うような人のイメージ。
何が起きても「これでいいのだー」で周りが納得できる環境というはやっぱり羨ましいかな。
こういう人生もカッコイイのだ。
バカボンって着物にクツはいてるんだよね。うーんさすが。
ボンボンバカボンバカボンボン〜♪
って、よく考えるとわけがわからない歌詞だけど、非常にキャッチーであった。
あんまり読んだことないけど、私は赤塚不二夫がなんか好き。
読んだのはこの本じゃなくて、「これでいいのだ」という別の自伝なんですが(画像が無かったからこれにしました)、アマゾンのリストを見ると、どの本にもこのタイトルがついているのでちょっと笑った。
このように自分の確固たるキャッチコピーを持っている人生に、ちょっと憧れたりします。しかもそれが「これでいいのだ」だよ。もう「それでいいのね」って言うしかない。
この説得力には何も適うまい。
色々と苦労したこともおありのようですが、自伝は面白おかしくさすが不世出のギャグマンガ家、自分についての記述も客観的。かの有名なトキワ荘の話も出てきますし、かわいげのあるちょっとシャイでエネルギッシュなおじさんの姿が身近に感じられます。
しょーがないねェこの人はって言われると、エヘヘって照れて笑うような人のイメージ。
何が起きても「これでいいのだー」で周りが納得できる環境というはやっぱり羨ましいかな。
こういう人生もカッコイイのだ。
バカボンって着物にクツはいてるんだよね。うーんさすが。
look back on my blog
2004年9月2日 ふたことみことさて9月になりました。
一年前まで、ほとんど映画を見なかった私が思い立ってあれこれ見るようになり、感想を記録する試みでブログもはじめたわけですが、ここでちょっと振り返ってみようと思います。
思いつくまま気の向くまま、(私にしては)けっこう見てきたわけですが、いったい自分はどういう映画が好きなのか。これを見定めることにより、自分の好みが明らかになるだろうと当初考えた。なぜなら、自分が何が好きなのか曖昧モコとしているからです。
いい大人が、自分の好きなモノもわからないというのは気恥ずかしい限りですが、どうも優柔不断さと「ま、いいか」マインドが私のマジョリティらしいので、ここで根拠となる何かを求めようとしているのであります。何言ってるんでしょうか。
とりあえず今まで観たうちで、印象に残ったものを挙げてみよう:
インファナル・アフェア、ビューティフルマインド、楽園の瑕、ブルース・ブラザーズ、マテリアル・ウーマン、壬生義士伝(前半だけ。すまん)、デスペラード、トゥーウィークス・ノーティス…。その他いろいろ。
んー、なかでもマテリアル・ウーマンかな。かなって。
だってすっごいばかなんだもん。スクール・オブ・ロックもバッチグーだったけど、なにかこう、サワサワするものが足りなかった。そのサワサワってなんだ?…。つっこみの尺度のことか。
マテリアル…は、「どないやねん」の連続だったので、それが良かったのかも。私のなかではこれは評価が高いのです。
アクションものも好きよ。ジョン・ウーを筆頭に「よくやるねあんた達」系が。バカカッコイイのが良いらしい。あまりテーマ性は必要ないようです。
それからラブコメディも好きだ。これに関してはハードルは低いと思われる。例え意図的にヒットを狙ったあざといものでも、制作側のシニカルな目線が的確であれば、それと役者にかわいげがあれば十分にエンジョイできます。なにこれ?というようなダサいラブコメもかえって面白いかも。
「よくわからん」ものにも気が引かれます。楽園の瑕は後で思い返すと…?と思いますが、印象に残る。嫌いなわけではないらしい。面白いわけでもない。なんだかわかんないけど、しっくりくるので心の片隅に置いておく。取り出さないけど、あーそこにあるな、という様子。
うーん…。
だけどもっと他にもチリチリとするような感情があるはずだー。
探すぞー。うおー。
今のところそういう感じです。むむ?
一年前まで、ほとんど映画を見なかった私が思い立ってあれこれ見るようになり、感想を記録する試みでブログもはじめたわけですが、ここでちょっと振り返ってみようと思います。
思いつくまま気の向くまま、(私にしては)けっこう見てきたわけですが、いったい自分はどういう映画が好きなのか。これを見定めることにより、自分の好みが明らかになるだろうと当初考えた。なぜなら、自分が何が好きなのか曖昧モコとしているからです。
いい大人が、自分の好きなモノもわからないというのは気恥ずかしい限りですが、どうも優柔不断さと「ま、いいか」マインドが私のマジョリティらしいので、ここで根拠となる何かを求めようとしているのであります。何言ってるんでしょうか。
とりあえず今まで観たうちで、印象に残ったものを挙げてみよう:
インファナル・アフェア、ビューティフルマインド、楽園の瑕、ブルース・ブラザーズ、マテリアル・ウーマン、壬生義士伝(前半だけ。すまん)、デスペラード、トゥーウィークス・ノーティス…。その他いろいろ。
んー、なかでもマテリアル・ウーマンかな。かなって。
だってすっごいばかなんだもん。スクール・オブ・ロックもバッチグーだったけど、なにかこう、サワサワするものが足りなかった。そのサワサワってなんだ?…。つっこみの尺度のことか。
マテリアル…は、「どないやねん」の連続だったので、それが良かったのかも。私のなかではこれは評価が高いのです。
アクションものも好きよ。ジョン・ウーを筆頭に「よくやるねあんた達」系が。バカカッコイイのが良いらしい。あまりテーマ性は必要ないようです。
それからラブコメディも好きだ。これに関してはハードルは低いと思われる。例え意図的にヒットを狙ったあざといものでも、制作側のシニカルな目線が的確であれば、それと役者にかわいげがあれば十分にエンジョイできます。なにこれ?というようなダサいラブコメもかえって面白いかも。
「よくわからん」ものにも気が引かれます。楽園の瑕は後で思い返すと…?と思いますが、印象に残る。嫌いなわけではないらしい。面白いわけでもない。なんだかわかんないけど、しっくりくるので心の片隅に置いておく。取り出さないけど、あーそこにあるな、という様子。
うーん…。
だけどもっと他にもチリチリとするような感情があるはずだー。
探すぞー。うおー。
今のところそういう感じです。むむ?
ホワイトナイツ 白夜
2004年8月31日 アメリカもの
公開当時見たかったのに見逃してしまって気になっていた映画を今鑑賞してみるシリーズ。
●ホワイトナイツ−白夜−
White Nights(1985)
〈あらすじピルエット〉
冷戦時代。ソ連からアメリカに亡命したダンサー・ニコライは、なんの因果か乗っていた飛行機がロシアに不時着、監禁される。見張りは彼とは逆にアメリカを捨てたタップダンサー・レイモンド。お互いを理解できない二人がやがて心を通わせ、脱出を試みるが…。
・せいゆーせいみー♪
・ミハイル・バリシニコフの踊る筋肉が素晴らしい。優雅。極めた人の動きは美しいなー、無駄が無いし。もっとダンスシーンがあるのかと思ってたけど、それほどでもなかった。しかし彼は意外と私好み。ニヤリが決まる男に弱い。ニヤリにも色々種類がありまして、彼のは「天然のニヤリ」と見た。ポイント高いよこれは(私のなかで)。個人的な印象としてロシア方面の人にはナチュラルな方が多いような気がします。よけいに自分を飾らない素のような。
・ということでとてもこの映画を楽しんだのですが、ソ連が崩壊した今観るといかにもドラマチックに作られてるなーと思いました。設定が劇的なので、それはいいのですが、そうか昔そんな時代もあった…と細い記憶を辿るような。
・結局みんな自由になれたねで終わっていいんだけど、それでいいのかアメリカとちょこっと考えた。チェイコはなんで領事館に入っていくニコライを見て、笑ったような表情を浮かべたのかな?チェイコは嫌いなキャラクターではない。紋切り型の敵役だけど、おかしみがある。
・ニコライと元恋人が英語で喋るのはなんか変。しょうがないんだけどさ、『あなたは国を捨てたんだから英語で話すわ』って説明的過ぎないか。外国語が絡む設定だとこの辺りが難しいねー。そんでもって英語がこなれてるねん。ずるい(?)。
・レイモンドとニコライが同じ振りで踊るシーン。やっぱりニコライのほうが切れが違うというか、一つ一つの動作がきちっと様になっている。バレエは芸術的とよく言うけど、こういうことなのか。
・タップもよかったよ。
・名声を得て、ある程度の自由を与えられると、かえって窮屈さに気づいてしまうんだろうな。他に自由があることに気づかなければ、外に出ようと思わないだろうし。キーロフ劇場で涙するニコライは、決して母国を憎んでいるわけでないのでしょう。
・イザベル・ロッセリーニ。まるまるとしててかわいい。
・シベリアで巡業か。寒いし寒そうだ。
・エンディングで主題歌が流れると、映画の感動ももとより、なんだか当時を思い出してツンとしました。ライオネル、頭すごかったよなあー。
●ホワイトナイツ−白夜−
White Nights(1985)
〈あらすじピルエット〉
冷戦時代。ソ連からアメリカに亡命したダンサー・ニコライは、なんの因果か乗っていた飛行機がロシアに不時着、監禁される。見張りは彼とは逆にアメリカを捨てたタップダンサー・レイモンド。お互いを理解できない二人がやがて心を通わせ、脱出を試みるが…。
・せいゆーせいみー♪
・ミハイル・バリシニコフの踊る筋肉が素晴らしい。優雅。極めた人の動きは美しいなー、無駄が無いし。もっとダンスシーンがあるのかと思ってたけど、それほどでもなかった。しかし彼は意外と私好み。ニヤリが決まる男に弱い。ニヤリにも色々種類がありまして、彼のは「天然のニヤリ」と見た。ポイント高いよこれは(私のなかで)。個人的な印象としてロシア方面の人にはナチュラルな方が多いような気がします。よけいに自分を飾らない素のような。
・ということでとてもこの映画を楽しんだのですが、ソ連が崩壊した今観るといかにもドラマチックに作られてるなーと思いました。設定が劇的なので、それはいいのですが、そうか昔そんな時代もあった…と細い記憶を辿るような。
・結局みんな自由になれたねで終わっていいんだけど、それでいいのかアメリカとちょこっと考えた。チェイコはなんで領事館に入っていくニコライを見て、笑ったような表情を浮かべたのかな?チェイコは嫌いなキャラクターではない。紋切り型の敵役だけど、おかしみがある。
・ニコライと元恋人が英語で喋るのはなんか変。しょうがないんだけどさ、『あなたは国を捨てたんだから英語で話すわ』って説明的過ぎないか。外国語が絡む設定だとこの辺りが難しいねー。そんでもって英語がこなれてるねん。ずるい(?)。
・レイモンドとニコライが同じ振りで踊るシーン。やっぱりニコライのほうが切れが違うというか、一つ一つの動作がきちっと様になっている。バレエは芸術的とよく言うけど、こういうことなのか。
・タップもよかったよ。
・名声を得て、ある程度の自由を与えられると、かえって窮屈さに気づいてしまうんだろうな。他に自由があることに気づかなければ、外に出ようと思わないだろうし。キーロフ劇場で涙するニコライは、決して母国を憎んでいるわけでないのでしょう。
・イザベル・ロッセリーニ。まるまるとしててかわいい。
・シベリアで巡業か。寒いし寒そうだ。
・エンディングで主題歌が流れると、映画の感動ももとより、なんだか当時を思い出してツンとしました。ライオネル、頭すごかったよなあー。
12人の優しい日本人
2004年8月27日 日本もの
●12人の優しい日本人(1991)
〈あらすじは決で〉
もし日本の裁判が陪審制だったら。ある事件のため集められたのは、てんでまとまりがない12人。議論はあらぬ方向に白熱、やがて意外な仮定が飛び出す。犯人は有罪か無罪か?
【ネタばれあり】
・うまいこと作った話だなあと思うのだ。三谷幸喜のお家芸。
・たぶん陪審制があったとしても(これから三審制が始まりますが)、こんな風にはならないとは思うけど、「あるトピックの元で議論するグループ」の描写はとても身近で、なかには、いるよーこんなヤツ…とつい憎んでしまうほど秀逸なキャラクターも。しかし結局は憎みきれない人たちで、まさに三谷氏の分身であろう。(注:三谷さんが憎いわけではありません)
・ジンジャーエール。んーそうかな?ジンジャーエール、じんじゃあええる…。神社会える?関係ない。
・豊川悦司って、この映画ではあまりぱっとしませんね。今となっては、雰囲気のある中堅俳優ですが。なんか意外だった。ここにはあまり嵌ってないような、浮いてるような沈んでるような?
・「日本一の追い詰められ役者」相島さんは、これ以上ないくらい隅っこに追い詰められて自爆。しかも若いから、激しく追い詰められている様子がなんともおかしい。
・現実的な設定を借りたファンタジー。腹を抱えて笑うのではなく、持続するクスクス笑いが楽しめます。そんでもって笑いだけじゃなくて、ちょっとしんみりさせるエピソードとかもあるんだよね。そこのところは私はちょっと…むにゃむにゃ。あくまでも笑いのなかでしんみり感も味わいたいのであります。なんかよくわかんないけど。
・だよーんのおじさん。私はよくバカボンのパパを描きます。落ち着きます。
〈あらすじは決で〉
もし日本の裁判が陪審制だったら。ある事件のため集められたのは、てんでまとまりがない12人。議論はあらぬ方向に白熱、やがて意外な仮定が飛び出す。犯人は有罪か無罪か?
【ネタばれあり】
・うまいこと作った話だなあと思うのだ。三谷幸喜のお家芸。
・たぶん陪審制があったとしても(これから三審制が始まりますが)、こんな風にはならないとは思うけど、「あるトピックの元で議論するグループ」の描写はとても身近で、なかには、いるよーこんなヤツ…とつい憎んでしまうほど秀逸なキャラクターも。しかし結局は憎みきれない人たちで、まさに三谷氏の分身であろう。(注:三谷さんが憎いわけではありません)
・ジンジャーエール。んーそうかな?ジンジャーエール、じんじゃあええる…。神社会える?関係ない。
・豊川悦司って、この映画ではあまりぱっとしませんね。今となっては、雰囲気のある中堅俳優ですが。なんか意外だった。ここにはあまり嵌ってないような、浮いてるような沈んでるような?
・「日本一の追い詰められ役者」相島さんは、これ以上ないくらい隅っこに追い詰められて自爆。しかも若いから、激しく追い詰められている様子がなんともおかしい。
・現実的な設定を借りたファンタジー。腹を抱えて笑うのではなく、持続するクスクス笑いが楽しめます。そんでもって笑いだけじゃなくて、ちょっとしんみりさせるエピソードとかもあるんだよね。そこのところは私はちょっと…むにゃむにゃ。あくまでも笑いのなかでしんみり感も味わいたいのであります。なんかよくわかんないけど。
・だよーんのおじさん。私はよくバカボンのパパを描きます。落ち着きます。
スタンド・バイ・ミー
2004年8月23日 アメリカもの
昨日の新選組!、もう一度じっくり見なければと思ってビデオを回したら、撮れてたのはNHKスペシャルだった…。がーん。
こういうことって、本当に良くあるんだよねぇ。間違えちゃいけないと思うと、かなりの確率で失敗する。もートホホ人生。
●スタンド・バイ・ミー
Stand By Me(1986)
〈あらすじを探しに〉
もうすぐ進学のためにばらばらになってしまう仲間4人が、死体を見つけに森へ行く。思いつきで出かけた彼らだったが、道中お互いの様々な思いを知り、二度と帰らない大切な時間を共有するのだった。
・実は見たことがなかったこの映画、なんか見た気になってました。しかし概ね想像してた通りの話運びで、起伏がないと言えば平坦なストーリーでしたが。
・んが、やっぱりやっぱりリバー・フェニックスは上手いなぁ。びっくりだ。感心しちゃった。キーファー・サザーランドも若い。私はこの人を見ると、なんでか逆さ絵が思い浮かぶんだけど。ヒゲのせいかな…。
・「親が理解してくれないなら、ぼくが君を守る」(要約)なんて…。こんなこと言ってくれる友達がいるかいないかで人生が大きく変わりそうだ。子どもであるだけ、その言葉も純粋に思えるし、例え実行できなくてもその気持ちは本物なんだろうなぁ。ここのとこにじんわりしました。
・アメリカの田舎の閉塞感もなんとなく感じ取れた。エース達の苛立ちとか、諦めとか。
・ある程度歳を経てから見たほうが、失われた青春の輝きなんかを酸っぱく思い出したりして、じーんと来るかも。もうすでに来た。
・そして少年は大人になる。ですかね。
こういうことって、本当に良くあるんだよねぇ。間違えちゃいけないと思うと、かなりの確率で失敗する。もートホホ人生。
●スタンド・バイ・ミー
Stand By Me(1986)
〈あらすじを探しに〉
もうすぐ進学のためにばらばらになってしまう仲間4人が、死体を見つけに森へ行く。思いつきで出かけた彼らだったが、道中お互いの様々な思いを知り、二度と帰らない大切な時間を共有するのだった。
・実は見たことがなかったこの映画、なんか見た気になってました。しかし概ね想像してた通りの話運びで、起伏がないと言えば平坦なストーリーでしたが。
・んが、やっぱりやっぱりリバー・フェニックスは上手いなぁ。びっくりだ。感心しちゃった。キーファー・サザーランドも若い。私はこの人を見ると、なんでか逆さ絵が思い浮かぶんだけど。ヒゲのせいかな…。
・「親が理解してくれないなら、ぼくが君を守る」(要約)なんて…。こんなこと言ってくれる友達がいるかいないかで人生が大きく変わりそうだ。子どもであるだけ、その言葉も純粋に思えるし、例え実行できなくてもその気持ちは本物なんだろうなぁ。ここのとこにじんわりしました。
・アメリカの田舎の閉塞感もなんとなく感じ取れた。エース達の苛立ちとか、諦めとか。
・ある程度歳を経てから見たほうが、失われた青春の輝きなんかを酸っぱく思い出したりして、じーんと来るかも。もうすでに来た。
・そして少年は大人になる。ですかね。
サンヒョクのパパなのだ
2004年8月22日 ふたことみこと冬のソナタなんですけど。
つい3回ほど前から見初めて、ついていけないかなーと思いきや意外と流れがフォローできた。のは、多分何気なく見てた雑誌やテレビから、自然と情報がインプットされてたんでしょうねぇ。
流行の影響力はスゴイ。
そして昨日、たぶん何万人もの涙を搾り取っての大フィナーレ。
しかし、この話ってヒロインはほとんど泣いてばっかりで、みんなもじもじ気を遣い合ってばかりのドラマなのに、ここまで行くとなんかむしろポップ。なにしろ面白いし。
チュンサン優しいねー。前半見てないからよくわからないのですが、あのお母さん殴られるか絶縁されてもおかしくないと思うんだけどね。
サンヒョクパパが良かった。チュンサンが息子だと判ったときの嬉しそーな顔。そんなに手放しで喜んでいいのか。そして妻になじられてフェードアウト。そんな。
でも一番良かったのは、ゴルフカートみたいなのに乗って、帰ってくるチュンサンかな。まさに「行って帰ってきた」みたいな図が。小細工なし。
こういうツッコミながら笑って泣ける忙しい話は、私の望む所です。
日本のドラマみたいに、緩急関係なくバックで音が鳴り続けたり、もしくは話はたいしたこと無いのに効果音で驚く、みたいな技もなく、たんたんと静かに会話が続くのが新鮮でした。かえってこっちのほうが、物語に入っていきやすいのかも知れません。
しかし新選組!見て、オリンピック見て、冬ソナ見て…。NHKに貢献してるね、図らずも。
つい3回ほど前から見初めて、ついていけないかなーと思いきや意外と流れがフォローできた。のは、多分何気なく見てた雑誌やテレビから、自然と情報がインプットされてたんでしょうねぇ。
流行の影響力はスゴイ。
そして昨日、たぶん何万人もの涙を搾り取っての大フィナーレ。
しかし、この話ってヒロインはほとんど泣いてばっかりで、みんなもじもじ気を遣い合ってばかりのドラマなのに、ここまで行くとなんかむしろポップ。なにしろ面白いし。
チュンサン優しいねー。前半見てないからよくわからないのですが、あのお母さん殴られるか絶縁されてもおかしくないと思うんだけどね。
サンヒョクパパが良かった。チュンサンが息子だと判ったときの嬉しそーな顔。そんなに手放しで喜んでいいのか。そして妻になじられてフェードアウト。そんな。
でも一番良かったのは、ゴルフカートみたいなのに乗って、帰ってくるチュンサンかな。まさに「行って帰ってきた」みたいな図が。小細工なし。
こういうツッコミながら笑って泣ける忙しい話は、私の望む所です。
日本のドラマみたいに、緩急関係なくバックで音が鳴り続けたり、もしくは話はたいしたこと無いのに効果音で驚く、みたいな技もなく、たんたんと静かに会話が続くのが新鮮でした。かえってこっちのほうが、物語に入っていきやすいのかも知れません。
しかし新選組!見て、オリンピック見て、冬ソナ見て…。NHKに貢献してるね、図らずも。
うーむうーむ、ついに明日はクローズアップ山南さんですよ。
昨日堺さんが出てたので、タレントが作為的にデートするという、見てるこっちがぽりぽり痒くなっちゃう番組を見た。
きゃーかゆいー。
しかしプロの役者よのう、照れてるのも演技のうちかも。芸達者は疑われるのだ。
やっぱりカツラつけてて欲しいなー。もちろん和装で。そんな人と浜辺を歩きたいか?
この方は平時の表情から、一転してシリアスになる見せ方が上手いと思う。
私の中では「ギロリ俳優」と呼んでいます。
非日常の役柄が似合う。
考えてみれば新選組!のメンバーはそういう人が多いような。
フツーの現代ドラマに出演したとしても、脈絡無くそこで袈裟がけに斬れ!とか合いの手を入れてしまうかも。
うーん、大河病。
昨日堺さんが出てたので、タレントが作為的にデートするという、見てるこっちがぽりぽり痒くなっちゃう番組を見た。
きゃーかゆいー。
しかしプロの役者よのう、照れてるのも演技のうちかも。芸達者は疑われるのだ。
やっぱりカツラつけてて欲しいなー。もちろん和装で。そんな人と浜辺を歩きたいか?
この方は平時の表情から、一転してシリアスになる見せ方が上手いと思う。
私の中では「ギロリ俳優」と呼んでいます。
非日常の役柄が似合う。
考えてみれば新選組!のメンバーはそういう人が多いような。
フツーの現代ドラマに出演したとしても、脈絡無くそこで袈裟がけに斬れ!とか合いの手を入れてしまうかも。
うーん、大河病。
ポール・ハム。
なんだかすごく座りのいい名前だー。
今年のお歳暮時期には、ハムのCMに起用されること間違いなし(かも)。
ハムの人危うし。
……
男子柔道選手はなんだかおしなべて額が狭くないですか。
激しい練習を重ねると、だんだんと額が狭まるのでしょうか。男らしいっす。
……
しかしオリンピックでもなければ卓球の試合をテレビで見ることもないので、いい勉強をさせてもらいました。すごいなー卓球って。白熱。そんでもって、球をいちいち選手が拾いに行くのが、なんとなく「ピンポン遊び」の延長って感じで和みました。テニスみたいにボールボーイがいないのね。
……
私がぼんやりしてる間に、一所懸命トレーニングを積んでいる人たちがいるんだなぁー。エライなぁ。毎年やってあげたらいいのに、アニュアル・オリンピック。
なんだかすごく座りのいい名前だー。
今年のお歳暮時期には、ハムのCMに起用されること間違いなし(かも)。
ハムの人危うし。
……
男子柔道選手はなんだかおしなべて額が狭くないですか。
激しい練習を重ねると、だんだんと額が狭まるのでしょうか。男らしいっす。
……
しかしオリンピックでもなければ卓球の試合をテレビで見ることもないので、いい勉強をさせてもらいました。すごいなー卓球って。白熱。そんでもって、球をいちいち選手が拾いに行くのが、なんとなく「ピンポン遊び」の延長って感じで和みました。テニスみたいにボールボーイがいないのね。
……
私がぼんやりしてる間に、一所懸命トレーニングを積んでいる人たちがいるんだなぁー。エライなぁ。毎年やってあげたらいいのに、アニュアル・オリンピック。
夏バテバテ。
●雨に唄えば
Singin’ in the Rain(1952)
〈笑え!あらすじ〉
サイレントからトーキーへ。急激な時代の波にハリウッドは大騒ぎ。ドンとコズモはずば抜けた才能を駆使し、軽やかにエンターティンメントの時代を幕開ける。
・ザッツ・芸達者!
・私はジーン・ケリーの名前ぐらいしか知らないのですけれども、これが娯楽や!芸人魂やでー!!と大阪弁かどうかはわかりませんが、とにかく見せつけられたような腹にドンと来る(ドンなだけに)職人芸オンパレードの映画。素晴らしいの一言に尽きます。
・好きなのは"Make’em laugh"。他のナンバーももちろんいいけど、これはスゴイ。えーっそこまでするかー、そうかするのか!と一瞬引いてまた大きく盛り返すという意気込みのビッグウェンズデー。すごいということが言いたい。緻密に緻密に練り上げて、その上でまだ余裕が見える芸って、これがパイオニアのパワーか。
・日本の芸人さんもかつては確実に影響を受けてたのでしょうが、時は流れて、現代の『笑い』の方向性は全く違っている。こういった芸にはマチャアキぐらいしか挑戦しない現状に、ちょっと懐古的な気持ちになってしまいました。
・でもアメリカンショービジネスではきっとまだまだ健在なんでしょうな。あんまり日本の風土に合わないのかも、こういうキラビヤカな、とにかくぐいぐい押してくる芸風は。独特の「お笑い」文化があるからのう。ま、笑う門には福が来るので、どっちも好きなんですが。
・芸達者好きには見逃せない一本。ミュージカル、あんまり食指が動かなかったけど、もっと探索してみようっと。
・この邦題は上手いと思う。そのまんまなんだけど、案外こういう風に短く原語を表すのは難しいように思われます。
●雨に唄えば
Singin’ in the Rain(1952)
〈笑え!あらすじ〉
サイレントからトーキーへ。急激な時代の波にハリウッドは大騒ぎ。ドンとコズモはずば抜けた才能を駆使し、軽やかにエンターティンメントの時代を幕開ける。
・ザッツ・芸達者!
・私はジーン・ケリーの名前ぐらいしか知らないのですけれども、これが娯楽や!芸人魂やでー!!と大阪弁かどうかはわかりませんが、とにかく見せつけられたような腹にドンと来る(ドンなだけに)職人芸オンパレードの映画。素晴らしいの一言に尽きます。
・好きなのは"Make’em laugh"。他のナンバーももちろんいいけど、これはスゴイ。えーっそこまでするかー、そうかするのか!と一瞬引いてまた大きく盛り返すという意気込みのビッグウェンズデー。すごいということが言いたい。緻密に緻密に練り上げて、その上でまだ余裕が見える芸って、これがパイオニアのパワーか。
・日本の芸人さんもかつては確実に影響を受けてたのでしょうが、時は流れて、現代の『笑い』の方向性は全く違っている。こういった芸にはマチャアキぐらいしか挑戦しない現状に、ちょっと懐古的な気持ちになってしまいました。
・でもアメリカンショービジネスではきっとまだまだ健在なんでしょうな。あんまり日本の風土に合わないのかも、こういうキラビヤカな、とにかくぐいぐい押してくる芸風は。独特の「お笑い」文化があるからのう。ま、笑う門には福が来るので、どっちも好きなんですが。
・芸達者好きには見逃せない一本。ミュージカル、あんまり食指が動かなかったけど、もっと探索してみようっと。
・この邦題は上手いと思う。そのまんまなんだけど、案外こういう風に短く原語を表すのは難しいように思われます。
トゥー・ウィークス・ノーティス
2004年8月12日 アメリカもの
●トゥー・ウィークス・ノーティス
Two Weeks Notice
〈あらすじ勧告〉
富豪のジョージとアンチ資本家の弁護士・ルーシー。相容れない立場の二人がなぜか雇用関係を結び、なぜかしっくり。しかしジョージの約束反故に怒り心頭のルーシーは…。
・これは、なかなか。
・敵対する二人が、恋に落ちる。普通だったらもっと劇的にババーン!紆余曲折と話が進むところが、どこまで行ってもサクサク、淡泊with小ネタちりばめ。二人が親密になって行く、従来なら大切な過程もあっさり早回し。そのかわり、いかに二人が仲良しさんなのかさらりと見せる細工あり。なるほどー。
・笑いが挿入されてないシットコムみたい。大げさな設定のわりには登場人物が少ないし物語も客観的。ルーシーがじわじわジェラシーしていくのも滑稽でキュートでした。
・実際、ほんとに主義が間逆だったら、よしんば恋に落ちたところで、ハッピーエンドは難しいだろうというのが私の考えですが、結局のところジョージにはイデオロギーが無かったので(ナチュラルボーンリッチマン)譲歩できたということか。良かったネで終わりながらも、はて今後上手くいくのかな…と。矛盾は愛で補完できるのか、ここが面白かった。後日談は描かれてないけど。ただ今空想中。しかしカットされた結婚式シーンを見ると、お互い歩み寄っているようなので、まーなんとかやってくんでしょう。
・サンドラ・ブロックって…。なんだかなんと評していいのかわからない容貌ですが、とにかく「顔!」って感じでインパクトがありますね。すぐ慣れてかわいいと思いましたが。以前ディズニーの「美女と野獣」のベルを見たときもそうだった。最初恐くて、あと美人。
・このヒュー・グラントは良い感じ。ノッティングヒルのキャラクターよりこっちタイプが好きです。最後までちゃらんぽらーん、でも愛嬌必須。この二人じゃなきゃ始まらない話でした。嘘くささとリアルが良いあんばい。
・とかいいつつ、現在フレンズ中毒なので、モニカとチャンドラーに置き換えて遊んでみたり。女友達はフィーブス。ライバル弁護士は…ジャニス?
Two Weeks Notice
〈あらすじ勧告〉
富豪のジョージとアンチ資本家の弁護士・ルーシー。相容れない立場の二人がなぜか雇用関係を結び、なぜかしっくり。しかしジョージの約束反故に怒り心頭のルーシーは…。
・これは、なかなか。
・敵対する二人が、恋に落ちる。普通だったらもっと劇的にババーン!紆余曲折と話が進むところが、どこまで行ってもサクサク、淡泊with小ネタちりばめ。二人が親密になって行く、従来なら大切な過程もあっさり早回し。そのかわり、いかに二人が仲良しさんなのかさらりと見せる細工あり。なるほどー。
・笑いが挿入されてないシットコムみたい。大げさな設定のわりには登場人物が少ないし物語も客観的。ルーシーがじわじわジェラシーしていくのも滑稽でキュートでした。
・実際、ほんとに主義が間逆だったら、よしんば恋に落ちたところで、ハッピーエンドは難しいだろうというのが私の考えですが、結局のところジョージにはイデオロギーが無かったので(ナチュラルボーンリッチマン)譲歩できたということか。良かったネで終わりながらも、はて今後上手くいくのかな…と。矛盾は愛で補完できるのか、ここが面白かった。後日談は描かれてないけど。ただ今空想中。しかしカットされた結婚式シーンを見ると、お互い歩み寄っているようなので、まーなんとかやってくんでしょう。
・サンドラ・ブロックって…。なんだかなんと評していいのかわからない容貌ですが、とにかく「顔!」って感じでインパクトがありますね。すぐ慣れてかわいいと思いましたが。以前ディズニーの「美女と野獣」のベルを見たときもそうだった。最初恐くて、あと美人。
・このヒュー・グラントは良い感じ。ノッティングヒルのキャラクターよりこっちタイプが好きです。最後までちゃらんぽらーん、でも愛嬌必須。この二人じゃなきゃ始まらない話でした。嘘くささとリアルが良いあんばい。
・とかいいつつ、現在フレンズ中毒なので、モニカとチャンドラーに置き換えて遊んでみたり。女友達はフィーブス。ライバル弁護士は…ジャニス?
←この本欲しい〜。
さて「フレンズ」がどんどん進んでます。
今年の夏はこれにかかりっきりになりそう。
レイチェル…すまなかった、君はかわいいじゃないか。
ブルーミングデールズに勤めだしてから、どんどんキュートになっていくじゃない、最初の頃がウソのよう。
チャンドラーはどんどん細くなってしわがれていくのでちょっと心配しましたが、元に戻って良かった良かった。
いろいろ実生活であったんですね、マシュー・ペリーさん。
しかし何なんだろうなぁ、この構図。
友達なのか家族なのか恋人なのか他人なのか、アーティフィシャルなのかディープなのか、ボーダーレスなとこがありそうでないシチュエーション。
こういうのっていいなあと思っていいのかどうか、ちょっぴり迷う。最後にはみんな融合して一体化してそうだ。ほのぼの?
ジョーイはいいヤツだー。
こういう人って、たまにいるけど、いい。一緒に居て、ラク。
彼が食べてるサンドイッチ食べたい。うまそー。
毎回クオリティが高くて感心します。
日本でも無名の若手を集めてSitCom作れないかしら。
それで一躍人気者にー、とか。
無理かなー。
さて「フレンズ」がどんどん進んでます。
今年の夏はこれにかかりっきりになりそう。
レイチェル…すまなかった、君はかわいいじゃないか。
ブルーミングデールズに勤めだしてから、どんどんキュートになっていくじゃない、最初の頃がウソのよう。
チャンドラーはどんどん細くなってしわがれていくのでちょっと心配しましたが、元に戻って良かった良かった。
いろいろ実生活であったんですね、マシュー・ペリーさん。
しかし何なんだろうなぁ、この構図。
友達なのか家族なのか恋人なのか他人なのか、アーティフィシャルなのかディープなのか、ボーダーレスなとこがありそうでないシチュエーション。
こういうのっていいなあと思っていいのかどうか、ちょっぴり迷う。最後にはみんな融合して一体化してそうだ。ほのぼの?
ジョーイはいいヤツだー。
こういう人って、たまにいるけど、いい。一緒に居て、ラク。
彼が食べてるサンドイッチ食べたい。うまそー。
毎回クオリティが高くて感心します。
日本でも無名の若手を集めてSitCom作れないかしら。
それで一躍人気者にー、とか。
無理かなー。
●トゥルー・クライム
True Crime(1999)
〈あらすじ二分前〉
やっかい払いされてN.Y.からオークランドに流れてきた新聞記者エベレット。偶然ある犯罪者の死刑執行日にインタビューに行ったことから、時間を争う真実への挑戦がはじまった!
・エベレットの行動を丹念に追って、本筋の派手な部分だけでなく、彼の人柄、周囲の人々との関係がきちんと繋がっている作り。主人公がどういう人かが、説明だけでなく描写も伴っているので真実味があります。
・しかし、そのー、主人公はとにかくモテる男で、少し女にはだらしないところはあるけど、記者魂はピカいちっていう、ま、カッコイイ、ハードボイルド系の男なんですが…。ちょっとおじいさん過ぎないか。
・イーストウッドが渋い男前の俳優だってことは知ってる。芸達者だと思う。男の哀愁も滲み出てたし。出過ぎてかさかさになっちゃってる感もあるけど。だけどモテるんだよねぇ。これが「一生男前」のルールなんでしょうか。そうなんだろうな。
・しかし死刑囚を救ったのが、(物的証拠もあるにはあるけど)ほとんど記者のカンっていうのが、面白い。かなり強引だけど、そうでもしなきゃ数時間後には死体になってる人を助けることもできないし。時間をかけない謎解きっていうのはスリリングですねぇ。証拠が向こうからやってくる。
・間一髪というにはかなり注入されてたんだけど。
・関係ないとこに、ルーシー・リューだ。まったく本筋と絡んでない。
・エンディングはなんでか寂しげ。これも男の哀愁か。男は黙って背中を向けるのよねん。この映画の一貫した空気は男気なのかも。そういう雰囲気に女は弱い。のか?むむ〜。
・新聞社のパソコンがダイアルアップで繋がってた。ITは日々前進しているのですね。
True Crime(1999)
〈あらすじ二分前〉
やっかい払いされてN.Y.からオークランドに流れてきた新聞記者エベレット。偶然ある犯罪者の死刑執行日にインタビューに行ったことから、時間を争う真実への挑戦がはじまった!
・エベレットの行動を丹念に追って、本筋の派手な部分だけでなく、彼の人柄、周囲の人々との関係がきちんと繋がっている作り。主人公がどういう人かが、説明だけでなく描写も伴っているので真実味があります。
・しかし、そのー、主人公はとにかくモテる男で、少し女にはだらしないところはあるけど、記者魂はピカいちっていう、ま、カッコイイ、ハードボイルド系の男なんですが…。ちょっとおじいさん過ぎないか。
・イーストウッドが渋い男前の俳優だってことは知ってる。芸達者だと思う。男の哀愁も滲み出てたし。出過ぎてかさかさになっちゃってる感もあるけど。だけどモテるんだよねぇ。これが「一生男前」のルールなんでしょうか。そうなんだろうな。
・しかし死刑囚を救ったのが、(物的証拠もあるにはあるけど)ほとんど記者のカンっていうのが、面白い。かなり強引だけど、そうでもしなきゃ数時間後には死体になってる人を助けることもできないし。時間をかけない謎解きっていうのはスリリングですねぇ。証拠が向こうからやってくる。
・間一髪というにはかなり注入されてたんだけど。
・関係ないとこに、ルーシー・リューだ。まったく本筋と絡んでない。
・エンディングはなんでか寂しげ。これも男の哀愁か。男は黙って背中を向けるのよねん。この映画の一貫した空気は男気なのかも。そういう雰囲気に女は弱い。のか?むむ〜。
・新聞社のパソコンがダイアルアップで繋がってた。ITは日々前進しているのですね。
●8月の鯨
The whales of August(1987)
〈海辺のあらすじ〉
リビーとセーラは静かな島で暮らす老姉妹。性格のまったく違う二人は、お互いを必要としながらも衝突することも…。
・8月といっても、夏の始まりということではなくて、季節の変わり目の8月の終わり、しんみりする季節のことのようです。
・最近ハイスピードの映画を見続けていたせいか、ほとんどスローモーションのようにさえ思えるおっとり感。主人公が大人も大人、老境にさしかかった人々なので、派手なシーンは無くても、ほんのちょっとした動きなどでたっぷりと心情を見せてくれます。これが円熟の技というのでしょうか。
・往年の名女優の競演、ということなので、かつての出演作を見ていれば感慨も深かっただろうなー。リリアン・ギッシュの画像を検索したら、美しいポートレートがいっぱい。あんなに美人でもやっぱり年を取るんだなあ…と思う反面、気品というのは失われないんだとしみじみ。
・晩年について丁寧に描かれた物語。年は取りたくないなぁー…とふとブルーになることがある。どうせ避けることが出来ないのだから、と思っても不安がよぎる。そういうときに見ると、ちょっとほっと出来そうです。
・ノスタルジー&黄昏好きの私には清涼の一本でした。
・ここんとこ、血しぶきドバーばっかり観てたからな…。人生の機微も学ぼう。
The whales of August(1987)
〈海辺のあらすじ〉
リビーとセーラは静かな島で暮らす老姉妹。性格のまったく違う二人は、お互いを必要としながらも衝突することも…。
・8月といっても、夏の始まりということではなくて、季節の変わり目の8月の終わり、しんみりする季節のことのようです。
・最近ハイスピードの映画を見続けていたせいか、ほとんどスローモーションのようにさえ思えるおっとり感。主人公が大人も大人、老境にさしかかった人々なので、派手なシーンは無くても、ほんのちょっとした動きなどでたっぷりと心情を見せてくれます。これが円熟の技というのでしょうか。
・往年の名女優の競演、ということなので、かつての出演作を見ていれば感慨も深かっただろうなー。リリアン・ギッシュの画像を検索したら、美しいポートレートがいっぱい。あんなに美人でもやっぱり年を取るんだなあ…と思う反面、気品というのは失われないんだとしみじみ。
・晩年について丁寧に描かれた物語。年は取りたくないなぁー…とふとブルーになることがある。どうせ避けることが出来ないのだから、と思っても不安がよぎる。そういうときに見ると、ちょっとほっと出来そうです。
・ノスタルジー&黄昏好きの私には清涼の一本でした。
・ここんとこ、血しぶきドバーばっかり観てたからな…。人生の機微も学ぼう。
●ニューヨークの恋人
Kate & Leopold(2001)
〈白馬に乗ったあらすじ〉
N.Y.のキャリアウーマンで恋が苦手なケイトは、元彼スチュワートの部屋に居候しているレオポルドと出会う。正体不明な自称公爵の彼を訝しむケイトだったが、彼の素敵にジェントルマンな態度に惹かれて行き…。
・夢を見た。
・ええ話やー。この手の話が苦手だった時期がありますが、やはり人は変わるもの。制作者の思惑通り、自己投影してしまいました。
・レオポルドだって。キャー。武者小路とか伊集院って感じ?(あファーストネームか)ヒュー・ジャックマンの微笑は、田宮次郎ばりにクール&ハートフル。憧れのコスチュームプレイに、時代錯誤なデュークっぷり。かっこよすぎる!
・なんといってもこの映画の肝は、デートのあと目覚めた彼女に彼が朝食をサービスするところでしょう、しかもごくナチュラルに。そこでケイトがするーっと涙するんです。ワカル!わかるよ、その気持ち。そんなシチュエーションになったことないけど、君の気持ちは十分に伝わった!このシーンだけでも見た価値ありでした。
・なので、強引なSFちっくな設定も、特に気になりません。劇的なボーイミーツガールを生み出すための手段だし。
・自分だったら彼の元へ行くかしら…なんてこれまた思惑通りにアレコレ想像して楽しみました。しかし高いところから飛び降りるのは嫌だな…。
・ばりばり仕事をこなして、評価も受けてるけど私ってほんとはそんなに強くないの…っていうのは実によく見かけるキャラクター。ちょっと前なら、恋も仕事も手に入れる貪欲ながらもポジティブな女性像がポピュラーだったような気がしますが、これはとにかく癒して私を!という悲痛さも感じ取れる。キャリアを持つ女性もかなり疲れてきているのかも知れません。
・女の子の夢。しかもケイトは夢に飛び込んだ。後日談も知りたくなります。
・1876年といえば明治時代か〜。その時代の日本人がタイムスリップして現代の女性と恋に落ちる話も、ひと味違って面白いかもしれません。
Kate & Leopold(2001)
〈白馬に乗ったあらすじ〉
N.Y.のキャリアウーマンで恋が苦手なケイトは、元彼スチュワートの部屋に居候しているレオポルドと出会う。正体不明な自称公爵の彼を訝しむケイトだったが、彼の素敵にジェントルマンな態度に惹かれて行き…。
・夢を見た。
・ええ話やー。この手の話が苦手だった時期がありますが、やはり人は変わるもの。制作者の思惑通り、自己投影してしまいました。
・レオポルドだって。キャー。武者小路とか伊集院って感じ?(あファーストネームか)ヒュー・ジャックマンの微笑は、田宮次郎ばりにクール&ハートフル。憧れのコスチュームプレイに、時代錯誤なデュークっぷり。かっこよすぎる!
・なんといってもこの映画の肝は、デートのあと目覚めた彼女に彼が朝食をサービスするところでしょう、しかもごくナチュラルに。そこでケイトがするーっと涙するんです。ワカル!わかるよ、その気持ち。そんなシチュエーションになったことないけど、君の気持ちは十分に伝わった!このシーンだけでも見た価値ありでした。
・なので、強引なSFちっくな設定も、特に気になりません。劇的なボーイミーツガールを生み出すための手段だし。
・自分だったら彼の元へ行くかしら…なんてこれまた思惑通りにアレコレ想像して楽しみました。しかし高いところから飛び降りるのは嫌だな…。
・ばりばり仕事をこなして、評価も受けてるけど私ってほんとはそんなに強くないの…っていうのは実によく見かけるキャラクター。ちょっと前なら、恋も仕事も手に入れる貪欲ながらもポジティブな女性像がポピュラーだったような気がしますが、これはとにかく癒して私を!という悲痛さも感じ取れる。キャリアを持つ女性もかなり疲れてきているのかも知れません。
・女の子の夢。しかもケイトは夢に飛び込んだ。後日談も知りたくなります。
・1876年といえば明治時代か〜。その時代の日本人がタイムスリップして現代の女性と恋に落ちる話も、ひと味違って面白いかもしれません。
マッチスティック・メン
2004年7月24日 アメリカもの
●マッチスティック・メン
Matchstick Men(2003)
〈あらすじは金庫の中〉
お疲れ気味の神経質な詐欺師ロイ(ニコラス・ケイジ)が、相棒の薦めでカウンセリングを受けることに。過去をひもとくうちに、別れた妻に自分との子どもがいることを発見。ぎこちなく娘に接するうち芽生えた父性に喜びを見出すロイ。しかし彼の気持ちを引き裂く出来事が…。
・たまに見たくなる俳優がいます。その内の一人がニコラス・ケイジ。
・私が見た映画では、彼はほとんどボコボコにされるか窮地に立たされてます。ロマンティックな話にも出演しているんだろうけど、未見なので。しかしどれだけ可哀想なシチュエーションでも、なんだかこう、親しみがあるというか、可笑しみがあるという彼ならでは雰囲気を味わいたくて、これをピックアップ。
・すると。やっぱりここでも困ってますね〜。いやあ、いい困りっぷりだ。見たかったニコラスを堪能できました。ソワソワした感じ、自分で自分を持てあます様子、本人としては大変なんだろうけど、端から見てるとなんだか微笑ましい演技&演出がグー。
・ロイの心を丁寧に追う話。淡々としてるのみならずクライマックスではらはらさせられるし、エンディングではほっこりするし、喉ごしすっきり楽しめる映画です。
・しかしドンデン返しというには、まさに派手にひっくり返ったなあ、びっくり。結局彼はアレに関わったすべての人たちを雇っていたのか。すごい元手がかかってる。ドッキリドキドキどころの騒ぎじゃないね。でもほんとにびっくりしたのは、『あいらぶパチンコ!』と叫んでるニコラス・ケイジをテレビで見たときなんだけど。
・娘との会話で、言葉に詰まって口ごもるロイがリアルでキュート。カリフォルニアが舞台なだけに、湿っぽくなく、泣いたってすぐにドライアップ。その分心に残ります。
Matchstick Men(2003)
〈あらすじは金庫の中〉
お疲れ気味の神経質な詐欺師ロイ(ニコラス・ケイジ)が、相棒の薦めでカウンセリングを受けることに。過去をひもとくうちに、別れた妻に自分との子どもがいることを発見。ぎこちなく娘に接するうち芽生えた父性に喜びを見出すロイ。しかし彼の気持ちを引き裂く出来事が…。
・たまに見たくなる俳優がいます。その内の一人がニコラス・ケイジ。
・私が見た映画では、彼はほとんどボコボコにされるか窮地に立たされてます。ロマンティックな話にも出演しているんだろうけど、未見なので。しかしどれだけ可哀想なシチュエーションでも、なんだかこう、親しみがあるというか、可笑しみがあるという彼ならでは雰囲気を味わいたくて、これをピックアップ。
・すると。やっぱりここでも困ってますね〜。いやあ、いい困りっぷりだ。見たかったニコラスを堪能できました。ソワソワした感じ、自分で自分を持てあます様子、本人としては大変なんだろうけど、端から見てるとなんだか微笑ましい演技&演出がグー。
・ロイの心を丁寧に追う話。淡々としてるのみならずクライマックスではらはらさせられるし、エンディングではほっこりするし、喉ごしすっきり楽しめる映画です。
・しかしドンデン返しというには、まさに派手にひっくり返ったなあ、びっくり。結局彼はアレに関わったすべての人たちを雇っていたのか。すごい元手がかかってる。ドッキリドキドキどころの騒ぎじゃないね。でもほんとにびっくりしたのは、『あいらぶパチンコ!』と叫んでるニコラス・ケイジをテレビで見たときなんだけど。
・娘との会話で、言葉に詰まって口ごもるロイがリアルでキュート。カリフォルニアが舞台なだけに、湿っぽくなく、泣いたってすぐにドライアップ。その分心に残ります。
フロム・ダスク・ティル・ドーン
2004年7月20日 お気に入り映画
●フロム・ダスク・ティル・ドーン
From Dusk Till Dawn(1996)
〈あらすじびっくり箱〉
銀行強盗の後、派手に逃亡中のゲッコー兄弟。牧師一家を道連れに追っ手を逃れてメキシコへ。ほっとしたのもつかの間、彼らにアンビリーバブルな魔の手が伸びる。
【ネタバレ!未見の場合はスキップした方が…】
・何これ。にゃにコレ?!
・もし映画館で観てたら、きっと観客全員でスクリーンに向かってツッコミの手を入れていたでしょう、マスゲーム並の規律正しさで。
・なぜジョージ・クルーニーがそこにいて、そしてタランティーノとよりによって兄弟なのか。親の顔が見たい。笑えるぐらいの溢れる兄弟愛。一体どういう生い立ちなのか。映像と想像のタッグで面白さも二倍に。犯罪者の美しい(?)家族愛といえば、「フェイスオフ」のトロイ兄弟もそうだったっけ。なぜ兄はそんなに弟を庇うの?なぜ…なぜ…のめくるめく連続。
・タランティーノは…自分の性格と容姿をよくわかってるんですね。嬉しそうだね、良かったね。はまり役。クルーニーのアグレッシブからくさ模様なタトゥーにしびれるー。
・地獄のサンタニコ(て。すげー名前)の変身で、一気にオカルトになるわけですケド、バイオレンスという点では首尾一貫してるわけで、つまりこれをベースにすると、通常のホラーの恐ろしさとは違う怖さが味わえるというわけなのですな。吸血鬼が出てきても、びっくりするのは観客、大して驚いた様子ではないクルーニー。暴力ホラーだからそこは重要ではないらしい。牧師の十字架型(?)銃とか、くい打ちマシーンとかが非常に重要なポイントなんだろうなぁ。アホやー。いいなあ楽しそうで。
・序盤(というかかなり中盤まで)のせっかくの緊張したムードのあっという間の崩壊も気持ちがいいほどでした。登場人物もどうしたらいいのか困った様子で、挙げ句の果てには化け物のお仲間。なんて愛のない仕打ち。「ボクを殺して」(by息子)て。もー。
・テーマの急転換にも戸惑うことなくバイオレンスを黙々と追求する主人公。自分が被害者なのを忘れてしまったかのようなヒロインの最後のセリフ。うーん、わけわからん!
・ 恐るべし、不ロム出す区ティ留ドーン!タラ&ロド。夏にぴったり。
これ以上盛り上がりようがないので続編は見ません!
From Dusk Till Dawn(1996)
〈あらすじびっくり箱〉
銀行強盗の後、派手に逃亡中のゲッコー兄弟。牧師一家を道連れに追っ手を逃れてメキシコへ。ほっとしたのもつかの間、彼らにアンビリーバブルな魔の手が伸びる。
【ネタバレ!未見の場合はスキップした方が…】
・何これ。にゃにコレ?!
・もし映画館で観てたら、きっと観客全員でスクリーンに向かってツッコミの手を入れていたでしょう、マスゲーム並の規律正しさで。
・なぜジョージ・クルーニーがそこにいて、そしてタランティーノとよりによって兄弟なのか。親の顔が見たい。笑えるぐらいの溢れる兄弟愛。一体どういう生い立ちなのか。映像と想像のタッグで面白さも二倍に。犯罪者の美しい(?)家族愛といえば、「フェイスオフ」のトロイ兄弟もそうだったっけ。なぜ兄はそんなに弟を庇うの?なぜ…なぜ…のめくるめく連続。
・タランティーノは…自分の性格と容姿をよくわかってるんですね。嬉しそうだね、良かったね。はまり役。クルーニーのアグレッシブからくさ模様なタトゥーにしびれるー。
・地獄のサンタニコ(て。すげー名前)の変身で、一気にオカルトになるわけですケド、バイオレンスという点では首尾一貫してるわけで、つまりこれをベースにすると、通常のホラーの恐ろしさとは違う怖さが味わえるというわけなのですな。吸血鬼が出てきても、びっくりするのは観客、大して驚いた様子ではないクルーニー。暴力ホラーだからそこは重要ではないらしい。牧師の十字架型(?)銃とか、くい打ちマシーンとかが非常に重要なポイントなんだろうなぁ。アホやー。いいなあ楽しそうで。
・序盤(というかかなり中盤まで)のせっかくの緊張したムードのあっという間の崩壊も気持ちがいいほどでした。登場人物もどうしたらいいのか困った様子で、挙げ句の果てには化け物のお仲間。なんて愛のない仕打ち。「ボクを殺して」(by息子)て。もー。
・テーマの急転換にも戸惑うことなくバイオレンスを黙々と追求する主人公。自分が被害者なのを忘れてしまったかのようなヒロインの最後のセリフ。うーん、わけわからん!
・ 恐るべし、不ロム出す区ティ留ドーン!タラ&ロド。夏にぴったり。
これ以上盛り上がりようがないので続編は見ません!