11月ですよー。
このままの調子じゃ、大晦日まであっ!という間だ。
というか、一年があっという間なんだよね。
人類が知らないところで実は時間が徐々に短縮しているということはないのでしょうか。
それはさておき、新選組!です。
今日は鼻息荒いよ。
もういちいち断りを入れる時間も惜しいほど、終幕に近づいてきましたが、昨日の勘太郎君の働きには心を動かされました。
正直なところ決闘に持っていくまでの筋立てが粗いような気がするのですが、それも見せ場を盛り上げるためだと思えば納得、
ここでは平助が主役で、立派にこなしたことに意味がある。
中村勘太郎は一人で出来上がってるのではなく、脈々と続く梨園の環境と芸と血筋が彼を後押ししているのがよくわかった。
やっぱり芸達者はいいねー。見ててわくわくするし、この先の成長が楽しみだー。
平助が斎藤に殺気を見せたシーン、すわチャンバラか!と、ちょっと打ち合いに期待を膨らませた途端にぐるぐる巻きに。
さすがだ。無チャンバラドラマだもんね。
ちょっと笑ってしまいました。
大久保利通役の保村さんて、惑星ピスタチオにいた人だ確か。
むかーしよく観に行ってたけど、舞台だからあまり顔がわからなかった。こういう顔だったのね、といまさら知りました。
このままの調子じゃ、大晦日まであっ!という間だ。
というか、一年があっという間なんだよね。
人類が知らないところで実は時間が徐々に短縮しているということはないのでしょうか。
それはさておき、新選組!です。
今日は鼻息荒いよ。
もういちいち断りを入れる時間も惜しいほど、終幕に近づいてきましたが、昨日の勘太郎君の働きには心を動かされました。
正直なところ決闘に持っていくまでの筋立てが粗いような気がするのですが、それも見せ場を盛り上げるためだと思えば納得、
ここでは平助が主役で、立派にこなしたことに意味がある。
中村勘太郎は一人で出来上がってるのではなく、脈々と続く梨園の環境と芸と血筋が彼を後押ししているのがよくわかった。
やっぱり芸達者はいいねー。見ててわくわくするし、この先の成長が楽しみだー。
平助が斎藤に殺気を見せたシーン、すわチャンバラか!と、ちょっと打ち合いに期待を膨らませた途端にぐるぐる巻きに。
さすがだ。無チャンバラドラマだもんね。
ちょっと笑ってしまいました。
大久保利通役の保村さんて、惑星ピスタチオにいた人だ確か。
むかーしよく観に行ってたけど、舞台だからあまり顔がわからなかった。こういう顔だったのね、といまさら知りました。
恋人よ帰れ!わが胸に
2004年10月31日 アメリカもの
さささ寒い。
こたつ、こたつ布団はどこだ。
●恋人よ帰れ!わが胸に
The Fortune Cookie(1966)
〈あらすじブンブン〉
フットボールの試合中、勢い余った選手に吹っ飛ばされたカメラマン・ハリー(ジャック・レモン)。ちっとも怪我してないのに、チャンスとばかりしゃしゃり出てきた義兄(ウォルター・マッソー)の口車に乗せられて保険金詐欺の片棒を担がされるが…。
・メグ・ライアンと共演してたウォルター・マッソーの若き日を見てみよう。ということで見た。そしたら、なんと若くない。こないだ見た映画(電話で抱きしめて)がおじいさんだとしたら、軽めのおじいさん(なんじゃそりゃ)。
調べてみたら1920年のお生まれだから、この映画公開時は46歳か。おじいさんというには若すぎますね。すみませんマッソーさん。
・この監督の特徴なのかどうか、けっこうエゲツない保険金詐欺なのにもかかわらず、全体的にちょこまかほのぼのしてて、お目当てのマッソーさん演じる隙あらば儲けようとする悪徳弁護士も、そんなに嫌なヤツに見えない(いい人にも見えないけど)。
逆に回りに利用されて、正直さが裏目に出てるハリーもそんなに可哀想に思えないし、つまりみんな善悪は併せ持ってるけど、その強弱が違うというところでしょうか。その辺りでフフフと笑えます。
・刺激的なドタバタコメディもコントも楽しいですが、こーゆー真綿でくるんだような(?)ゆあーんとした笑いもいい。といってもぬるいわけでも無く、すごく練られた末に生まれたほんわかさという感じ。
オチも座りがいい。
雨の日に寝そべって見るのに丁度良いです。
・マッソーさんの芸達者ぶりも見られたし、よし今度はジャック・レモンを見よう。
ラブリー・オールドメンも見てみたいなー。
・まったく原題を反映してない邦題だけど、わりと好きです。ああ60年代かーという気に不思議にさせる。時代によって邦題の付け方にも特徴があるようで、調べて見ると面白いかも。
こたつ、こたつ布団はどこだ。
●恋人よ帰れ!わが胸に
The Fortune Cookie(1966)
〈あらすじブンブン〉
フットボールの試合中、勢い余った選手に吹っ飛ばされたカメラマン・ハリー(ジャック・レモン)。ちっとも怪我してないのに、チャンスとばかりしゃしゃり出てきた義兄(ウォルター・マッソー)の口車に乗せられて保険金詐欺の片棒を担がされるが…。
・メグ・ライアンと共演してたウォルター・マッソーの若き日を見てみよう。ということで見た。そしたら、なんと若くない。こないだ見た映画(電話で抱きしめて)がおじいさんだとしたら、軽めのおじいさん(なんじゃそりゃ)。
調べてみたら1920年のお生まれだから、この映画公開時は46歳か。おじいさんというには若すぎますね。すみませんマッソーさん。
・この監督の特徴なのかどうか、けっこうエゲツない保険金詐欺なのにもかかわらず、全体的にちょこまかほのぼのしてて、お目当てのマッソーさん演じる隙あらば儲けようとする悪徳弁護士も、そんなに嫌なヤツに見えない(いい人にも見えないけど)。
逆に回りに利用されて、正直さが裏目に出てるハリーもそんなに可哀想に思えないし、つまりみんな善悪は併せ持ってるけど、その強弱が違うというところでしょうか。その辺りでフフフと笑えます。
・刺激的なドタバタコメディもコントも楽しいですが、こーゆー真綿でくるんだような(?)ゆあーんとした笑いもいい。といってもぬるいわけでも無く、すごく練られた末に生まれたほんわかさという感じ。
オチも座りがいい。
雨の日に寝そべって見るのに丁度良いです。
・マッソーさんの芸達者ぶりも見られたし、よし今度はジャック・レモンを見よう。
ラブリー・オールドメンも見てみたいなー。
・まったく原題を反映してない邦題だけど、わりと好きです。ああ60年代かーという気に不思議にさせる。時代によって邦題の付け方にも特徴があるようで、調べて見ると面白いかも。
●アダルト♂スクール
Old School(2003)
〈あらすじオブサイレンス〉
ひょんなことからキャンパス内に住むことになり、なぜかフラタニティを新設してしまったミッチたち。青春の日々を取り戻しパーティ三昧。だけど大学側に睨まれて大ピンチ、麻酔銃も刺さっちゃう。
・うーんどうでしょう。面白いことは面白いけど、笑った顔が美川憲一みたいな表情になってしまう。つまり口の端がちょっと吊るような。変なところでエロいし、なにげにかなりブラックだし。
・フラタニティってほんとにあんなのかなぁ。rushってあんなの?でもあんな感じなんだろうなーとちょっと納得、多少の誇張はあるとしても。感覚としてよくわからない存在だったので、垣間見られたのはウレシイ。
・しかし特筆すべきは、とにもかくにもウィル・フェレルです。
なんかもー、この人おかしすぎる。この人のおかげか、すっとぼけ感が炸裂、コメディというよりコントの領域。彼がプールに落ちるとこ、「卒業」のパロディなんですね。ばかばかしくて激しく可笑しい。彼に釘付け。
目が素なんだよなぁ。いいなぁ。
・全体的に、半テンポずらしたようなところで思わず生じる笑いは、ちょっと香港っぽいかも。後半少林サッカーみたいな展開だし。
・ジュリエット・ルイスが!ミスターに見えてしまったんですけど。ゴメン、でもなんか顔半分青くない?
・残念なのは、あんまり日本人にはフラタニティ自体に馴染みがないので、細かいところで「あーそうだ大学ってこんな感じだった…」というキャンパスライフを回顧するツールになってないこと(というかアメリカ人にはなっているのか?)。んが、普遍的に青春てワンツースリージャンプ(by岡村靖幸)だし、へーそういう感じなんだねアメリカは、という点では興味深かったです。
・オマケに「アクターズスタジオ」のパロディが収録されているのですが、これがまた笑える。
やっぱりオカシイよウィル・フェレル。
・しかしやっぱりこの邦題は微妙だ。考えた末だろうなという気はするけれど。
Old School(2003)
〈あらすじオブサイレンス〉
ひょんなことからキャンパス内に住むことになり、なぜかフラタニティを新設してしまったミッチたち。青春の日々を取り戻しパーティ三昧。だけど大学側に睨まれて大ピンチ、麻酔銃も刺さっちゃう。
・うーんどうでしょう。面白いことは面白いけど、笑った顔が美川憲一みたいな表情になってしまう。つまり口の端がちょっと吊るような。変なところでエロいし、なにげにかなりブラックだし。
・フラタニティってほんとにあんなのかなぁ。rushってあんなの?でもあんな感じなんだろうなーとちょっと納得、多少の誇張はあるとしても。感覚としてよくわからない存在だったので、垣間見られたのはウレシイ。
・しかし特筆すべきは、とにもかくにもウィル・フェレルです。
なんかもー、この人おかしすぎる。この人のおかげか、すっとぼけ感が炸裂、コメディというよりコントの領域。彼がプールに落ちるとこ、「卒業」のパロディなんですね。ばかばかしくて激しく可笑しい。彼に釘付け。
目が素なんだよなぁ。いいなぁ。
・全体的に、半テンポずらしたようなところで思わず生じる笑いは、ちょっと香港っぽいかも。後半少林サッカーみたいな展開だし。
・ジュリエット・ルイスが!ミスターに見えてしまったんですけど。ゴメン、でもなんか顔半分青くない?
・残念なのは、あんまり日本人にはフラタニティ自体に馴染みがないので、細かいところで「あーそうだ大学ってこんな感じだった…」というキャンパスライフを回顧するツールになってないこと(というかアメリカ人にはなっているのか?)。んが、普遍的に青春てワンツースリージャンプ(by岡村靖幸)だし、へーそういう感じなんだねアメリカは、という点では興味深かったです。
・オマケに「アクターズスタジオ」のパロディが収録されているのですが、これがまた笑える。
やっぱりオカシイよウィル・フェレル。
・しかしやっぱりこの邦題は微妙だ。考えた末だろうなという気はするけれど。
またまた新選組!の話で面目ない。
土曜スタジオパークに出てた三谷さん。
私はこの人の脚本も本人も好きなんですが、その好きっていうのはたまに「イーッ」となる好きさ加減なんです。
つまり、つい引き込まれるけど、どこか体をぽりぽり掻いてしまうというか、ちょっとむずむずしちゃうというか、突っ込みかけた手を定位置に構えてるというか…とにかく、ま、好きの一種です。
それで三谷さんはよくテレビに出てるので、ファンとしては見る。
んだけど、無邪気な浮かれっぷりを画面を通して見るたび、ああ〜と、ハラハラしてしまうのは何ででしょうか。
「嬉しがりの脚本家として視聴者に見られている自分」を楽しんでいるところが、また…。
もしかしたら
「嬉しがりの脚本家として視聴者に見られている自分を楽しんでる自分」を楽しんでるのかも。
と勝手に想像して、くたびれました。
その手には乗らないもんね、とむきになったり。
普通は制作側の狙いに身を委ねて、一喜一憂するのが楽しいんだけど。彼の場合、ヨシそんなに言うなら騙されてやってやろうじゃないの、となんだか居丈高になっている自分。それで最後にはあっさり感心してたりするんだよなぁ。
何なんだ、何がしたいんでしょう私。
なんというか、そう簡単に転がされないもんね!という気持ちにさせる脚本家だ彼は。
(コロッと転んでるんだけどさ)
もっと気軽にテレビを見なければ。
しかしこれほど脚本家の顔が見える大河ドラマがあっただろうか。(あったかも知れない)
おかげで最近はどのキャストにも三谷さんの顔がオーバーラップしてきたりして、よーし受けてやろうじゃないの、と見るのにも力が入ってきました。
(三谷さんの言うように、あともう一年ぐらい続けて、いつのまにかシットコムになってた…ってのはどうだろう。どうにもならんけど)
土曜スタジオパークに出てた三谷さん。
私はこの人の脚本も本人も好きなんですが、その好きっていうのはたまに「イーッ」となる好きさ加減なんです。
つまり、つい引き込まれるけど、どこか体をぽりぽり掻いてしまうというか、ちょっとむずむずしちゃうというか、突っ込みかけた手を定位置に構えてるというか…とにかく、ま、好きの一種です。
それで三谷さんはよくテレビに出てるので、ファンとしては見る。
んだけど、無邪気な浮かれっぷりを画面を通して見るたび、ああ〜と、ハラハラしてしまうのは何ででしょうか。
「嬉しがりの脚本家として視聴者に見られている自分」を楽しんでいるところが、また…。
もしかしたら
「嬉しがりの脚本家として視聴者に見られている自分を楽しんでる自分」を楽しんでるのかも。
と勝手に想像して、くたびれました。
その手には乗らないもんね、とむきになったり。
普通は制作側の狙いに身を委ねて、一喜一憂するのが楽しいんだけど。彼の場合、ヨシそんなに言うなら騙されてやってやろうじゃないの、となんだか居丈高になっている自分。それで最後にはあっさり感心してたりするんだよなぁ。
何なんだ、何がしたいんでしょう私。
なんというか、そう簡単に転がされないもんね!という気持ちにさせる脚本家だ彼は。
(コロッと転んでるんだけどさ)
もっと気軽にテレビを見なければ。
しかしこれほど脚本家の顔が見える大河ドラマがあっただろうか。(あったかも知れない)
おかげで最近はどのキャストにも三谷さんの顔がオーバーラップしてきたりして、よーし受けてやろうじゃないの、と見るのにも力が入ってきました。
(三谷さんの言うように、あともう一年ぐらい続けて、いつのまにかシットコムになってた…ってのはどうだろう。どうにもならんけど)
●月夜の願い
新難兄難弟(1993)
〈あらすじビーム〉
ナンパなユン(トニー・レオン)は、杓子定規な父親と反りが合わない。昔の父親の姿を見たくなり、願いが叶うという穴に落ちたユンが着いたところは、フィフティーズ香港!
・香港版バックトゥザフューチャーらしいです。確かに。だけどキテレツな博士も未来型タイムマシーンも出てこない。主人公は穴ボコに落ちてタイムスリップ。うーん、こういう地味なのいいですね。
全体的にファンタジーな作りで、ほのぼの感が漂ってる。
・香港の50年代ってまったく想像がつかなかったのですが、案外日本ぽいなぁ。アメリカ文化の大流入と同時に、昔ながらの庶民生活という。まあ一つの側面に過ぎないと思いますが、長屋の生活はなんだか寅さんものを見てるような人情味。
・香港映画と言えば「緊迫」「メリハリアクション」「斬新な映像」「どんでん返し、さらに大どんでん返し!」「ハト」「二丁拳銃」(この辺ウー監督)などのイメージがあって、その上そういう話がよく話題に上るから、たまにこういうのを見るとなんだか新鮮です。
・レオン・カーファイがいいなぁ。実直で器用じゃなさそうなところが。素でいい人そう。
トニー・レオンにはやっぱりちょっとぐらい痛い目に合って欲しいですね。普通にコメディでもいいんですが、この人はどつかれたり刺されたり撃たれたり、または頭を抱えて悩んだりすると、がぜん輝きを増すのですが(そんなことないですか)。
八の字眉毛キャラが上手い。
・もっと香港事情に通じてたら、細々とした遊びなんかも楽しめたんだろうなぁと思うとちょいと残念です。日本にもこういう映画あるのかな?
(ドラマの「トキオ」は今ヒトツだったなーそういえば)
・ラストシーンは、なかなか良いですね。こういうドタバタっぽいオチは、この映画にぴったり。雰囲気が最後まで壊れない、なかなかオツな話でした。
おやつ向き。甘すぎないエッグタルト。
新難兄難弟(1993)
〈あらすじビーム〉
ナンパなユン(トニー・レオン)は、杓子定規な父親と反りが合わない。昔の父親の姿を見たくなり、願いが叶うという穴に落ちたユンが着いたところは、フィフティーズ香港!
・香港版バックトゥザフューチャーらしいです。確かに。だけどキテレツな博士も未来型タイムマシーンも出てこない。主人公は穴ボコに落ちてタイムスリップ。うーん、こういう地味なのいいですね。
全体的にファンタジーな作りで、ほのぼの感が漂ってる。
・香港の50年代ってまったく想像がつかなかったのですが、案外日本ぽいなぁ。アメリカ文化の大流入と同時に、昔ながらの庶民生活という。まあ一つの側面に過ぎないと思いますが、長屋の生活はなんだか寅さんものを見てるような人情味。
・香港映画と言えば「緊迫」「メリハリアクション」「斬新な映像」「どんでん返し、さらに大どんでん返し!」「ハト」「二丁拳銃」(この辺ウー監督)などのイメージがあって、その上そういう話がよく話題に上るから、たまにこういうのを見るとなんだか新鮮です。
・レオン・カーファイがいいなぁ。実直で器用じゃなさそうなところが。素でいい人そう。
トニー・レオンにはやっぱりちょっとぐらい痛い目に合って欲しいですね。普通にコメディでもいいんですが、この人はどつかれたり刺されたり撃たれたり、または頭を抱えて悩んだりすると、がぜん輝きを増すのですが(そんなことないですか)。
八の字眉毛キャラが上手い。
・もっと香港事情に通じてたら、細々とした遊びなんかも楽しめたんだろうなぁと思うとちょいと残念です。日本にもこういう映画あるのかな?
(ドラマの「トキオ」は今ヒトツだったなーそういえば)
・ラストシーンは、なかなか良いですね。こういうドタバタっぽいオチは、この映画にぴったり。雰囲気が最後まで壊れない、なかなかオツな話でした。
おやつ向き。甘すぎないエッグタルト。
ラブ・アクチュアリー
2004年10月19日 アメリカもの
自分の無頓着さを反省するできごと。
またまた知らなかった、私の愛するハンス(・グルーバー@ダイハード)が、アラン・リックマンという人でハリポタに出てて(黒いからわからんかった)、あまつさえこんな小洒落た映画に出てたなんて〜。
ああ、危うく見逃してしまうところだったこの(私にとっては)重大な事実。くわばらくわばら(?)。
●ラブ・アクチュアリー
Love Actually(2003)
〈あらすじ到着口〉
みんなの小さな物語。幸せって存外足もとに転がってるのかも知れませんネ。
・というわけで私はハンスを探しました。イメージが固まりすぎてて、えっ!あなたがハンス!?確かに声は一緒だけれど!と一瞬びっくり。
でもよーく見るとああ、あなたはやはり…という面影が(同一人物なんだから当たり前だけど)あって、なんか10年ぶりぐらいに親戚のおじさんに会ったような気持ち。身近に例えてすみません。
・ダイハードは普遍的にオモシロイ話ですが、やっぱりハンス(と楽しいお仲間)の存在は大きい。
あの、彼が人質の前で、天井に銃を向けるポーズは、サタデーナイトフィーバーでトラボルタが天を指さす神々しいお姿とともに、脳裏に焼きついて離れないのであります。
・そんなこんなのラブ・アクチュアリー。
アラン・リックマンとミスタービーンのシーンが楽しかった。なんかちっちゃくなったね、ローワンさん。もっと登場してくれても良かったのに。
ハンスって、よーく見たら関根勤みたいで、二枚目ながら間延びした感じが、なんかいいんですよねー(大ファンの方スミマセン)。
そして何でもないときに、なんでかニヤリとしてるように見えるところが。何の含みもないんでしょうけど。
・そんな彼のエピソードの結末は、ちょっとあっさり片づいちゃったのでアレ?って感じでしたが。熟年のケースはビタースィートなんでしょうかね。
・ヒュー・グラントと米大統領の会話は面白かった。なんだそりゃーで笑える。ちょっと国を任せるのは不安だけど。
・ずいぶんBGMで盛り上げてくれるので、映画館で見たらカタルシスー!って感じですーっと気が抜けて良い気分になるんだろうな。
みんなの関係がどこかで繋がっているけど、こんがらかってぐちゃぐちゃになってなくてあっさり風味。
ちょこっとづつの幸せを集めたら、こんなに大きな幸せ。
今はなんでも「プチ」な時代だから、なかなかマッチしてるなぁと思いました。
・しかし私にとってはハンス・アクチュアリーなのでした。
またまた知らなかった、私の愛するハンス(・グルーバー@ダイハード)が、アラン・リックマンという人でハリポタに出てて(黒いからわからんかった)、あまつさえこんな小洒落た映画に出てたなんて〜。
ああ、危うく見逃してしまうところだったこの(私にとっては)重大な事実。くわばらくわばら(?)。
●ラブ・アクチュアリー
Love Actually(2003)
〈あらすじ到着口〉
みんなの小さな物語。幸せって存外足もとに転がってるのかも知れませんネ。
・というわけで私はハンスを探しました。イメージが固まりすぎてて、えっ!あなたがハンス!?確かに声は一緒だけれど!と一瞬びっくり。
でもよーく見るとああ、あなたはやはり…という面影が(同一人物なんだから当たり前だけど)あって、なんか10年ぶりぐらいに親戚のおじさんに会ったような気持ち。身近に例えてすみません。
・ダイハードは普遍的にオモシロイ話ですが、やっぱりハンス(と楽しいお仲間)の存在は大きい。
あの、彼が人質の前で、天井に銃を向けるポーズは、サタデーナイトフィーバーでトラボルタが天を指さす神々しいお姿とともに、脳裏に焼きついて離れないのであります。
・そんなこんなのラブ・アクチュアリー。
アラン・リックマンとミスタービーンのシーンが楽しかった。なんかちっちゃくなったね、ローワンさん。もっと登場してくれても良かったのに。
ハンスって、よーく見たら関根勤みたいで、二枚目ながら間延びした感じが、なんかいいんですよねー(大ファンの方スミマセン)。
そして何でもないときに、なんでかニヤリとしてるように見えるところが。何の含みもないんでしょうけど。
・そんな彼のエピソードの結末は、ちょっとあっさり片づいちゃったのでアレ?って感じでしたが。熟年のケースはビタースィートなんでしょうかね。
・ヒュー・グラントと米大統領の会話は面白かった。なんだそりゃーで笑える。ちょっと国を任せるのは不安だけど。
・ずいぶんBGMで盛り上げてくれるので、映画館で見たらカタルシスー!って感じですーっと気が抜けて良い気分になるんだろうな。
みんなの関係がどこかで繋がっているけど、こんがらかってぐちゃぐちゃになってなくてあっさり風味。
ちょこっとづつの幸せを集めたら、こんなに大きな幸せ。
今はなんでも「プチ」な時代だから、なかなかマッチしてるなぁと思いました。
・しかし私にとってはハンス・アクチュアリーなのでした。
●電話で抱きしめて
Hanging Up(2000)
〈あらすじ三姉妹〉
妻と別れて以来、わがままし放題になってしまった父親に手を焼くイブ。姉妹とも疎通がうまくいかずに苛立つ毎日。だがやがて家族への深い愛情を確認し、温もりを取り戻す。
・「めぐり逢えたら」から7年後のメグ・ライアン。
・ほんとうは、父親役であるウォルター・マッソーに注目したいところですが、まったく無知なためあれこれ感慨を巡らすことが出来ずに残念。でもこれを機会に過去の映画に遡ってみようと思いました。
・恋愛絡みかなと思わせて、まったく色恋抜きの家族ストーリー。
メグにすでに夫と子がいて、え、もしかしてこの人と恋に落ちたりするの?と思った人とは当然何の関係もなく、淡々と進む話が味気ないっていえば味気なかったかな…。
キャラクターはいつものきゃぴきゃぴにフラットがかかってる感じで、楽しくても疲れてても感情の起伏が激しいメグ、でも今回は見ててちょっと辛かった。
勝手な押しつけで申し訳ないけど、彼女に限ってはワンパターンでけっこう。恋にうきうきしてる永遠のスクールガールみたいな役どころを全うして頂きたいと思ってしまいました。
・ひとつの家族のちいさなほころびを、針でちくちくっと修繕する話。
父親よりも母親との関係にフォーカスしても面白かったかも。母親の生き方と娘達との対比とか。
・リサ・クドローが好きなので期待してましたが、うーむフィービー(@Friends)と変わるところがほとんどない(弾けてないけど)役柄でちょっと残念。ちがう側面を見てみたかったような。
・しかしアメリカって事故に対してあんなに大雑把なのかしら。あんまり車を大事にしないからいーのかなー。あのお医者さん(と母親)の役割がイマイチよくわからない。通りすがりの癒し人か。
・こういう話は、何年か経ってから見直すとまた印象が変わるかも。
いまのところは、なるほどねーって感じです。
Hanging Up(2000)
〈あらすじ三姉妹〉
妻と別れて以来、わがままし放題になってしまった父親に手を焼くイブ。姉妹とも疎通がうまくいかずに苛立つ毎日。だがやがて家族への深い愛情を確認し、温もりを取り戻す。
・「めぐり逢えたら」から7年後のメグ・ライアン。
・ほんとうは、父親役であるウォルター・マッソーに注目したいところですが、まったく無知なためあれこれ感慨を巡らすことが出来ずに残念。でもこれを機会に過去の映画に遡ってみようと思いました。
・恋愛絡みかなと思わせて、まったく色恋抜きの家族ストーリー。
メグにすでに夫と子がいて、え、もしかしてこの人と恋に落ちたりするの?と思った人とは当然何の関係もなく、淡々と進む話が味気ないっていえば味気なかったかな…。
キャラクターはいつものきゃぴきゃぴにフラットがかかってる感じで、楽しくても疲れてても感情の起伏が激しいメグ、でも今回は見ててちょっと辛かった。
勝手な押しつけで申し訳ないけど、彼女に限ってはワンパターンでけっこう。恋にうきうきしてる永遠のスクールガールみたいな役どころを全うして頂きたいと思ってしまいました。
・ひとつの家族のちいさなほころびを、針でちくちくっと修繕する話。
父親よりも母親との関係にフォーカスしても面白かったかも。母親の生き方と娘達との対比とか。
・リサ・クドローが好きなので期待してましたが、うーむフィービー(@Friends)と変わるところがほとんどない(弾けてないけど)役柄でちょっと残念。ちがう側面を見てみたかったような。
・しかしアメリカって事故に対してあんなに大雑把なのかしら。あんまり車を大事にしないからいーのかなー。あのお医者さん(と母親)の役割がイマイチよくわからない。通りすがりの癒し人か。
・こういう話は、何年か経ってから見直すとまた印象が変わるかも。
いまのところは、なるほどねーって感じです。
●めぐり逢えたら
Sleepless in Seattle(1993)
〈あらすじで待ってる〉
優しい婚約者がいながら迷っているアニー。ラジオから聞こえてくる身の上相談になぜか心が奪われて…。
・メグも若いしトムも細長い。約10年前の映画だけど、なんだかもっと昔のような感じがした。以前に見たときは、全体的にふーんという印象しかなかったけど、今回はトム・ハンクスに自然と目が行きました。
・ほんとは自然体じゃないんだろうけど、ほんとナチュラルに見える。デートしようと躍起になってるとことか、息子に「氷の微笑が公開された時、どんなに男達をビビらせたかわかるか!」って言ってるとことか。ああ、あのシーン面白かったなーと見終わってだいぶ経ってからふと思い出すのがいいですね。
・メグ側の話は、メグ・ライアンだから成り立っているのだなぁ。この人は、たいていの話で、よくキーっとなってたりドジ踏んだりしつつ、それでも「んもうメグったら!」みたいな得なキャラクターだけど、この時代はまさにぴょんぴょんしてる元気さがあって、ちょっと目を細めてしまった。
何でかというと、ウソかホントかメグの顔の変貌写真をネットで見てしまって、時間の重みを感じたからです…。
しかし加齢だけは誰も免れないからのう。決してマイナスではないと思うのですが。特に彼女のような役柄が主軸の場合。
・ ビル・プルマンの立場って一体。すごいいい人じゃん。
いい人では物足りなくて、刺激的な男性に走るっていうパターンがあるけど(そしてよく不幸になる)、いい人からいい人に乗り換える(ちょっと嫌な表現)とは。やはりデスティニーなんですね。次の運命の人もいい人かも。
運命って「巻き込まれる」とか「激しい」イメージが伴うけど、こういうプチ運命で人生は成り立ってるのかなぁ。
運命って何だっけ。
・アメリカでは、何かのきっかけで人生をやり直したい時、シアトルで出直そうとする人が多いと聞きましたが、本当なんでしょうか。
・クヨクヨすることもあるけど、そこで歩みを止めないのが人間なのだなー。うんうん。
Sleepless in Seattle(1993)
〈あらすじで待ってる〉
優しい婚約者がいながら迷っているアニー。ラジオから聞こえてくる身の上相談になぜか心が奪われて…。
・メグも若いしトムも細長い。約10年前の映画だけど、なんだかもっと昔のような感じがした。以前に見たときは、全体的にふーんという印象しかなかったけど、今回はトム・ハンクスに自然と目が行きました。
・ほんとは自然体じゃないんだろうけど、ほんとナチュラルに見える。デートしようと躍起になってるとことか、息子に「氷の微笑が公開された時、どんなに男達をビビらせたかわかるか!」って言ってるとことか。ああ、あのシーン面白かったなーと見終わってだいぶ経ってからふと思い出すのがいいですね。
・メグ側の話は、メグ・ライアンだから成り立っているのだなぁ。この人は、たいていの話で、よくキーっとなってたりドジ踏んだりしつつ、それでも「んもうメグったら!」みたいな得なキャラクターだけど、この時代はまさにぴょんぴょんしてる元気さがあって、ちょっと目を細めてしまった。
何でかというと、ウソかホントかメグの顔の変貌写真をネットで見てしまって、時間の重みを感じたからです…。
しかし加齢だけは誰も免れないからのう。決してマイナスではないと思うのですが。特に彼女のような役柄が主軸の場合。
・ ビル・プルマンの立場って一体。すごいいい人じゃん。
いい人では物足りなくて、刺激的な男性に走るっていうパターンがあるけど(そしてよく不幸になる)、いい人からいい人に乗り換える(ちょっと嫌な表現)とは。やはりデスティニーなんですね。次の運命の人もいい人かも。
運命って「巻き込まれる」とか「激しい」イメージが伴うけど、こういうプチ運命で人生は成り立ってるのかなぁ。
運命って何だっけ。
・アメリカでは、何かのきっかけで人生をやり直したい時、シアトルで出直そうとする人が多いと聞きましたが、本当なんでしょうか。
・クヨクヨすることもあるけど、そこで歩みを止めないのが人間なのだなー。うんうん。
間黒男さん、Wake me up before you go go!
2004年10月13日 海外/日本ドラマブラック・ジャック、またまたリメイクされてるんですねー。
たまたま見てびっくり。
なかなか良い感じではないですか、原作に(わりと)忠実で。
特に絵が。
手塚治虫という名前があまりにもビッグなため、壮大なストーリーとか、人間性の深い洞察などが先行して話題になるけれど、絵がかわいいという点についても見逃せないわけで、私が今まで首をかしげてしまったのは、アニメになるとなんでか原作の絵とかけ離れてしまうということだったのです(この間までやってた火の鳥とか)。
原作者の意向もあるのかも知れないけど、やっぱりあの話・あの絵は一体のものだからして、妙にキラキラされてもちょっと目のやり場に困ってしまう。
原作のシンプルな絵で、十分人物の魅力は伝わってくるんだけどな。というか、あの絵がいい。
白黒でもいいぐらい(それならマンガを読め)。
というわけで、良かった…あのオペに突入する際の変身シーンみたいなのを除けば。何か別のものになるのかと思って焦りました。
それから、エンディングテーマのミスマッチ?を除けば。
曲単体では別になんともないけど、あれではBJがちょっとヤバイ人みたいな気がしてヤバイ。
また見る機会があればチェックしよう。
……
「ラストクリスマス」。
これも久々に見た月9ですが、ああー懐かしい…。
どうのこうの言う前にただ懐かしい気持ちに。
という、ノスタルジー層のみぞおち狙いの企画なんでしょうか、突かれましたとも。
ウキウキウェイクミーアップだもん、だって。
「ウキウキ」なんてワクワクする言葉、今となってはすっかりリアリティを失ってしまって、タモリですらウキウキウォッチング歌うの止めちゃったみたいだし、ああ80年代ってアブクと共に海に消えた…。
そのウキウキが復活、うきうきするじゃないですか。ウキー!
新規獲得層には、どう映るのかなこのドラマ。
私は織田裕二に部下がいるだけで感慨深くなってしまったんですが。
しかもめちゃめちゃいい人やん。昔と一緒。
佐々木様(伊原さん@新選組ネーム)も弾けてるし…最後まで見よっかなー。
ハッピーエンドだろうし。まさかアンハッピーってことは?
Wham!のMake It Big、取り出してみるも、レコードプレーヤーを処分してしまったので、聴くことすらできない。見るだけ。
しんみり…。
たまたま見てびっくり。
なかなか良い感じではないですか、原作に(わりと)忠実で。
特に絵が。
手塚治虫という名前があまりにもビッグなため、壮大なストーリーとか、人間性の深い洞察などが先行して話題になるけれど、絵がかわいいという点についても見逃せないわけで、私が今まで首をかしげてしまったのは、アニメになるとなんでか原作の絵とかけ離れてしまうということだったのです(この間までやってた火の鳥とか)。
原作者の意向もあるのかも知れないけど、やっぱりあの話・あの絵は一体のものだからして、妙にキラキラされてもちょっと目のやり場に困ってしまう。
原作のシンプルな絵で、十分人物の魅力は伝わってくるんだけどな。というか、あの絵がいい。
白黒でもいいぐらい(それならマンガを読め)。
というわけで、良かった…あのオペに突入する際の変身シーンみたいなのを除けば。何か別のものになるのかと思って焦りました。
それから、エンディングテーマのミスマッチ?を除けば。
曲単体では別になんともないけど、あれではBJがちょっとヤバイ人みたいな気がしてヤバイ。
また見る機会があればチェックしよう。
……
「ラストクリスマス」。
これも久々に見た月9ですが、ああー懐かしい…。
どうのこうの言う前にただ懐かしい気持ちに。
という、ノスタルジー層のみぞおち狙いの企画なんでしょうか、突かれましたとも。
ウキウキウェイクミーアップだもん、だって。
「ウキウキ」なんてワクワクする言葉、今となってはすっかりリアリティを失ってしまって、タモリですらウキウキウォッチング歌うの止めちゃったみたいだし、ああ80年代ってアブクと共に海に消えた…。
そのウキウキが復活、うきうきするじゃないですか。ウキー!
新規獲得層には、どう映るのかなこのドラマ。
私は織田裕二に部下がいるだけで感慨深くなってしまったんですが。
しかもめちゃめちゃいい人やん。昔と一緒。
佐々木様(伊原さん@新選組ネーム)も弾けてるし…最後まで見よっかなー。
ハッピーエンドだろうし。まさかアンハッピーってことは?
Wham!のMake It Big、取り出してみるも、レコードプレーヤーを処分してしまったので、聴くことすらできない。見るだけ。
しんみり…。
新選組!の脚本家と役者
2004年10月11日 海外/日本ドラマ
今年に入って日曜日の夜には確実にテレビの前に座っていますが、それもあと残すところ10回を切ってしまった。
ああ寂しくなるなぁ、と思うと今からもう寂しい。
色々と言われてもいるようですが、大河にティピカルな英雄とスケール感を求めれば物足りなさも…という点もわからないでもないけど(軽妙さがアメリカンだし)、
反面人物観察が(不必要なほど)丹念で、大きな流れの中の小さな日常を描かせれば三谷氏はやっぱり絶妙な味を出すよなぁと感心してしまいます。
円熟した技というか、自分のフィールドに何を持ってきても三谷味に出来るという実績と自信が感じられ、まさにノッてるねぇ。
「寺田屋大騒動」の回なんて、よ!三谷屋!ってな出来映えで、完全にキャラクターを掌握したマイ新選組の真骨頂。
これをさらにデフォルメすると「竜馬におまかせ」になるのね。
そういえば「振り返ればやつがいる」も見ようによってはコメディだし、隙をついて人間のおかしみを追求する姿はさすが。
それでもって、意外に地味なセリフにツヤがあったりするんですよね、役者の使い方がうまいので相乗効果もあるんでしょうけど。
こうなるともうどんなストーリーを持ってこられたって味付け可能、
いいスタンスにいる得な人だ。
ここに出てる役者さんも将来化けそうな予感がする人たちだし、へーこの人達若い頃に共演してたんだねぇといづれ言われるドラマになるかも。
何より自分たちがパズルのピースだとわかってる働きぶり。
キャスティングって大切なんですねー。
ところで捨助って、やっぱりネズミ男(ゲゲゲの)なんでしょうか。昔のエッセイで、ネズミ男に惹かれるみたいなこと書いてたけど。
そういう目線で見ると、二倍楽しい捨助道。
こういう、変わった役をやらせたらがぜん上手いっていう役者が、香取君を筆頭に多く出演してるし、しかも脇役ワンダーランド。
知ってる人は知っている、けど世間的にはまだ無名のオモシロイ役者がぼこぼこ出てるのもこの話の拾いどころ。
個人的には藤原君に注目中。シンプルにうまくてカッコイイから。
勘太郎君は子どもの頃、一体どうなるのか心配になる風貌(大きなお世話)でしたが、愛嬌のあるいい顔になってきた。御曹司だし、将来が楽しみ。
ところで0033永倉さんはますます松方弘樹にしか見えないんだけど、以前の新選組へのオマージュなんでしょうか。カジキ釣ってそうだ。
最近では慶喜公が気になる。あの眉毛とオデコ。
ああ今年はフレンズと新選組!イヤーだったなぁ…。と早々と振り返ったり。
ああ寂しくなるなぁ、と思うと今からもう寂しい。
色々と言われてもいるようですが、大河にティピカルな英雄とスケール感を求めれば物足りなさも…という点もわからないでもないけど(軽妙さがアメリカンだし)、
反面人物観察が(不必要なほど)丹念で、大きな流れの中の小さな日常を描かせれば三谷氏はやっぱり絶妙な味を出すよなぁと感心してしまいます。
円熟した技というか、自分のフィールドに何を持ってきても三谷味に出来るという実績と自信が感じられ、まさにノッてるねぇ。
「寺田屋大騒動」の回なんて、よ!三谷屋!ってな出来映えで、完全にキャラクターを掌握したマイ新選組の真骨頂。
これをさらにデフォルメすると「竜馬におまかせ」になるのね。
そういえば「振り返ればやつがいる」も見ようによってはコメディだし、隙をついて人間のおかしみを追求する姿はさすが。
それでもって、意外に地味なセリフにツヤがあったりするんですよね、役者の使い方がうまいので相乗効果もあるんでしょうけど。
こうなるともうどんなストーリーを持ってこられたって味付け可能、
いいスタンスにいる得な人だ。
ここに出てる役者さんも将来化けそうな予感がする人たちだし、へーこの人達若い頃に共演してたんだねぇといづれ言われるドラマになるかも。
何より自分たちがパズルのピースだとわかってる働きぶり。
キャスティングって大切なんですねー。
ところで捨助って、やっぱりネズミ男(ゲゲゲの)なんでしょうか。昔のエッセイで、ネズミ男に惹かれるみたいなこと書いてたけど。
そういう目線で見ると、二倍楽しい捨助道。
こういう、変わった役をやらせたらがぜん上手いっていう役者が、香取君を筆頭に多く出演してるし、しかも脇役ワンダーランド。
知ってる人は知っている、けど世間的にはまだ無名のオモシロイ役者がぼこぼこ出てるのもこの話の拾いどころ。
個人的には藤原君に注目中。シンプルにうまくてカッコイイから。
勘太郎君は子どもの頃、一体どうなるのか心配になる風貌(大きなお世話)でしたが、愛嬌のあるいい顔になってきた。御曹司だし、将来が楽しみ。
ところで0033永倉さんはますます松方弘樹にしか見えないんだけど、以前の新選組へのオマージュなんでしょうか。カジキ釣ってそうだ。
最近では慶喜公が気になる。あの眉毛とオデコ。
ああ今年はフレンズと新選組!イヤーだったなぁ…。と早々と振り返ったり。
ブリジット・ジョーンズの日記
2004年10月9日 アメリカもの
●ブリジット・ジョーンズの日記
Bridget Jones’s Diary(2001)
〈あらすじちゃん〉
ちょっと太めでおちゃめでドジなブリジットが恋に仕事に奮闘中。ウフ。
・すごいねすごいね、レニー・ゼルヴィガーさん。いつも渋そうな顔した女優さんだなぁと見過ごしていたけど、すげー胸。胸というよりもはやヒダ。ひだが波打ってるよ。顔がかわいくて体がすごいって、万国共通のイエローキャブ本能なんでしょうか。
・作者が「こんなに正直に30代独身女性の内面を語ったのがウケた原因ね」みたいなことを言ってましたが。原作読んでないので、よく知らないのですが、そうかなーそんなに新しいとは思わなかったけどな。日本のドラマではもうとっくに扱ってる題材ですよね。
・それよりは典型的なラブコメとして面白かった。ドジでおっちょこちょいな私、だけど素敵な男性二人に愛されちゃってどーしよー!ドキドキの次号お楽しみに!付録は星占いシールだよ☆みたいな感じ(←掲載はなかよし)。
それをそのまま大人に当てはめて、うまいこと(いにしえの)少女漫画風エッセンスを実写にしたなぁという印象です。
・よく考えれば、あんなにはちきれボディで、男前の上司と一時的でも盛り上がり、密かに自分に好意を寄せてくれる男がいて、なおかついつも応援してくれる仲間がいるって、それってなんか文句あんのかコラ。
とも思いますが、まぁ贅沢とは言え彼女は悩んでいるのだし、そのプロセスが等身大ということかな。だけどそれって何等身なのヨ。
・ハッピーエンドで満足して振り返れば、ブリジットって何にかりかりしてたんだろう…とすでに思い出せないのですが、このもやもや〜っとしたものが一番リアルな描写なのかも知れません。
・レニーさんのイギリス人ぽいアクセントは可愛らしく、コリン・ファースもぎくしゃくした感じがいいなぁ。彼はロン毛の方がいいような気がする、この役柄では無理だけど。「高慢と偏見」見てみたくなりました。
Bridget Jones’s Diary(2001)
〈あらすじちゃん〉
ちょっと太めでおちゃめでドジなブリジットが恋に仕事に奮闘中。ウフ。
・すごいねすごいね、レニー・ゼルヴィガーさん。いつも渋そうな顔した女優さんだなぁと見過ごしていたけど、すげー胸。胸というよりもはやヒダ。ひだが波打ってるよ。顔がかわいくて体がすごいって、万国共通のイエローキャブ本能なんでしょうか。
・作者が「こんなに正直に30代独身女性の内面を語ったのがウケた原因ね」みたいなことを言ってましたが。原作読んでないので、よく知らないのですが、そうかなーそんなに新しいとは思わなかったけどな。日本のドラマではもうとっくに扱ってる題材ですよね。
・それよりは典型的なラブコメとして面白かった。ドジでおっちょこちょいな私、だけど素敵な男性二人に愛されちゃってどーしよー!ドキドキの次号お楽しみに!付録は星占いシールだよ☆みたいな感じ(←掲載はなかよし)。
それをそのまま大人に当てはめて、うまいこと(いにしえの)少女漫画風エッセンスを実写にしたなぁという印象です。
・よく考えれば、あんなにはちきれボディで、男前の上司と一時的でも盛り上がり、密かに自分に好意を寄せてくれる男がいて、なおかついつも応援してくれる仲間がいるって、それってなんか文句あんのかコラ。
とも思いますが、まぁ贅沢とは言え彼女は悩んでいるのだし、そのプロセスが等身大ということかな。だけどそれって何等身なのヨ。
・ハッピーエンドで満足して振り返れば、ブリジットって何にかりかりしてたんだろう…とすでに思い出せないのですが、このもやもや〜っとしたものが一番リアルな描写なのかも知れません。
・レニーさんのイギリス人ぽいアクセントは可愛らしく、コリン・ファースもぎくしゃくした感じがいいなぁ。彼はロン毛の方がいいような気がする、この役柄では無理だけど。「高慢と偏見」見てみたくなりました。
キル・ビル Vol.1
2004年10月7日 アメリカもの
●キル・ビル
Kill Bill(2003)
〈あらすじブシュッ!〉
日本刀を持った女がセキュリティも何のその、ばったばったと斬りまくり、なんと通常より二倍血が出ております〜。お買い得?
・痛い!イタタタタ!ギャー痛い!!
・ストーリーについてはさておき。
・見終わった後、そっと自分の首に手を当ててしまうような話ですが、まぁ内容はソレとして、インタビューでタランティーノ監督が言っていた言葉:
『自分の限界に挑戦しようと思った映画(要約)』。ふーんそうか。
・この監督の気に入っている所は、とにかく自分の好きなことをストレートに追求する姿勢であり、見れば見るほど「嬉しがり」が如実な部分。なので、今回のこの話も、あーアンタ好きだねぇーと思いながら見てました。それで満足。血は出すぎ。この際だから、いっそ血飛沫の向こうに虹がかかってるとか、血糊水芸とかに走って欲しかった。
・乱闘シーンの店。ああいうコンセプトのレストランって、ありそうでないね、日本には。あったら行ってみたいけど、ターゲット層がわからん店だ。でもって展開はフロムダスクティルドーンとほとんど同じ。日本風味も文化の違う人のフィルターをかけるとこうなっちゃいました、みたいな感じで面白い。
オマージュ三昧の映画だと言われてるけど、自分の映画にさえオマージュってるところがまた可笑しかったりします。
・ユマ・サーマンとルーシー・リューが、真面目〜に映画について語ってるのを見ると、ええ人なんやな…とほっこりしました。「いやーもうこんな映画シャレになりませんねぇ」とか笑い飛ばしてたら、それはそれでカッコイイのですが。思ってても言えないか。
・ボクの頭の中には、説明ははしょってるけど綿密な設定がちゃんと出来上がっているのだ!と監督は力説していましたが、そりゃ当然でしょうクリエーターなんだから。そういうディテイルに夢中になれる人が、妄想を人に分け与えることが出来るのよねぇ。なんでかちょっとしみじみ。
・私にとっては、面白いかどうかよりも、おおそうかそうか、と目を細めるおじいちゃん目線で鑑賞してしまいました。
・ でもやっぱり血は笑えるほど出過ぎ。
新選組!は出なさすぎだけど、あれは「出てるつもり」の暗黙の了解があるからなぁ。
血の分量で、ジャンル分けが出来るかもしれない。となるとキル・ビルはコメディかな。なんかひょうきん族の罰ゲームで、上から水が落ちてくるのを見てるのに似たような感じがするので。ドリフのたらいとか。レトロだし。
Kill Bill(2003)
〈あらすじブシュッ!〉
日本刀を持った女がセキュリティも何のその、ばったばったと斬りまくり、なんと通常より二倍血が出ております〜。お買い得?
・痛い!イタタタタ!ギャー痛い!!
・ストーリーについてはさておき。
・見終わった後、そっと自分の首に手を当ててしまうような話ですが、まぁ内容はソレとして、インタビューでタランティーノ監督が言っていた言葉:
『自分の限界に挑戦しようと思った映画(要約)』。ふーんそうか。
・この監督の気に入っている所は、とにかく自分の好きなことをストレートに追求する姿勢であり、見れば見るほど「嬉しがり」が如実な部分。なので、今回のこの話も、あーアンタ好きだねぇーと思いながら見てました。それで満足。血は出すぎ。この際だから、いっそ血飛沫の向こうに虹がかかってるとか、血糊水芸とかに走って欲しかった。
・乱闘シーンの店。ああいうコンセプトのレストランって、ありそうでないね、日本には。あったら行ってみたいけど、ターゲット層がわからん店だ。でもって展開はフロムダスクティルドーンとほとんど同じ。日本風味も文化の違う人のフィルターをかけるとこうなっちゃいました、みたいな感じで面白い。
オマージュ三昧の映画だと言われてるけど、自分の映画にさえオマージュってるところがまた可笑しかったりします。
・ユマ・サーマンとルーシー・リューが、真面目〜に映画について語ってるのを見ると、ええ人なんやな…とほっこりしました。「いやーもうこんな映画シャレになりませんねぇ」とか笑い飛ばしてたら、それはそれでカッコイイのですが。思ってても言えないか。
・ボクの頭の中には、説明ははしょってるけど綿密な設定がちゃんと出来上がっているのだ!と監督は力説していましたが、そりゃ当然でしょうクリエーターなんだから。そういうディテイルに夢中になれる人が、妄想を人に分け与えることが出来るのよねぇ。なんでかちょっとしみじみ。
・私にとっては、面白いかどうかよりも、おおそうかそうか、と目を細めるおじいちゃん目線で鑑賞してしまいました。
・ でもやっぱり血は笑えるほど出過ぎ。
新選組!は出なさすぎだけど、あれは「出てるつもり」の暗黙の了解があるからなぁ。
血の分量で、ジャンル分けが出来るかもしれない。となるとキル・ビルはコメディかな。なんかひょうきん族の罰ゲームで、上から水が落ちてくるのを見てるのに似たような感じがするので。ドリフのたらいとか。レトロだし。
10月!
たそがれの国の10月がやってきました。
これから大晦日までの3ヶ月は、最も好きな季節です。
(年が明けるとなぜか急にトーンダウンするのが恒例)
焦る気持ちを抑えつつ映画を見る。ヨシ。
●ホット・チック
The Hot Chick(2002)
〈そっと覗いてみるあらすじ〉
自他共に認める学園のアイドル・ジェシカは順風満帆な生活に大満足していたが、ある朝目覚めるとおっさんになっていた!
・フレンズでジョーイがよく使う言葉、hot なchick。イケてる女性を指す俗語のようです。ヒヨコからイメージするのは、どっちかというと無垢なかわいらしさなんだけどなぁ。ピヨ。
・ところでこの映画は、とってもパターンな「入れ替わり」がテーマですが、型どおりではないのは、入れ替わった者同士の比較がほとんどなく、ジェシカ(主人公の女子高生)だけに焦点を置いていることです。お互いのギャップを楽しむのが「転校生」的王道だと思うんだけど。なんでだ?
・と思ったらそうか。
とにかく女の子が男になったときの衝撃をアッピールする話なのであった。DVDメニュー画面の画像がなんでトイレなんだろ…と予感めいたものはありましたが、やっぱり。
きっと制作側は女の子に突如男機能が備わってしまった場合、まず最初に直面するのはアレだよねぇーってことで、ここの部分に興味津々だったんだろうなーと推測します。そんなとこだけリアル。
・親との和解とか友情の絆とか、青春チックにまとめてるけど、どうも根底に意地悪な目線も感じます。タチの悪いヤツじゃなくて、子どもっぽいイジワルさ。
・あと役者の成りきり演技も楽しみの一つですが、なんか気持ち悪いよぅロブ・シュナイダー。
決して嫌だと言うわけではありません、若いのか年とってんのかわからない顔で、妙に愛らしいウルウル目。きちんと成りきってるから設定が生きているので、気持ち悪くて正解なのですが、おかげで(シモのあたりをリアルに描写してるせいもあってか)生々しいのだった。可愛いキモい上手い。
・ひょこひょこ出てくるアダム・サンドラーが製作者。なーんか興味を惹かれますね。
・「男性が考える女の子の戸惑い」って感じの話で、例えばギャルの体になったおっさん(と言ってもまだ若い部類だけど)が、さっさとストリッパーになってるあたり、とてもわかり易かったり。
・荒唐無稽だけど、妙にリアルだったりする、青春映画の皮を被った…何だろ?
おっさん?
たそがれの国の10月がやってきました。
これから大晦日までの3ヶ月は、最も好きな季節です。
(年が明けるとなぜか急にトーンダウンするのが恒例)
焦る気持ちを抑えつつ映画を見る。ヨシ。
●ホット・チック
The Hot Chick(2002)
〈そっと覗いてみるあらすじ〉
自他共に認める学園のアイドル・ジェシカは順風満帆な生活に大満足していたが、ある朝目覚めるとおっさんになっていた!
・フレンズでジョーイがよく使う言葉、hot なchick。イケてる女性を指す俗語のようです。ヒヨコからイメージするのは、どっちかというと無垢なかわいらしさなんだけどなぁ。ピヨ。
・ところでこの映画は、とってもパターンな「入れ替わり」がテーマですが、型どおりではないのは、入れ替わった者同士の比較がほとんどなく、ジェシカ(主人公の女子高生)だけに焦点を置いていることです。お互いのギャップを楽しむのが「転校生」的王道だと思うんだけど。なんでだ?
・と思ったらそうか。
とにかく女の子が男になったときの衝撃をアッピールする話なのであった。DVDメニュー画面の画像がなんでトイレなんだろ…と予感めいたものはありましたが、やっぱり。
きっと制作側は女の子に突如男機能が備わってしまった場合、まず最初に直面するのはアレだよねぇーってことで、ここの部分に興味津々だったんだろうなーと推測します。そんなとこだけリアル。
・親との和解とか友情の絆とか、青春チックにまとめてるけど、どうも根底に意地悪な目線も感じます。タチの悪いヤツじゃなくて、子どもっぽいイジワルさ。
・あと役者の成りきり演技も楽しみの一つですが、なんか気持ち悪いよぅロブ・シュナイダー。
決して嫌だと言うわけではありません、若いのか年とってんのかわからない顔で、妙に愛らしいウルウル目。きちんと成りきってるから設定が生きているので、気持ち悪くて正解なのですが、おかげで(シモのあたりをリアルに描写してるせいもあってか)生々しいのだった。可愛いキモい上手い。
・ひょこひょこ出てくるアダム・サンドラーが製作者。なーんか興味を惹かれますね。
・「男性が考える女の子の戸惑い」って感じの話で、例えばギャルの体になったおっさん(と言ってもまだ若い部類だけど)が、さっさとストリッパーになってるあたり、とてもわかり易かったり。
・荒唐無稽だけど、妙にリアルだったりする、青春映画の皮を被った…何だろ?
おっさん?
私の住む街でも映画祭が行われまして、
もちろん赤い絨毯に叶姉妹なんかとは到底無縁の上映祭なんですけど、見逃していた映画を見ることができました。
●真珠の耳飾りの少女
Girl with a Pearl Earing(2003)
〈青いあらすじ〉
画家フェルメールのメイド・グリートが垣間見た芸術の世界。彼の才能に引き寄せられていくグリートだったが…。
・原作を先に読んで、映画化されると知りとても楽しみにしていた映画です。一言で感想を言うと、原作の雰囲気にぴったり。
スカーレット・ヨハンソンもばっちり。コリン・ファースは男前過ぎる気がするけど、合ってる。奥さんもいいね、もうキーッ!っていうヒステリックな様子が目に痛いほどうまい。
・ストーリーは、原作に沿いながらもフェルメールとグリートを中心に再構成されて、緊張感が漂う二人の関係がうまく描かれている。
惜しむらくは、あのラストかなぁ。ブチンと切れてしまったような終わり方が少し残念です。最後の奥さんとのやりとりのシーンが見たかった。
・そういった「あ、ここんとこカットされてる」というシーンは頭の中で勝手に映像化。考えると、原作付き映画の楽しみってそういうところにあるのかも知れない。
逆に、漠然としかイメージできなかったオランダの風景や家のなかの様子を、ああこんな風だったのか、と確認しながら見るのはとてもとても面白かったのです。
・非常にセリフが少ないため、見る人によっては意見が分かれそうですが、
愛とも恋ともはっきりと自覚できない情念によって突き動かされ、「あるほんの一瞬ふれあって過ぎ去っていく」ある種無常感の漂う爽やかさのようなものを私は感じました。
・布の質感とか、耳飾りの重み、街の喧噪、肉の臭みなんかも伝わってきた。象徴的な街の広場も良かったな。
タイトルロールの絵が静かにアップになっていくのも印象的。
・登場人物がみな無口なため、若干家政婦は見た状態にお互いなっていて、戸棚の向こうから顔半分覗かしながらひっそりと観察。しかもただ見てるだけ。奥ゆかしいけど、なんか面白い。
・見られて良かった(しかも超満席。びっくり)。
アリガトウ映画祭!
もちろん赤い絨毯に叶姉妹なんかとは到底無縁の上映祭なんですけど、見逃していた映画を見ることができました。
●真珠の耳飾りの少女
Girl with a Pearl Earing(2003)
〈青いあらすじ〉
画家フェルメールのメイド・グリートが垣間見た芸術の世界。彼の才能に引き寄せられていくグリートだったが…。
・原作を先に読んで、映画化されると知りとても楽しみにしていた映画です。一言で感想を言うと、原作の雰囲気にぴったり。
スカーレット・ヨハンソンもばっちり。コリン・ファースは男前過ぎる気がするけど、合ってる。奥さんもいいね、もうキーッ!っていうヒステリックな様子が目に痛いほどうまい。
・ストーリーは、原作に沿いながらもフェルメールとグリートを中心に再構成されて、緊張感が漂う二人の関係がうまく描かれている。
惜しむらくは、あのラストかなぁ。ブチンと切れてしまったような終わり方が少し残念です。最後の奥さんとのやりとりのシーンが見たかった。
・そういった「あ、ここんとこカットされてる」というシーンは頭の中で勝手に映像化。考えると、原作付き映画の楽しみってそういうところにあるのかも知れない。
逆に、漠然としかイメージできなかったオランダの風景や家のなかの様子を、ああこんな風だったのか、と確認しながら見るのはとてもとても面白かったのです。
・非常にセリフが少ないため、見る人によっては意見が分かれそうですが、
愛とも恋ともはっきりと自覚できない情念によって突き動かされ、「あるほんの一瞬ふれあって過ぎ去っていく」ある種無常感の漂う爽やかさのようなものを私は感じました。
・布の質感とか、耳飾りの重み、街の喧噪、肉の臭みなんかも伝わってきた。象徴的な街の広場も良かったな。
タイトルロールの絵が静かにアップになっていくのも印象的。
・登場人物がみな無口なため、若干家政婦は見た状態にお互いなっていて、戸棚の向こうから顔半分覗かしながらひっそりと観察。しかもただ見てるだけ。奥ゆかしいけど、なんか面白い。
・見られて良かった(しかも超満席。びっくり)。
アリガトウ映画祭!
世界の中心でエースをねらう
2004年9月24日 海外/日本ドラマ昨夜見た「エースをねらえ」スペシャル。
ストーリーを知ってたつもりだったけど、桂コーチのキャラしか覚えてなかったみたいで、おかげで新鮮に楽しめましたが、しかしなんか暗かった…。
連続ドラマのときは、長い話をどんどん詰め込んで、非常にテンポが良かったのですが、それとはだいぶ印象が違ったなぁ。コーチが死んじゃったので、仕方がないですが。
昔のスポコンマンガだから、精神論抜きではどうしても語れない。それはトゥーマッチだろうと思える部分もありますが、今の時代それがかえって目新しいのかも。
しかしひろみはみんなにかまってもらって、助けてもらっていいですよねぇ。その分結果を出すから、サポートしがいがあるってもんですが、いやいやよろしいなぁ。
かたやひとりでどん底からはい上がったお蘭。孤独だ。
だけどかまわれる人には「かまってもいいヨ」オーラが出てるから、しょうがないですね。
苦しんでる主人公が、背景が茶色っぽい荒涼としたところで慟哭を表すのが、セカチュー以来の流行なんでしょうか。
ともあれ、ひろみがゴエモンに「お主」と喋りかけてるのが見られて良かったデス。
この話のネーミングは新選組隊士からヒントを得てるようなのですが、大河ドラマのこともあってそれも楽しめました。
昔のマンガってそういうのがけっこうあったような気がするなぁそういえば。今は「マカロニほうれん荘」とか「マカロニほうれん荘」ぐらいしかぱっと思い出せないけど(どんな話だったっけ)。
ストーリーを知ってたつもりだったけど、桂コーチのキャラしか覚えてなかったみたいで、おかげで新鮮に楽しめましたが、しかしなんか暗かった…。
連続ドラマのときは、長い話をどんどん詰め込んで、非常にテンポが良かったのですが、それとはだいぶ印象が違ったなぁ。コーチが死んじゃったので、仕方がないですが。
昔のスポコンマンガだから、精神論抜きではどうしても語れない。それはトゥーマッチだろうと思える部分もありますが、今の時代それがかえって目新しいのかも。
しかしひろみはみんなにかまってもらって、助けてもらっていいですよねぇ。その分結果を出すから、サポートしがいがあるってもんですが、いやいやよろしいなぁ。
かたやひとりでどん底からはい上がったお蘭。孤独だ。
だけどかまわれる人には「かまってもいいヨ」オーラが出てるから、しょうがないですね。
苦しんでる主人公が、背景が茶色っぽい荒涼としたところで慟哭を表すのが、セカチュー以来の流行なんでしょうか。
ともあれ、ひろみがゴエモンに「お主」と喋りかけてるのが見られて良かったデス。
この話のネーミングは新選組隊士からヒントを得てるようなのですが、大河ドラマのこともあってそれも楽しめました。
昔のマンガってそういうのがけっこうあったような気がするなぁそういえば。今は「マカロニほうれん荘」とか「マカロニほうれん荘」ぐらいしかぱっと思い出せないけど(どんな話だったっけ)。
●コンフェッション
Confessions of a Dangerous Mind(2003)
〈あらすじショウ〉
60年代アメリカ、テレビ業界での成功を夢見るチャックは、突如スナイパーにスカウトされる。殺し屋と敏腕プロデューサーの二足のわらじ。やがて二つの生活が干渉し始め、チャックに激しい苦悩が訪れる。
・あるプロデューサーの告白本を元にしたというこの話、誰もがその信憑性を疑うようなキテレツな内容。昼はテレビマンで夜はヒットマンなんて、働き過ぎでしょう。
・しかしチャックがたいした葛藤もなくあっさり殺し屋家業に入っていくあたり、これは「実話」じゃなくて、あくまでも「告白」だなと思いました。告白だったら都合の悪い部分ははしょれるから。
こういう素材だと、もっとスリリングでハプニング続出で「ありえない」部分を強調するのが常道だと思うんだけど、これは主人公の心理をクローズアップ。
・主人公が悪循環(悩む→殺す→スッキリする→落ち込む…)に陥る描写が続くのですが、コマ運びがオシャレな分、かえって淡々とした印象になり、彼の考えていることが今ひとつわからない。
んが、もしかしてこの映画が彼の告白の真実性を問うものならば、これでいいのかも。だからわざと謎が深まるようにしてるのか?
・観賞後の感想を持ちにくい話だけど、悪くはないと思います。どう悪くないかというと、こういう二重生活を強いられた人の苦悩(しかも本人が選んだ)を見せられて、そんなこと知ったこっちゃないがな、という点と、耐え難いプレッシャーを描きながら、どこか他人ごとでひょうひょうとしているところが食えないかなと。
・サム・ロックウェルのおしり丸出しシーンがけっこう多い。この人はチャラチャラした役が上手いのでしょうか。マッチスティックメンも良かったよ。脚本は「アダプテーション」のチャーリー。またキミか。禿げそうになりながら書いたのか?辛いじゃないか。
・チャックのヒットマン姿がだんだん様になっていくのが面白かった。虚構の住人は、シチュエーションに馴染むのが早い。最後あたりほんとのスパイものみたいだったし。
・ほーら嘘ですよーと広げられた風呂敷を覗いてる感じです。監督(クルーニー)の60年代テレビショウへのノスタルジーも感じられる。
実はキダ・タローが凄腕の殺し屋だった!?みたいなものでしょうか(まったく違うけど、ひょっとすると…そうだったら笑えるというあたり)。
Confessions of a Dangerous Mind(2003)
〈あらすじショウ〉
60年代アメリカ、テレビ業界での成功を夢見るチャックは、突如スナイパーにスカウトされる。殺し屋と敏腕プロデューサーの二足のわらじ。やがて二つの生活が干渉し始め、チャックに激しい苦悩が訪れる。
・あるプロデューサーの告白本を元にしたというこの話、誰もがその信憑性を疑うようなキテレツな内容。昼はテレビマンで夜はヒットマンなんて、働き過ぎでしょう。
・しかしチャックがたいした葛藤もなくあっさり殺し屋家業に入っていくあたり、これは「実話」じゃなくて、あくまでも「告白」だなと思いました。告白だったら都合の悪い部分ははしょれるから。
こういう素材だと、もっとスリリングでハプニング続出で「ありえない」部分を強調するのが常道だと思うんだけど、これは主人公の心理をクローズアップ。
・主人公が悪循環(悩む→殺す→スッキリする→落ち込む…)に陥る描写が続くのですが、コマ運びがオシャレな分、かえって淡々とした印象になり、彼の考えていることが今ひとつわからない。
んが、もしかしてこの映画が彼の告白の真実性を問うものならば、これでいいのかも。だからわざと謎が深まるようにしてるのか?
・観賞後の感想を持ちにくい話だけど、悪くはないと思います。どう悪くないかというと、こういう二重生活を強いられた人の苦悩(しかも本人が選んだ)を見せられて、そんなこと知ったこっちゃないがな、という点と、耐え難いプレッシャーを描きながら、どこか他人ごとでひょうひょうとしているところが食えないかなと。
・サム・ロックウェルのおしり丸出しシーンがけっこう多い。この人はチャラチャラした役が上手いのでしょうか。マッチスティックメンも良かったよ。脚本は「アダプテーション」のチャーリー。またキミか。禿げそうになりながら書いたのか?辛いじゃないか。
・チャックのヒットマン姿がだんだん様になっていくのが面白かった。虚構の住人は、シチュエーションに馴染むのが早い。最後あたりほんとのスパイものみたいだったし。
・ほーら嘘ですよーと広げられた風呂敷を覗いてる感じです。監督(クルーニー)の60年代テレビショウへのノスタルジーも感じられる。
実はキダ・タローが凄腕の殺し屋だった!?みたいなものでしょうか(まったく違うけど、ひょっとすると…そうだったら笑えるというあたり)。
燃えよ剣(役所広司バージョン)
2004年9月19日 日本もの コメント (1)
●燃えよ剣(1990)
〈あらすじ散薬〉
新選組を組織し、乱世を駆け抜けた時代の申し子土方歳三と漢たちの物語。
・これはテレビ東京で年始に毎年放送している大型時代劇シリーズです。ビデオで出てるんですね。
・さてメインキャストは、土方→シャールウイ役所広司、近藤→わーかめスキスキ♪石立鉄男、沖田→はて?新人さんらしいです。この近藤は「燃えよ剣」の(私の)イメージになかなかフィット。とくに多摩時代なんて「何かとにかくビッグなことがしたくて激しくイライラしてる若者」をコミカルに演じてて、役所土方のグッドパートナーだと思いました。
・役所広司も熱演してて(頭大きいけど)、「とにかく突き進むぜ俺は」な土方ぶり。しかしどうも激しさばかりが先に立ち、もうちょっと落ち着けと言いたくなるようなキャラクターで、燃えよ剣の土方ってこんなんだったっけ。私のイメージでは見た目沈着で内面が荒れてる男なんだけど。総司総司とちとうるさいし。
しかし原作のエキスをぎゅっと凝縮するとこうなるのかも知れません。
・だってものすごい勢いで話が進むんだもの。とにかく詰め込めギュー!で、とくに鳥羽伏見から五稜郭まで早いのなんの。ストーリーを全部カバーしたいけど時間は足りぬし…制作側の苦労が偲ばれます。エピソードどれかに重点を置いてじっくり話を広げて欲しかったなーと思ったけど、「アダプテーション」見て以来脚本家に同情的なので、これはこれで良いと思いマス。
・今の新選組!が「シティボーイズ新選組」なら、こっちは「お昼・愛の新選組劇場」かなぁ…。女性とのシーンのBGMがまさにメロドラマだし。なんか不思議な気分になります。
・歳三に絡む女たち:岡田奈々、万田久子、小川知子。時代を感じますねー。最近見ない人たちだ。(万田久子はカナフレックスという会社のCMで見る。なんだか良くわからないコンセプトなんだけど、多分社長の趣味で万田久子が歴史上の人物のコスプレをして、必ずトンネルをくぐるという非常に印象深いCMです。今は竜馬編だったかな。来年は義経かも。サンプロ見てると出てきます)
・この沖田は、たぶんこのカツラじゃなかったら男前だと思うのですが、うーんいま一つだったかな。明るい感じは良かったけど。対照的に現・土方の山本君は、一生時代劇のままでいて欲しいぐらい似合ってる。むつかしいですね。
・「洗っても洗っても血が落ちねぇ」近藤に、「優しさを無理に押し殺して鬼になっている」土方。ひゃーちょっとそのセリフ気恥ずかしいんですけど。いやしかし脚本家ががんばって書いたセリフだ評価せねば。うう。
・「祭りの喧嘩」という言葉が良く出てきて、モチーフになっているようです。まぁそれも一理あるかなとは思うけど(原作でも丁寧に説明されてるし)、それだけが土方たちの根幹ではあるまい。男臭くはあるけれど。
・沖田の土方に向ける目線(ex.「土方さんは可愛いなぁ」)は、原作者の愛がこもったものなので(多分)、もうちょっとその辺を掘り下げて欲しかったなぁ。ってどうやったらいいのかわかんないけどさ。
ああッ!そんなにサクサクと〜!てなシーンがいっぱいありました。もったいない。私の勝手な思い入れのせいですね。
・芹沢が吟。前田吟。これが意外と良かった。さすがだ吟。伊東が近藤正臣。近藤正臣は近藤正臣なので、コメントしようがありません。
・この新選組ワールドのメンバーは、バランスがとても良くとれていると思います。ちぐはぐな感じがしなかったので。とにかく男だ、飛び出せ男!な話でした。テーマソングは宇崎竜童だしね。汗がじわー。
しかし土方さんはお母さんみたいだったな。叱咤激励するお母さん。
・私が生きているうちに、きっともう一度ぐらいリメイクされるだろうから、それも楽しみにしてよっと。
〈あらすじ散薬〉
新選組を組織し、乱世を駆け抜けた時代の申し子土方歳三と漢たちの物語。
・これはテレビ東京で年始に毎年放送している大型時代劇シリーズです。ビデオで出てるんですね。
・さてメインキャストは、土方→シャールウイ役所広司、近藤→わーかめスキスキ♪石立鉄男、沖田→はて?新人さんらしいです。この近藤は「燃えよ剣」の(私の)イメージになかなかフィット。とくに多摩時代なんて「何かとにかくビッグなことがしたくて激しくイライラしてる若者」をコミカルに演じてて、役所土方のグッドパートナーだと思いました。
・役所広司も熱演してて(頭大きいけど)、「とにかく突き進むぜ俺は」な土方ぶり。しかしどうも激しさばかりが先に立ち、もうちょっと落ち着けと言いたくなるようなキャラクターで、燃えよ剣の土方ってこんなんだったっけ。私のイメージでは見た目沈着で内面が荒れてる男なんだけど。総司総司とちとうるさいし。
しかし原作のエキスをぎゅっと凝縮するとこうなるのかも知れません。
・だってものすごい勢いで話が進むんだもの。とにかく詰め込めギュー!で、とくに鳥羽伏見から五稜郭まで早いのなんの。ストーリーを全部カバーしたいけど時間は足りぬし…制作側の苦労が偲ばれます。エピソードどれかに重点を置いてじっくり話を広げて欲しかったなーと思ったけど、「アダプテーション」見て以来脚本家に同情的なので、これはこれで良いと思いマス。
・今の新選組!が「シティボーイズ新選組」なら、こっちは「お昼・愛の新選組劇場」かなぁ…。女性とのシーンのBGMがまさにメロドラマだし。なんか不思議な気分になります。
・歳三に絡む女たち:岡田奈々、万田久子、小川知子。時代を感じますねー。最近見ない人たちだ。(万田久子はカナフレックスという会社のCMで見る。なんだか良くわからないコンセプトなんだけど、多分社長の趣味で万田久子が歴史上の人物のコスプレをして、必ずトンネルをくぐるという非常に印象深いCMです。今は竜馬編だったかな。来年は義経かも。サンプロ見てると出てきます)
・この沖田は、たぶんこのカツラじゃなかったら男前だと思うのですが、うーんいま一つだったかな。明るい感じは良かったけど。対照的に現・土方の山本君は、一生時代劇のままでいて欲しいぐらい似合ってる。むつかしいですね。
・「洗っても洗っても血が落ちねぇ」近藤に、「優しさを無理に押し殺して鬼になっている」土方。ひゃーちょっとそのセリフ気恥ずかしいんですけど。いやしかし脚本家ががんばって書いたセリフだ評価せねば。うう。
・「祭りの喧嘩」という言葉が良く出てきて、モチーフになっているようです。まぁそれも一理あるかなとは思うけど(原作でも丁寧に説明されてるし)、それだけが土方たちの根幹ではあるまい。男臭くはあるけれど。
・沖田の土方に向ける目線(ex.「土方さんは可愛いなぁ」)は、原作者の愛がこもったものなので(多分)、もうちょっとその辺を掘り下げて欲しかったなぁ。ってどうやったらいいのかわかんないけどさ。
ああッ!そんなにサクサクと〜!てなシーンがいっぱいありました。もったいない。私の勝手な思い入れのせいですね。
・芹沢が吟。前田吟。これが意外と良かった。さすがだ吟。伊東が近藤正臣。近藤正臣は近藤正臣なので、コメントしようがありません。
・この新選組ワールドのメンバーは、バランスがとても良くとれていると思います。ちぐはぐな感じがしなかったので。とにかく男だ、飛び出せ男!な話でした。テーマソングは宇崎竜童だしね。汗がじわー。
しかし土方さんはお母さんみたいだったな。叱咤激励するお母さん。
・私が生きているうちに、きっともう一度ぐらいリメイクされるだろうから、それも楽しみにしてよっと。
バック・トゥ・ザ・フューチャー
2004年9月17日 アメリカもの
●バック・トゥ・ザ・ヒューチャー
Back to The Future(1985)
〈ジゴワットあらすじ〉
平凡な高校生マーティがスーパーカー型タイムマシーンに乗ってフィフティーズにひとっ飛び、両親をなんとか結びつけたいけれど…?
・20年前の大ヒット映画ですね。今まで何回か観ましたが、「トキオ」(←息子が過去の父親に会いにいく話。しかし主人公はお父さん)のせいか改めて見てみたくなりました。タイムトラベル青春ストーリーの金字塔。
・久しぶりに見て再確認したけど、ほんっとーに都合良く話が進むよね。まるであらかじめ仕組まれていたような冒険…って当たり前なんだけど、それにしてもスムーズこのうえなく、もし当時「サクサク」という言葉が流行っていたならぴったりはまる。手に汗握りたいところでちゃんとビックリさせられるし、笑いたいところ随所にギャグが落ちてれば、SF的説明もへぇーと思ってしまえる分かり易さ。真の都合の良さはこうだ!という。ノッてるヒトたちが作った映画にアレコレ言うのはヤボですね。面白い。
・最初見たときから気になってて、今回も気がついたんだけど、マーティの寝相はかなり無理がある。ぜったい筋違い起こすよあの寝方。わざとか。
・ドクがカメラ目線でタイトルロールを叫ぶところが一番好き。なんでかわかんないけど、よ、待ってましたーって感じ。歌舞伎のミエ切りみたいで楽しい。
・アメリカ映画って悪役をこてんぱんに扱いますよね。コメディなんかでは敵役が最後にどんな目にあっても、笑って流せてスカッとするように描かれてるけど、なんか勧善懲悪っていうのともちょっと違う、相手に対する情け容赦なさを感じることがあるんですよね…もやもやが残るというか。絵に描いたような悪役って本当にいるのかな。おっとこれもヤボか。
・パワーオブラブ。ひゃー懐かしい。
・字幕で出るトリビアみたいなのに、「最初の構想では冷蔵庫をタイムマシンにするという案もあったが、子どもが真似をして閉じこめられることを懸念して却下になった」とあった。冷蔵庫ねー…。こんな派手な話にはならなかったでしょうね。他にどんなアイディアがあったのか知りたい。机の引き出しっていうのもあったりして。
・マイケル・J・フォックスが「かっこいんてぐら」なんて言うCMがあったっけ…。なんで外人にダジャレを言わすのが好きなのかなCM業界は。
・ユニバーサルスタジオのライド、面白いけどちょっと酔った。
・蛇足。もしタイムスリップするなら、私は確実に1982年に行きます。そこで自分にとくと言って聞かせたいことがある。だけど聞く耳もたないんだろうな私のことだから…フ。
Back to The Future(1985)
〈ジゴワットあらすじ〉
平凡な高校生マーティがスーパーカー型タイムマシーンに乗ってフィフティーズにひとっ飛び、両親をなんとか結びつけたいけれど…?
・20年前の大ヒット映画ですね。今まで何回か観ましたが、「トキオ」(←息子が過去の父親に会いにいく話。しかし主人公はお父さん)のせいか改めて見てみたくなりました。タイムトラベル青春ストーリーの金字塔。
・久しぶりに見て再確認したけど、ほんっとーに都合良く話が進むよね。まるであらかじめ仕組まれていたような冒険…って当たり前なんだけど、それにしてもスムーズこのうえなく、もし当時「サクサク」という言葉が流行っていたならぴったりはまる。手に汗握りたいところでちゃんとビックリさせられるし、笑いたいところ随所にギャグが落ちてれば、SF的説明もへぇーと思ってしまえる分かり易さ。真の都合の良さはこうだ!という。ノッてるヒトたちが作った映画にアレコレ言うのはヤボですね。面白い。
・最初見たときから気になってて、今回も気がついたんだけど、マーティの寝相はかなり無理がある。ぜったい筋違い起こすよあの寝方。わざとか。
・ドクがカメラ目線でタイトルロールを叫ぶところが一番好き。なんでかわかんないけど、よ、待ってましたーって感じ。歌舞伎のミエ切りみたいで楽しい。
・アメリカ映画って悪役をこてんぱんに扱いますよね。コメディなんかでは敵役が最後にどんな目にあっても、笑って流せてスカッとするように描かれてるけど、なんか勧善懲悪っていうのともちょっと違う、相手に対する情け容赦なさを感じることがあるんですよね…もやもやが残るというか。絵に描いたような悪役って本当にいるのかな。おっとこれもヤボか。
・パワーオブラブ。ひゃー懐かしい。
・字幕で出るトリビアみたいなのに、「最初の構想では冷蔵庫をタイムマシンにするという案もあったが、子どもが真似をして閉じこめられることを懸念して却下になった」とあった。冷蔵庫ねー…。こんな派手な話にはならなかったでしょうね。他にどんなアイディアがあったのか知りたい。机の引き出しっていうのもあったりして。
・マイケル・J・フォックスが「かっこいんてぐら」なんて言うCMがあったっけ…。なんで外人にダジャレを言わすのが好きなのかなCM業界は。
・ユニバーサルスタジオのライド、面白いけどちょっと酔った。
・蛇足。もしタイムスリップするなら、私は確実に1982年に行きます。そこで自分にとくと言って聞かせたいことがある。だけど聞く耳もたないんだろうな私のことだから…フ。
なんと「インファナル・アフェア無間序曲」を最寄りの映画館で上映しないとは?!
これだけは見逃せないと思ってたのに、シネコンだからてっきり上映すると信じてたのに、浅はかだった。
見に行くとこ探さなきゃー。
……
地道にコツコツ続けてきたフレンズマラソンもそろそろ先が見えてきた…。
もうちょっとペースを落とそうかな寂しくなるから、と思うんだけど、ついついまとめて借りてしまう。ちょっとアンビバレント。
正直中だるみもしましたが、チャンドラーがモニカにプロポーズするあたりで復活、感動して盛り返しました。やっぱりアンタいいよ、チャンドラー。レイチェルはますますキュートで、フィービー大好きだけど実際そばにいたらどうでしょう。
しかし、マシュー・ペリーさん、シーズンごとの(横の)伸縮が激しくて、まとめて見るものとしては驚いてしまいます。
シーズンとシーズンのエピソードは続いているので、同じシーンから始まるのですが、一瞬にしてチャンドラーだけが激痩せたり激太ったり…。どうしても彼に注目してしまい、がんばれチャンドラー気分に。
人間の顔って体重の増幅によってずいぶん変化するのだなぁと、妙に感心したりしました。
とにかくあとちょっとだ、うーん名残惜しい…。
これだけは見逃せないと思ってたのに、シネコンだからてっきり上映すると信じてたのに、浅はかだった。
見に行くとこ探さなきゃー。
……
地道にコツコツ続けてきたフレンズマラソンもそろそろ先が見えてきた…。
もうちょっとペースを落とそうかな寂しくなるから、と思うんだけど、ついついまとめて借りてしまう。ちょっとアンビバレント。
正直中だるみもしましたが、チャンドラーがモニカにプロポーズするあたりで復活、感動して盛り返しました。やっぱりアンタいいよ、チャンドラー。レイチェルはますますキュートで、フィービー大好きだけど実際そばにいたらどうでしょう。
しかし、マシュー・ペリーさん、シーズンごとの(横の)伸縮が激しくて、まとめて見るものとしては驚いてしまいます。
シーズンとシーズンのエピソードは続いているので、同じシーンから始まるのですが、一瞬にしてチャンドラーだけが激痩せたり激太ったり…。どうしても彼に注目してしまい、がんばれチャンドラー気分に。
人間の顔って体重の増幅によってずいぶん変化するのだなぁと、妙に感心したりしました。
とにかくあとちょっとだ、うーん名残惜しい…。
●サンダーパンツ!
Thunderpants(2002)
〈あらすじ大爆発〉
悲しくもオナラが止まらない少年パトリックは暗い人生を歩んでいた。しかし親友の天才科学少年アランの発案で、人類史上初めての快挙をオナラで成し遂げる。
【!作品のテーマがアレなだけに表現がアレですので、お食事中またはお食事前の方は読むのを控えられたほうがいいです!】
・こどもがわけもなく大喜びするのが、「ウン○」「オチ○○ン」そして「オナラ」ですが、その三大要素の中でもだんとつマヌケ感がぬぐえないオナラをテーマに持ってくるあたり、監督の心意気に唸ってしまいます。
オナラはねー、どうしたって情けないアイテム(?)だから本能で笑える。
・グリーン&ブラウンがテーマカラーになってて、これはすごい好きです。人間の肌の色も考慮しているようで、非常に効果的。出てくる車はグリーンのミニ。背景をマンガ的にするのに成功しているし、登場人物もマンガ。パトリックの家の内装もキュートだったなぁ。
・しかし私が一番この映画で感銘を受けたのは、パトリックがオナラを発射するときのキバリ顔です…って汚くてスミマセンが、あの顔はもう笑うしかないでしょう。パトリックの放出量は尋常ではないので、かなり誇張した演技なのですが、それにしたってそーんな真剣な顔せんでも。そしてその結果が結局オナラなところでまた笑える。
オマケのインタビューでパトリック役の子が「ボクも多少は貢献してるよ」って得意げに言ってるのがさらに可愛らしい。
・オナラにまつわる笑いは所詮「トホホ」なんですけど、それで観客一体の笑いを真面目に取ろうとしたのはエライと思います。しかし映画館であの音を聞くというのはどうなんでしょう。
やっぱりトホホ。
・ところでオナラは英語で"fart"ですが、アメリカンアクセントと若干異なるので、受ける印象もちょっと違う。米語では、とにかく『ブー!』という感じで否応なく「屁」とアッピールしてるんだけど、ブリティッシュアクセントだと『ぷぅ〜〜(そしてフェードアウト)』という感じなんですよねぇ。可笑し味が増すなぁ、なんか遠慮気味で。そんなことないですか。
ついでに"ass"(尻)という言葉もよく出てくるけど、アメリカ風だと切り捨てるように発音されるのに対し、イギリスアクセントの響きではなんかちょっと恥ずかしげで「おけつ(テヘ)」って感じ。愛嬌がありますね。
あの、私の勝手なイメージですので。
・オナラという、単独ではなんともこころもとない素材を、ほどよくエゲツナク可愛くうまくまとめてる。ほのぼの。ファンタジー風だからあんまりグロくないし。
パトリックが全編を通して「素」な様子なのが、最後のオチを感動させすぎないので良かったと思います。
あんまりオナラオナラ言うのも恥ずかしいのでこの辺で。
・だけどアランがハリポタに出てるヒトだってわからなかったよ最後まで。
Thunderpants(2002)
〈あらすじ大爆発〉
悲しくもオナラが止まらない少年パトリックは暗い人生を歩んでいた。しかし親友の天才科学少年アランの発案で、人類史上初めての快挙をオナラで成し遂げる。
【!作品のテーマがアレなだけに表現がアレですので、お食事中またはお食事前の方は読むのを控えられたほうがいいです!】
・こどもがわけもなく大喜びするのが、「ウン○」「オチ○○ン」そして「オナラ」ですが、その三大要素の中でもだんとつマヌケ感がぬぐえないオナラをテーマに持ってくるあたり、監督の心意気に唸ってしまいます。
オナラはねー、どうしたって情けないアイテム(?)だから本能で笑える。
・グリーン&ブラウンがテーマカラーになってて、これはすごい好きです。人間の肌の色も考慮しているようで、非常に効果的。出てくる車はグリーンのミニ。背景をマンガ的にするのに成功しているし、登場人物もマンガ。パトリックの家の内装もキュートだったなぁ。
・しかし私が一番この映画で感銘を受けたのは、パトリックがオナラを発射するときのキバリ顔です…って汚くてスミマセンが、あの顔はもう笑うしかないでしょう。パトリックの放出量は尋常ではないので、かなり誇張した演技なのですが、それにしたってそーんな真剣な顔せんでも。そしてその結果が結局オナラなところでまた笑える。
オマケのインタビューでパトリック役の子が「ボクも多少は貢献してるよ」って得意げに言ってるのがさらに可愛らしい。
・オナラにまつわる笑いは所詮「トホホ」なんですけど、それで観客一体の笑いを真面目に取ろうとしたのはエライと思います。しかし映画館であの音を聞くというのはどうなんでしょう。
やっぱりトホホ。
・ところでオナラは英語で"fart"ですが、アメリカンアクセントと若干異なるので、受ける印象もちょっと違う。米語では、とにかく『ブー!』という感じで否応なく「屁」とアッピールしてるんだけど、ブリティッシュアクセントだと『ぷぅ〜〜(そしてフェードアウト)』という感じなんですよねぇ。可笑し味が増すなぁ、なんか遠慮気味で。そんなことないですか。
ついでに"ass"(尻)という言葉もよく出てくるけど、アメリカ風だと切り捨てるように発音されるのに対し、イギリスアクセントの響きではなんかちょっと恥ずかしげで「おけつ(テヘ)」って感じ。愛嬌がありますね。
あの、私の勝手なイメージですので。
・オナラという、単独ではなんともこころもとない素材を、ほどよくエゲツナク可愛くうまくまとめてる。ほのぼの。ファンタジー風だからあんまりグロくないし。
パトリックが全編を通して「素」な様子なのが、最後のオチを感動させすぎないので良かったと思います。
あんまりオナラオナラ言うのも恥ずかしいのでこの辺で。
・だけどアランがハリポタに出てるヒトだってわからなかったよ最後まで。