なんとなく面白そう「大化改新」。
番宣で「いるぐわぁー!」と叫んでいるのを見るとなんとなく。
ナレーションで『知られざる愛の物語があった…』と言ってますが、確かに誰も知らないだろう昔すぎるやん。
ほんとに「おい、いるか」「なんだい、かまたり」とかいう会話があったのでしょうか。
幕末はかろうじて手の届く範囲という気がして身近な歴史として面白いんだけれども、このあたりも発掘するとまた違った楽しさを見いだせるかも。
……
大阪を離れて何が懐かしいかというと、やはりいかにも関西ローカルな番組でありましょう。
ほんわかテレビとかつっかいエブリディとかさ。
しかしレギュラーとか次長課長とかの中堅若手(?)を全国ネットの番組でちらほら見かけるのはなんだか不思議な感じ。大阪固定だと思ってた。がんばってほしいものです。
しかし例えお笑いブームであったとしても、きん枝とボタンはどの番組でも並んでいるのだなぁ大阪で。相変わらずのアホらしさ、だけどなんだかホッとしますわ。
……
波田陽区ってどこかで見たなーと思ってたら、あのう、20世紀少年に出てくるサダキヨに似てますね。こどもの頃のサダキヨ。ドリフターズ似の友達がいないかしらん。
……
テレビばっかりいつもの年越しでござる。
番宣で「いるぐわぁー!」と叫んでいるのを見るとなんとなく。
ナレーションで『知られざる愛の物語があった…』と言ってますが、確かに誰も知らないだろう昔すぎるやん。
ほんとに「おい、いるか」「なんだい、かまたり」とかいう会話があったのでしょうか。
幕末はかろうじて手の届く範囲という気がして身近な歴史として面白いんだけれども、このあたりも発掘するとまた違った楽しさを見いだせるかも。
……
大阪を離れて何が懐かしいかというと、やはりいかにも関西ローカルな番組でありましょう。
ほんわかテレビとかつっかいエブリディとかさ。
しかしレギュラーとか次長課長とかの中堅若手(?)を全国ネットの番組でちらほら見かけるのはなんだか不思議な感じ。大阪固定だと思ってた。がんばってほしいものです。
しかし例えお笑いブームであったとしても、きん枝とボタンはどの番組でも並んでいるのだなぁ大阪で。相変わらずのアホらしさ、だけどなんだかホッとしますわ。
……
波田陽区ってどこかで見たなーと思ってたら、あのう、20世紀少年に出てくるサダキヨに似てますね。こどもの頃のサダキヨ。ドリフターズ似の友達がいないかしらん。
……
テレビばっかりいつもの年越しでござる。
というわけで、振り返れば今年熱中したものといえば
・フレンズ
・新選組!
・24
の三本柱(滑り込みで冬ソナ)。
ニューヨークで泣き笑い、幕末の京都を疾走し、ロスで陰謀に巻き込まれて、ついでに春川で記憶喪失になってるうちに一年が過ぎた。それで良かったのかどうだったのか…ちょっと遠い目。
あまり映画・ドラマで涙をこぼすことはないのですが、実はボロ泣きしたものが一つ。
「弟」(←11月にやったテレビ朝日の開局記念ドラマ)だったりして。
もっと他に泣ける話があるだろうと我ながら不審に思うのですが、いやーこればっかりはわかりませんわ。
たぶん「昭和」が絡むと涙スイッチが入りやすくなるんだと思うんだけど。どこまでノスタルジー好きなのだ。
(余談ですが勢い余って原作の「弟」を読んだ。そしたら内容よりも文章の方にびっくり。色んな意味ですごい石原都知事)
「正調お涙もの」にもパターンが色々ありますが、恋愛方向の話ではあまりピンとこない。それがなぜかオーソドックスな物語になると妙に反応したりするんですねぇ。単純なのかね。そうなんだろう。
ちなみに過去にすごく泣いたものとして覚えているのは「八甲田山」と「ハチ公物語」です…。うーむ。
今観たらどうなんだろうか。
昨今は泣けるものがブームらしいですが、どちらかというと笑いたい。お笑いも流行っているけれど、そういう瞬発的お笑い芸ではなくて、体に沁みる懐の深い笑いがいいなぁ。
来年は質のいいコメディがブレイクすると嬉しい。
・フレンズ
・新選組!
・24
の三本柱(滑り込みで冬ソナ)。
ニューヨークで泣き笑い、幕末の京都を疾走し、ロスで陰謀に巻き込まれて、ついでに春川で記憶喪失になってるうちに一年が過ぎた。それで良かったのかどうだったのか…ちょっと遠い目。
あまり映画・ドラマで涙をこぼすことはないのですが、実はボロ泣きしたものが一つ。
「弟」(←11月にやったテレビ朝日の開局記念ドラマ)だったりして。
もっと他に泣ける話があるだろうと我ながら不審に思うのですが、いやーこればっかりはわかりませんわ。
たぶん「昭和」が絡むと涙スイッチが入りやすくなるんだと思うんだけど。どこまでノスタルジー好きなのだ。
(余談ですが勢い余って原作の「弟」を読んだ。そしたら内容よりも文章の方にびっくり。色んな意味ですごい石原都知事)
「正調お涙もの」にもパターンが色々ありますが、恋愛方向の話ではあまりピンとこない。それがなぜかオーソドックスな物語になると妙に反応したりするんですねぇ。単純なのかね。そうなんだろう。
ちなみに過去にすごく泣いたものとして覚えているのは「八甲田山」と「ハチ公物語」です…。うーむ。
今観たらどうなんだろうか。
昨今は泣けるものがブームらしいですが、どちらかというと笑いたい。お笑いも流行っているけれど、そういう瞬発的お笑い芸ではなくて、体に沁みる懐の深い笑いがいいなぁ。
来年は質のいいコメディがブレイクすると嬉しい。
年の瀬もぐぐぐいーっと押し迫って来て、もはやクリスマスも目前。
角を曲がればもうお正月がそこまで来ているという、否応なく前に押し出される気が強くするこの時期は毎年落ち着かないのですが、実は好きだったり。
今年を振り返ってみる。
私なりに映画をたくさん見ました。もっとテンポ良く見ようと計画していましたが、なかなか思惑通りにはことは進まなかった。けど、自分としては画期的に映画鑑賞をした年でありました。
印象に残った映画を覚えておこうと思い「お気に入り映画」フォルダを作ってみた。
するとけっこう見たつもりでも、気に入ったものは案外少ない。ラインナップはばらばらですが、いずれも何らかのインパクトがあった作品を挙げてみました。
好みの傾向としてはわかりやすいかも。
(とはいうものの、強烈な印象を刷り込まないまでも、あのシーン良かったよなぁ…と余韻が残る作品は多々あるので、これらだけしか気に入らなかったというわけではナイ)
これらを参考に鑑賞範囲を広げて行きたいなーと思います。が、なかなか意外なものに手を出そうとしないんだよね、我ながら。デューティじゃないから気の向くまま、やっぱり気楽に見ていこう。
しかし気の向くまま見てきた結果、「こんな映画二度と見るかアホー!」というような作品に巡り会わなかったのは、無意識のうちに自分の好きそうなものを選択していたとも言える。証拠に、そんなに否定的な感想を抱く映画は無かったし。
(まったく気に入らないとなれば、それはそれで面白いとも言えるのに、そういったチャンスを自ら避けた)
つまり「自分がどんな映画が好きかよくわからん」と私は思っていましたが、問題はそれよりも
「自分の好きなものを好きだと言える自信がない」
ということだった…と、なんとも頼りない結論に辿り着いてしまいました。
…もう少し好きなものに執着しよう。レッツトライ。
角を曲がればもうお正月がそこまで来ているという、否応なく前に押し出される気が強くするこの時期は毎年落ち着かないのですが、実は好きだったり。
今年を振り返ってみる。
私なりに映画をたくさん見ました。もっとテンポ良く見ようと計画していましたが、なかなか思惑通りにはことは進まなかった。けど、自分としては画期的に映画鑑賞をした年でありました。
印象に残った映画を覚えておこうと思い「お気に入り映画」フォルダを作ってみた。
するとけっこう見たつもりでも、気に入ったものは案外少ない。ラインナップはばらばらですが、いずれも何らかのインパクトがあった作品を挙げてみました。
好みの傾向としてはわかりやすいかも。
(とはいうものの、強烈な印象を刷り込まないまでも、あのシーン良かったよなぁ…と余韻が残る作品は多々あるので、これらだけしか気に入らなかったというわけではナイ)
これらを参考に鑑賞範囲を広げて行きたいなーと思います。が、なかなか意外なものに手を出そうとしないんだよね、我ながら。デューティじゃないから気の向くまま、やっぱり気楽に見ていこう。
しかし気の向くまま見てきた結果、「こんな映画二度と見るかアホー!」というような作品に巡り会わなかったのは、無意識のうちに自分の好きそうなものを選択していたとも言える。証拠に、そんなに否定的な感想を抱く映画は無かったし。
(まったく気に入らないとなれば、それはそれで面白いとも言えるのに、そういったチャンスを自ら避けた)
つまり「自分がどんな映画が好きかよくわからん」と私は思っていましたが、問題はそれよりも
「自分の好きなものを好きだと言える自信がない」
ということだった…と、なんとも頼りない結論に辿り着いてしまいました。
…もう少し好きなものに執着しよう。レッツトライ。
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
2004年12月16日 アメリカもの
●ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
The Royal Tenenbaums(2001)
〈ダルメシアンあらすじ〉
テネンバウム家の天才3兄妹、それぞれの事情で実家に戻ってくることに。すると長らく音沙汰が無かった父もひょっこり帰宅、彼の思惑は一体どこに?
・こだわってる。見るからにこだわっている。
実際音声解説を聞いてみたら監督のこだわりが炸裂してました。自分の中にある感覚を風呂敷から大事に出してる感じ。
・話のコアは家族の再生なんだけど、その骨組みに細かな装飾を施しているので色々な楽しみ方が出来る。好きなのは「ダルメシアンねずみを開発してリトルトーキョーで販売」ってところとか。こんなの本筋には関係ないのですが、そういうのの積み重ね方がとても上手くて、淡々としているキャラクターと話のテンポといいあんばいに混じり合ってます。
・父ロイヤルが好きだ。ラストシーンには思わずじーんとした(←洒落ではない)。
あとチャス親子のジャージの色が何気に変わってるのも良かったね。それからチャプターごとの挿絵。可愛らしい。イーライの部屋の変な絵画とかイーライ本人とか、パゴダにぷつっと刺されるロイヤルとか閉じこめられっぱなしだったコンドル(?)とかバックリーとか、とにかくこぼれている魅力を拾っていくのが楽しい。
・ところでオーウェン&ルーク・ウィルソンは兄弟だったのかー。またまた知らなかった。ルークってついてないトム・クルーズみたいな顔してるなぁと思っていたけど(失礼)、アダルト・スクールにも出てたっけそう言えば。
・独特の雰囲気ですが話はシンプル。重すぎないし軽妙。ガープの世界に似てるかな…。けっこうくすぐられました。
・スタスキー&ハッチが見たいなぁ。ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンの。
The Royal Tenenbaums(2001)
〈ダルメシアンあらすじ〉
テネンバウム家の天才3兄妹、それぞれの事情で実家に戻ってくることに。すると長らく音沙汰が無かった父もひょっこり帰宅、彼の思惑は一体どこに?
・こだわってる。見るからにこだわっている。
実際音声解説を聞いてみたら監督のこだわりが炸裂してました。自分の中にある感覚を風呂敷から大事に出してる感じ。
・話のコアは家族の再生なんだけど、その骨組みに細かな装飾を施しているので色々な楽しみ方が出来る。好きなのは「ダルメシアンねずみを開発してリトルトーキョーで販売」ってところとか。こんなの本筋には関係ないのですが、そういうのの積み重ね方がとても上手くて、淡々としているキャラクターと話のテンポといいあんばいに混じり合ってます。
・父ロイヤルが好きだ。ラストシーンには思わずじーんとした(←洒落ではない)。
あとチャス親子のジャージの色が何気に変わってるのも良かったね。それからチャプターごとの挿絵。可愛らしい。イーライの部屋の変な絵画とかイーライ本人とか、パゴダにぷつっと刺されるロイヤルとか閉じこめられっぱなしだったコンドル(?)とかバックリーとか、とにかくこぼれている魅力を拾っていくのが楽しい。
・ところでオーウェン&ルーク・ウィルソンは兄弟だったのかー。またまた知らなかった。ルークってついてないトム・クルーズみたいな顔してるなぁと思っていたけど(失礼)、アダルト・スクールにも出てたっけそう言えば。
・独特の雰囲気ですが話はシンプル。重すぎないし軽妙。ガープの世界に似てるかな…。けっこうくすぐられました。
・スタスキー&ハッチが見たいなぁ。ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンの。
終わった…。
これが終わったということは一年がもう終わるということで、そのことにも非常に感慨深くなってしまいます。
良い終わり方でした。
回想シーンばっかりの最終回じゃなくて、え、その伏線まだ生きてたの!と思うようなエピソードあり、主人公の複雑な内面はほとんど吐露されない分、周辺がぐいぐいと盛り上げるし、悲壮なんだけど爽やかさも感じられた。
それにしてもほんの100年ちょっと前には、打ち首を晒すことが戒めとして広く受け入れられていたというのが、改めて不思議な気がする。人間性とルールについて考えたりする。
さておき、私は今回島田が尾形のことを『最後まで馴染めない人だった…』と呟いたのがお気に入り。まさにその通りで、脚本家が当て書きする楽しみはこういうところにあるのでは。
こういうもやもやっとしたところを突かれると「おお!」と思ってしまいます。
捨助も捨助なりの不思議な人生の終末を迎えたし。ちょこちょこ出入りが激しい役だったけど、いいバランスで歴史と関わってこないので創作キャラクターとしての天命(?)を全うされました。
やっぱり最後は〈完〉で終わらないとね。
どどーんと巨大〈完〉の文字で。
エンドマークがつくと見終わった…と肩の力もゆるむ。
それで「愛しき友」は漠然としたものを指しているのかと思っていたけど、ずばり土方宛だったのか。
それは土方をも含む青春への追想ですね。
一番胸を躍らせていたであろうシーンで幕が降りたのは泣かせどころでした…。じんわり来ました。
ともあれ面白かった。
そして一年が終わった…(しつこい)。
義経も見るよ。
いきなり昔すぎて感覚がつかめないけど、その分「そんなバカな?」が通用する(かもしれない)から多少不自然でもどんとこいさ。
もし見続けたらまたあっという間に年末が来るのだろうなぁ…(エンドレス)。
これが終わったということは一年がもう終わるということで、そのことにも非常に感慨深くなってしまいます。
良い終わり方でした。
回想シーンばっかりの最終回じゃなくて、え、その伏線まだ生きてたの!と思うようなエピソードあり、主人公の複雑な内面はほとんど吐露されない分、周辺がぐいぐいと盛り上げるし、悲壮なんだけど爽やかさも感じられた。
それにしてもほんの100年ちょっと前には、打ち首を晒すことが戒めとして広く受け入れられていたというのが、改めて不思議な気がする。人間性とルールについて考えたりする。
さておき、私は今回島田が尾形のことを『最後まで馴染めない人だった…』と呟いたのがお気に入り。まさにその通りで、脚本家が当て書きする楽しみはこういうところにあるのでは。
こういうもやもやっとしたところを突かれると「おお!」と思ってしまいます。
捨助も捨助なりの不思議な人生の終末を迎えたし。ちょこちょこ出入りが激しい役だったけど、いいバランスで歴史と関わってこないので創作キャラクターとしての天命(?)を全うされました。
やっぱり最後は〈完〉で終わらないとね。
どどーんと巨大〈完〉の文字で。
エンドマークがつくと見終わった…と肩の力もゆるむ。
それで「愛しき友」は漠然としたものを指しているのかと思っていたけど、ずばり土方宛だったのか。
それは土方をも含む青春への追想ですね。
一番胸を躍らせていたであろうシーンで幕が降りたのは泣かせどころでした…。じんわり来ました。
ともあれ面白かった。
そして一年が終わった…(しつこい)。
義経も見るよ。
いきなり昔すぎて感覚がつかめないけど、その分「そんなバカな?」が通用する(かもしれない)から多少不自然でもどんとこいさ。
もし見続けたらまたあっという間に年末が来るのだろうなぁ…(エンドレス)。
●隣のヒットマン
The Whole Nine Yards(2000)
〈東欧系のあらすじ〉
気弱な歯科医オズの隣に越してきたのは、懸賞付きの殺し屋。鬼嫁にそそのかされてマフィアの元締めに情報をたれ込みに行くが、事態は最悪の方向に…。
・前回リサ・クドロウを見たので、今度はマシュー・ペリー。フレンズつながりで鑑賞中です。
・チャンドラーのスピンオフドラマのようで、マシュー・ペリーってこういう役をすると上手いというより、これが地なんだろうなぁ。
この彼の持ち味に良くあったスタイルの話で、人がばたばた死んでもコメディの記号としか思えず、ウエットなところがないのが気に入った。
・ブルース・ウィリスの、訳のわからんところでのキレっぷりがいい。
そもそも私はポイントを外したところでキレる・弾けるキャラクターが好きなので(映画の中での話ですよ)、こういう本人は至って真面目だけれど端から見てたらどうもズレてる、そしてそれが愛嬌になってる人は気になります。
アマンダ・ピートも不気味可愛いくてテンション高いし。
・モントリオールが舞台なのもいい。最初の設定ではフロリダだったと監督が言ってましたが、ロケーションがこの妙な話を大いに盛り上げているので正解だと思う。透明感がある背景が話のリアリティを希薄にしてくれるので、ハリボテっぽい面白さが増してる。
・もひとつツボだったのは東欧風の名前。
ニコラス・オゼランスキー。ウフ。ジミー・チュデスキ。ムフフ。語感がよろしいではないですか。
・善悪考える間もなく人が死んでるし、また死人について誰も思い入れがない、生きている人間も誰も深く考えていないという、お後がほんとはよろしくないのによろしいような気がする話。わりと好きです。
・エンドクレジットのペリーさんのダンス、あれわざとチャンドラー風にしてるの?それとも素…?
The Whole Nine Yards(2000)
〈東欧系のあらすじ〉
気弱な歯科医オズの隣に越してきたのは、懸賞付きの殺し屋。鬼嫁にそそのかされてマフィアの元締めに情報をたれ込みに行くが、事態は最悪の方向に…。
・前回リサ・クドロウを見たので、今度はマシュー・ペリー。フレンズつながりで鑑賞中です。
・チャンドラーのスピンオフドラマのようで、マシュー・ペリーってこういう役をすると上手いというより、これが地なんだろうなぁ。
この彼の持ち味に良くあったスタイルの話で、人がばたばた死んでもコメディの記号としか思えず、ウエットなところがないのが気に入った。
・ブルース・ウィリスの、訳のわからんところでのキレっぷりがいい。
そもそも私はポイントを外したところでキレる・弾けるキャラクターが好きなので(映画の中での話ですよ)、こういう本人は至って真面目だけれど端から見てたらどうもズレてる、そしてそれが愛嬌になってる人は気になります。
アマンダ・ピートも不気味可愛いくてテンション高いし。
・モントリオールが舞台なのもいい。最初の設定ではフロリダだったと監督が言ってましたが、ロケーションがこの妙な話を大いに盛り上げているので正解だと思う。透明感がある背景が話のリアリティを希薄にしてくれるので、ハリボテっぽい面白さが増してる。
・もひとつツボだったのは東欧風の名前。
ニコラス・オゼランスキー。ウフ。ジミー・チュデスキ。ムフフ。語感がよろしいではないですか。
・善悪考える間もなく人が死んでるし、また死人について誰も思い入れがない、生きている人間も誰も深く考えていないという、お後がほんとはよろしくないのによろしいような気がする話。わりと好きです。
・エンドクレジットのペリーさんのダンス、あれわざとチャンドラー風にしてるの?それとも素…?
ロミー &ミッシェル
2004年12月6日 アメリカもの
●ロミー&ミッシェル
Romy & Michele’s High School Reunion(1997)
〈あらすじは付箋〉
ロミーとミッシェルは高校時代からの大親友。卒業10周年の同窓会に出席して、クラスメイトの鼻をあかそうとキャリアウーマンの振りをして会場に乗り込んだけれど…。
・ 良いです、この話。
コメディなのでハハハ〜で流せるんだけど、じーんと来る点があった。
・周りの生徒から浮いていたロミーとミッシェルの高校時代。見かけは派手だけど中身がオボコかった彼女たちは、価値観が違うモノをからかいの対象物としか見られない無邪気な人気者のお嬢様ズに苛められる。だけどへこたれず二人でがんばった。彼女たちに卑屈なところがないのが良かったなぁ。特にミッシェル。こういう自分が好きなものが何か本能でわかってる人はいいよね。
・それで、クライマックスでロミーが再会したかつてのいじめっ子に『あなた達に好かれようと思ってたけど、もういい。私があなた達を嫌いなんだから』というところでなんだかホロリとしました。
こんなところでプチ感動するとは思わなかったけど、これは心に来るセリフでした。
・ミッシェルはリサ・クドロウだけあって天然ぶりを発揮してたけど、ロミーは知性が女優さんからにじみ出ちゃってて、ちょっと中途半端だったかな?
でもバービー人形みたいにすらりとした二人が並ぶ画面は、なかなかスタイリッシュ。80’sで盛り上げるし、日本っぽいボケとツッコミが見られるのも興味深い。
・アホアホ的オシャレコメディなので腹を抱えて笑うというよりも、フッフッフと長井秀和笑いを浮かべる感じ。最後のダンスとか特に。
あとポストイットってなんだそりゃ。なんでそれを選ぶ…というところでちょっとポイントアップ。
ヘザーも良かったなー。クラスにいるメンツを日本の学校に置き換えても案外違和感ない。
・気の合う友達がいて、好きなことをやって、明るく生きてたらええじゃないかええじゃないか…ちゃんかちゃんか。
何も深く掘り下げてない話ですが、よしよしと頭をなでられたような気になる。
4年にいっぺんぐらい見たくなるかも。
Romy & Michele’s High School Reunion(1997)
〈あらすじは付箋〉
ロミーとミッシェルは高校時代からの大親友。卒業10周年の同窓会に出席して、クラスメイトの鼻をあかそうとキャリアウーマンの振りをして会場に乗り込んだけれど…。
・ 良いです、この話。
コメディなのでハハハ〜で流せるんだけど、じーんと来る点があった。
・周りの生徒から浮いていたロミーとミッシェルの高校時代。見かけは派手だけど中身がオボコかった彼女たちは、価値観が違うモノをからかいの対象物としか見られない無邪気な人気者のお嬢様ズに苛められる。だけどへこたれず二人でがんばった。彼女たちに卑屈なところがないのが良かったなぁ。特にミッシェル。こういう自分が好きなものが何か本能でわかってる人はいいよね。
・それで、クライマックスでロミーが再会したかつてのいじめっ子に『あなた達に好かれようと思ってたけど、もういい。私があなた達を嫌いなんだから』というところでなんだかホロリとしました。
こんなところでプチ感動するとは思わなかったけど、これは心に来るセリフでした。
・ミッシェルはリサ・クドロウだけあって天然ぶりを発揮してたけど、ロミーは知性が女優さんからにじみ出ちゃってて、ちょっと中途半端だったかな?
でもバービー人形みたいにすらりとした二人が並ぶ画面は、なかなかスタイリッシュ。80’sで盛り上げるし、日本っぽいボケとツッコミが見られるのも興味深い。
・アホアホ的オシャレコメディなので腹を抱えて笑うというよりも、フッフッフと長井秀和笑いを浮かべる感じ。最後のダンスとか特に。
あとポストイットってなんだそりゃ。なんでそれを選ぶ…というところでちょっとポイントアップ。
ヘザーも良かったなー。クラスにいるメンツを日本の学校に置き換えても案外違和感ない。
・気の合う友達がいて、好きなことをやって、明るく生きてたらええじゃないかええじゃないか…ちゃんかちゃんか。
何も深く掘り下げてない話ですが、よしよしと頭をなでられたような気になる。
4年にいっぺんぐらい見たくなるかも。
今日もまず「24」を見た。
9:00から11:00までの2時間分。
もーハラハラする焦れったいー!ともんどり打つ展開で、くたびれる。
ジャック、君は一体なにをやったのだ。いつトイレに行って食糧補給をするのだー。ハラハラ。
その後続けて「冬のソナタ」に突入。
律儀に第一話から鑑賞。
そしたらあなた、予想を上回る少女漫画路線でございますよ。
見てるのがなんだか気恥ずかしくなって、筒状にした座布団の間から覗いてしまいました。
しかし絵に描いたような展開が、これほど面白いとは。
チュンサン、いにしえのパターンをすべて踏襲しているのがすごい。韓流ブームというけれど、もしかして冬ソナの固定客が屋台骨なのでは…。
と、とにかくこれもかなり身が入る。
そしてトリは「新選組!」。
ここに至るまでにもうかなりくたびれていたが、真剣に見ないわけにはいくまい。
良かった。ええ話や。
これまで積み上げてきたものの上にお星様を載せた感じ(ってどんな感じ?)。
新選組ツリーの完成だー。
来週はそれに集大成の明かりが灯るのよー!
とにかく頭の中で色んなキャラクターが混乱しております。
おかしな夢を見そうだ。
いっぺんに見るには濃いラインナップでした。
疲れた…。
9:00から11:00までの2時間分。
もーハラハラする焦れったいー!ともんどり打つ展開で、くたびれる。
ジャック、君は一体なにをやったのだ。いつトイレに行って食糧補給をするのだー。ハラハラ。
その後続けて「冬のソナタ」に突入。
律儀に第一話から鑑賞。
そしたらあなた、予想を上回る少女漫画路線でございますよ。
見てるのがなんだか気恥ずかしくなって、筒状にした座布団の間から覗いてしまいました。
しかし絵に描いたような展開が、これほど面白いとは。
チュンサン、いにしえのパターンをすべて踏襲しているのがすごい。韓流ブームというけれど、もしかして冬ソナの固定客が屋台骨なのでは…。
と、とにかくこれもかなり身が入る。
そしてトリは「新選組!」。
ここに至るまでにもうかなりくたびれていたが、真剣に見ないわけにはいくまい。
良かった。ええ話や。
これまで積み上げてきたものの上にお星様を載せた感じ(ってどんな感じ?)。
新選組ツリーの完成だー。
来週はそれに集大成の明かりが灯るのよー!
とにかく頭の中で色んなキャラクターが混乱しております。
おかしな夢を見そうだ。
いっぺんに見るには濃いラインナップでした。
疲れた…。
マイ・フェア・レディ
2004年12月3日 お気に入り映画
冬の一人企画・名画鑑賞会。
●マイ・フェア・レディ
My Fair Lady(1964)
〈あらすじa little bit〉
ロンドン。下町の花売り娘のイライザは、音声学の権威・ヒギンズ教授の猛特訓を受け社交界を欺くほどのレディに大変身。しかしそれと同時に精神の成長も遂げた彼女に芽生えた気持ちとは…。
・見るたびに違うポイントに気づかされて長く楽しめる映画。何より素晴らしい楽曲。Lovelyなんてほんとにラブリーな曲だし、On the street you liveの甘い美しさと言ったらもーなんとも言えません。若い時はそんなにピンとこなかったんですけどねぇ、ああヘップバーン綺麗だなぐらいにしか。
・しかし今思うのはこの娯楽性の高さ。エンターテインメントの金太郎飴みたいで、どこを切ってもハリウッド。ハリウッドロール。美しいものは美しいし、楽しいものは楽しいという自信にみなぎっている頼もしさ。
私のイメージするハリウッドそのまま。
・ヘップバーンが歌っているのを初めて聞きましたが、思っていたほど悪くない。特にShow meとか、歌手の人がすごく上手くコピーしてるなと思うほど似てる。が、やっぱり本職の人に比べると声に伸びがないのは致し方ない。本場は厳しいね。
・この時代こういうドレスに皆憧れたんだろうねぇ。少女の夢だ、塗り絵のよう、うっとり。
・ヒギンズ教授は見るほどに味が出る。舞台のオリジナルキャストだそうで、イライザとどうにも年が離れすぎているので、カップルとして見るのは難しいのですが、彼が曲に乗せて独白するシーンはなかなか可愛らしかったりします。
・この前に作られた「ピグマリオン」も見たことがあるのですが、やはり天然色の華やかさには負ける…というか本当はそちらの方が原作に忠実なのだろうけど。
・無理にハッピーエンドにしてるような気もしますが、しかし三船敏郎似のヒギンズ教授に免じて許してやろう(えらそう)。『彼女の顔に馴染みすぎた…』っていう表情がね、しょーがないねぇあんた子どもだねって感じです。
・階級を隔てているのは言葉に過ぎない、という皮肉から生まれた物語をこんなにスィートに仕立て上げるとは、まさにアメリカの力業であり娯楽に対する愛情の表れのような気がしました。
ララララ〜♪(←"I could’ve danced all night")
●マイ・フェア・レディ
My Fair Lady(1964)
〈あらすじa little bit〉
ロンドン。下町の花売り娘のイライザは、音声学の権威・ヒギンズ教授の猛特訓を受け社交界を欺くほどのレディに大変身。しかしそれと同時に精神の成長も遂げた彼女に芽生えた気持ちとは…。
・見るたびに違うポイントに気づかされて長く楽しめる映画。何より素晴らしい楽曲。Lovelyなんてほんとにラブリーな曲だし、On the street you liveの甘い美しさと言ったらもーなんとも言えません。若い時はそんなにピンとこなかったんですけどねぇ、ああヘップバーン綺麗だなぐらいにしか。
・しかし今思うのはこの娯楽性の高さ。エンターテインメントの金太郎飴みたいで、どこを切ってもハリウッド。ハリウッドロール。美しいものは美しいし、楽しいものは楽しいという自信にみなぎっている頼もしさ。
私のイメージするハリウッドそのまま。
・ヘップバーンが歌っているのを初めて聞きましたが、思っていたほど悪くない。特にShow meとか、歌手の人がすごく上手くコピーしてるなと思うほど似てる。が、やっぱり本職の人に比べると声に伸びがないのは致し方ない。本場は厳しいね。
・この時代こういうドレスに皆憧れたんだろうねぇ。少女の夢だ、塗り絵のよう、うっとり。
・ヒギンズ教授は見るほどに味が出る。舞台のオリジナルキャストだそうで、イライザとどうにも年が離れすぎているので、カップルとして見るのは難しいのですが、彼が曲に乗せて独白するシーンはなかなか可愛らしかったりします。
・この前に作られた「ピグマリオン」も見たことがあるのですが、やはり天然色の華やかさには負ける…というか本当はそちらの方が原作に忠実なのだろうけど。
・無理にハッピーエンドにしてるような気もしますが、しかし三船敏郎似のヒギンズ教授に免じて許してやろう(えらそう)。『彼女の顔に馴染みすぎた…』っていう表情がね、しょーがないねぇあんた子どもだねって感じです。
・階級を隔てているのは言葉に過ぎない、という皮肉から生まれた物語をこんなにスィートに仕立て上げるとは、まさにアメリカの力業であり娯楽に対する愛情の表れのような気がしました。
ララララ〜♪(←"I could’ve danced all night")
12月はまずこれから。さい先が良い一本。
●ハウルの動く城(2004)
〈あらすじのドア〉
魔法と鋼鉄の国。呪いをかけられ老婆になったソフィーが向かったのは無邪気な魔法使いハウルのお城でした。
【多少ネタバレ気味です】
・インパクトがあった点を挙げてみます:
・城の足が速い!ものすごいシャキシャキ歩いている。イメージではもっとのったりした感じだったので、シャープな動きにびっくり。
でもあの城はいいですねー!宮崎さんの中では城が主人公なんだろうなぁ。
・キャラクターの目の大きさが通常より2割…いや3割ぐらい大きい。
のでキラキラ感がアップしてました。従来のシンプルな造形の方が好きなんだけどな…個人的には。なんでだろ、外国ものだからか昨今の流行を反映してか。おかげでハウルは今風にかっこよかったですが。
後半ソフィーが大粒の涙をこぼすところ、ちょっと大ちゃん(@いなかっぺ大将…)並ではなかったですか。涙の大きさに驚いた。
・声とキャラクターがぴったり。音楽も効果的。
予想通りハウルも良かったし、ゴーイングマイウェイのソフィーも雰囲気に合ってたし、どうしていつも久石さんの音楽には外れがないのか文句をつけたくなるほど文句なし。
・とまあ色々な点で楽しめましたが、何より見終わった後に気分がすっきりするところが良かったです。
・ソフィーの外見の変化が気持ちのバロメーターになってるのが面白かった。しかし彼女はいつハウルがそんなに好きになったのだ。一目惚れ?だよねぇ…。
・反戦風味ボーイミーツガール。
私のイメージでは、これまで宮崎アニメには確かに反権力的なメッセージが込められてきたけれど、こんなにストレートに「戦争、ダメ!」って感じではなかったような気がするのですが。それと同時にこんなに分かり易いラブストーリーも。そうでもないか?
メッセージのないファンタジーには意味がないので別にそれで違和感はないですが、えらく分かり易くなったなぁと思った。
ソフィーのまっすぐな気持ちも、ハウルの変貌ぶりもややこしくなくて分かり易い。はっきりと伝えることが大事ということでしょうか。共感。
思ったことははっきりと!当座の私の標語にしよう。
・大きな力を持てあました子どものままのハウルと、自分に正直なソフィー。くすぐられる組み合わせです。
映画館を見渡すと、冬ソナ世代と思われるご婦人方がけっこうおられた。帰りしな、ほぅ…なんてため息をついてた方々も。ピュアなラブを見分ける皆さんの嗅覚に脱帽。
・そんなにあっさり止められる戦争って一体何が原因だったのだろうとか、この国の仕組みはとか、結局カルシファーって何だとかおぼろげにもクエスチョンがわいてくるのですが、カブの正体ですべてが吹っ飛びました。ここが一番衝撃だったかも知れん。
まさかの基本的展開。これは童話ですからね〜、と釘を刺された気がしました。逆に現実に返ったような。
だからあれこれ憶測するのはやめ。野暮。
Happily lived ever after…なので、これですっきり良かった良かった。
・しかも私の場合、見終わって1時間後、2時間後…とじわじわと余韻が押し寄せてきて、今すごくハッピーな気分。前向きな気持ち。(弱ってたらしい)
いいタイミングで見られてヨカッタ!
●ハウルの動く城(2004)
〈あらすじのドア〉
魔法と鋼鉄の国。呪いをかけられ老婆になったソフィーが向かったのは無邪気な魔法使いハウルのお城でした。
【多少ネタバレ気味です】
・インパクトがあった点を挙げてみます:
・城の足が速い!ものすごいシャキシャキ歩いている。イメージではもっとのったりした感じだったので、シャープな動きにびっくり。
でもあの城はいいですねー!宮崎さんの中では城が主人公なんだろうなぁ。
・キャラクターの目の大きさが通常より2割…いや3割ぐらい大きい。
のでキラキラ感がアップしてました。従来のシンプルな造形の方が好きなんだけどな…個人的には。なんでだろ、外国ものだからか昨今の流行を反映してか。おかげでハウルは今風にかっこよかったですが。
後半ソフィーが大粒の涙をこぼすところ、ちょっと大ちゃん(@いなかっぺ大将…)並ではなかったですか。涙の大きさに驚いた。
・声とキャラクターがぴったり。音楽も効果的。
予想通りハウルも良かったし、ゴーイングマイウェイのソフィーも雰囲気に合ってたし、どうしていつも久石さんの音楽には外れがないのか文句をつけたくなるほど文句なし。
・とまあ色々な点で楽しめましたが、何より見終わった後に気分がすっきりするところが良かったです。
・ソフィーの外見の変化が気持ちのバロメーターになってるのが面白かった。しかし彼女はいつハウルがそんなに好きになったのだ。一目惚れ?だよねぇ…。
・反戦風味ボーイミーツガール。
私のイメージでは、これまで宮崎アニメには確かに反権力的なメッセージが込められてきたけれど、こんなにストレートに「戦争、ダメ!」って感じではなかったような気がするのですが。それと同時にこんなに分かり易いラブストーリーも。そうでもないか?
メッセージのないファンタジーには意味がないので別にそれで違和感はないですが、えらく分かり易くなったなぁと思った。
ソフィーのまっすぐな気持ちも、ハウルの変貌ぶりもややこしくなくて分かり易い。はっきりと伝えることが大事ということでしょうか。共感。
思ったことははっきりと!当座の私の標語にしよう。
・大きな力を持てあました子どものままのハウルと、自分に正直なソフィー。くすぐられる組み合わせです。
映画館を見渡すと、冬ソナ世代と思われるご婦人方がけっこうおられた。帰りしな、ほぅ…なんてため息をついてた方々も。ピュアなラブを見分ける皆さんの嗅覚に脱帽。
・そんなにあっさり止められる戦争って一体何が原因だったのだろうとか、この国の仕組みはとか、結局カルシファーって何だとかおぼろげにもクエスチョンがわいてくるのですが、カブの正体ですべてが吹っ飛びました。ここが一番衝撃だったかも知れん。
まさかの基本的展開。これは童話ですからね〜、と釘を刺された気がしました。逆に現実に返ったような。
だからあれこれ憶測するのはやめ。野暮。
Happily lived ever after…なので、これですっきり良かった良かった。
・しかも私の場合、見終わって1時間後、2時間後…とじわじわと余韻が押し寄せてきて、今すごくハッピーな気分。前向きな気持ち。(弱ってたらしい)
いいタイミングで見られてヨカッタ!
すみません、この画像は本文とはほんの少ししか関係がないのですが…。
風邪っぽくてだるかった先日の夕方、何げなくチャンネルを回していると、ある刑事ドラマの再放送がちょうど始まったところだった。
水谷豊と寺脇さんの…そうそう「相棒」とか言うドラマだったな。タイトルは知ってたけどそういえば見たことが無かった。
と非意欲的ながらそのまま見ていたのですが。
いつしか夢中に。
その回は、冒頭から密室劇風だった。
山の中の一軒のオーベルジュ、シェフの腕は相当らしい。
主人公の一団は、初見者フレンドリーな分かり易い人間関係。親切だ。
そこへ別のグループが登場。いかにもこれから誰かが死ぬような殺伐としたメンバー4人。揉めに揉めている。
そして案の定、殺しが起こる。うまい具合に土砂崩れで道路は閉鎖、ケータイは圏外、まさに森の孤島。
犯人はこの中にいる、そして凶器は?!
というイカにも!な話。
密室劇は好きなのでワクワクしたんだけど、しかしなんといってもオチに驚き。
普段見ていないドラマなので、いつもこういうちょっと(かなり)強引なオチで事件が解決するのかどうかわからないのだけれども、それはそれで面白かったのだが。
言ってしまっていいでしょうか。
だって凶器がイカなんだもん。
凍ったイカ。
イカて。
なんとなくほのぼのしてしまいました。
出演者は脚本を読んだときに「イカかー」と思い、脚本家も「イカなのよ」と答え、プロデューサーが「ま、イーカ」なんて言って撮影された…かどうかは知らないけれど、見てる側からすれば、そういう風にスタッフ側が「でもイカなんだけど」と思いながらやってるんだろーなと思い浮かべると、いやーお芝居ってほんとに楽しいですね。
それにしても、イカ。
しかも食べてるし。イカファンタジー。
ぜんぜんノーマークのドラマだったけど、今度また見てみようっと。期待。
それでDVDなどが出ていないようなので、水谷さん関係でキャンディーズです…。ランちゃん。こうやってみると皆さん初々しいですね。
こうして11月が終わって行くのね〜。
風邪っぽくてだるかった先日の夕方、何げなくチャンネルを回していると、ある刑事ドラマの再放送がちょうど始まったところだった。
水谷豊と寺脇さんの…そうそう「相棒」とか言うドラマだったな。タイトルは知ってたけどそういえば見たことが無かった。
と非意欲的ながらそのまま見ていたのですが。
いつしか夢中に。
その回は、冒頭から密室劇風だった。
山の中の一軒のオーベルジュ、シェフの腕は相当らしい。
主人公の一団は、初見者フレンドリーな分かり易い人間関係。親切だ。
そこへ別のグループが登場。いかにもこれから誰かが死ぬような殺伐としたメンバー4人。揉めに揉めている。
そして案の定、殺しが起こる。うまい具合に土砂崩れで道路は閉鎖、ケータイは圏外、まさに森の孤島。
犯人はこの中にいる、そして凶器は?!
というイカにも!な話。
密室劇は好きなのでワクワクしたんだけど、しかしなんといってもオチに驚き。
普段見ていないドラマなので、いつもこういうちょっと(かなり)強引なオチで事件が解決するのかどうかわからないのだけれども、それはそれで面白かったのだが。
言ってしまっていいでしょうか。
だって凶器がイカなんだもん。
凍ったイカ。
イカて。
なんとなくほのぼのしてしまいました。
出演者は脚本を読んだときに「イカかー」と思い、脚本家も「イカなのよ」と答え、プロデューサーが「ま、イーカ」なんて言って撮影された…かどうかは知らないけれど、見てる側からすれば、そういう風にスタッフ側が「でもイカなんだけど」と思いながらやってるんだろーなと思い浮かべると、いやーお芝居ってほんとに楽しいですね。
それにしても、イカ。
しかも食べてるし。イカファンタジー。
ぜんぜんノーマークのドラマだったけど、今度また見てみようっと。期待。
それでDVDなどが出ていないようなので、水谷さん関係でキャンディーズです…。ランちゃん。こうやってみると皆さん初々しいですね。
こうして11月が終わって行くのね〜。
むむっ、5時間目にして急激に「24」にはまってしまった。
最初から目を離させない作りで、うーむさすが話題になるだけある、うまいねぇなんてわりと客観的に見ていたのですが、突如何かが私に舞い降りたらしい。
「ジャック・バウアーの精」、ジャックのエルフを見た!(気持ち的に)
何の気なしに見ていたものが、ある日突然スパークして見えるということが実はたまにあるのですが、今回もその予感。
なんでそうなるのか、これと言った理由が自分でもよくわからないのだけれど、何かが引き金になってドーパミン祭りが起きてるんでしょう。脳の不思議。
そんなのどうでもいいけど、とにかくこれからは身を入れてみるよ。
ジャック!
いやさキーファー、前に逆さ絵なんて言ってすまなんだ。
だんだんやつれていく姿もかっこいー。
追い詰められていくのは可哀想だが非常にワクワクする。フフフ…。
最初から目を離させない作りで、うーむさすが話題になるだけある、うまいねぇなんてわりと客観的に見ていたのですが、突如何かが私に舞い降りたらしい。
「ジャック・バウアーの精」、ジャックのエルフを見た!(気持ち的に)
何の気なしに見ていたものが、ある日突然スパークして見えるということが実はたまにあるのですが、今回もその予感。
なんでそうなるのか、これと言った理由が自分でもよくわからないのだけれど、何かが引き金になってドーパミン祭りが起きてるんでしょう。脳の不思議。
そんなのどうでもいいけど、とにかくこれからは身を入れてみるよ。
ジャック!
いやさキーファー、前に逆さ絵なんて言ってすまなんだ。
だんだんやつれていく姿もかっこいー。
追い詰められていくのは可哀想だが非常にワクワクする。フフフ…。
寒暖の差が激しい今日この頃、こたつに丸まって見るにはあっさり味の娯楽映画がいいか…と思い「ハリウッド的殺人事件」を借りてきた。
予想通り、ノリ重視のコメディアクションなオープニング。良い感じ。
さてそろそろ最初の山場が来るかな…。
ぐーぐー。
はっ、と気づけばもうラストアクションシーン。ドンパチングの音で目が覚めた。
ほとんど見てないのに等しいけど、なんかちゃんと見終わったような充実感があるのはなぜだろう。
なのでもう一度見る気がしないのであった。
コタツは魔物だ。適度に緊張感がある映画を選ばないと眠りの国に誘われてしまう。
でもハリソンスマイルは良かったよ。すっかりおじいちゃんだけど、少年のままの部分が残ってる感じで、いい年のとり方をしてるなぁと思います。
あとは記憶にない…。
予想通り、ノリ重視のコメディアクションなオープニング。良い感じ。
さてそろそろ最初の山場が来るかな…。
ぐーぐー。
はっ、と気づけばもうラストアクションシーン。ドンパチングの音で目が覚めた。
ほとんど見てないのに等しいけど、なんかちゃんと見終わったような充実感があるのはなぜだろう。
なのでもう一度見る気がしないのであった。
コタツは魔物だ。適度に緊張感がある映画を選ばないと眠りの国に誘われてしまう。
でもハリソンスマイルは良かったよ。すっかりおじいちゃんだけど、少年のままの部分が残ってる感じで、いい年のとり方をしてるなぁと思います。
あとは記憶にない…。
ジェームス…じゃなくて「弟」
2004年11月20日 海外/日本ドラマ
面白い!「弟」。
すごい力入ってますねーオープニングなんか大河ドラマ並の躍動感。
さすがの私も裕次郎全盛期を知らず、気づいたときにはすでに七曲署のボスだったので、それほど思い入れがないのですが、なんだかついつい見てしまう。
昭和効果かなぁ。
ふんだんにお金をかけてるだけあって、セットもゴージャスだしロケーションも美しいし、愉快なカメオ出演オンパレードだし、熱い石原一家と昭和の熱気が相乗効果となって、こっちにも熱いものが伝わってくるような。
慎太郎の自画自賛劇場がちょっと苦笑を誘うけど、でも都知事らしいわ。
長瀬君を含め、キャストが石原顔に見えてくるから不思議だ。でも良純の濃さはやはりダントツだけど。
しかしほんまにお金持ちのお坊ちゃんだったんだねー、この兄弟。世間から憧れられたのもわかるような気がする。
不良っぽくても屈託がなくて、エラソーにしてても愛嬌があるという。
それにしてもジェームス三木の仕事は手堅い。
ジェームス。
気になったのでHPを見てみた。うーむなんとも言えないページだ。
元歌手なのは知ってたけど、真面目に脚本家の修業をされた方だったのね。そりゃそうだろう。でもなんか意外。
彼の脚本はユーモアがあって、明るくて分かりやすい。
分かりやすいっていうのは重要なことで、それをレジャー用メガネ着用のおじちゃんが書いてるというところで、面白みが増すんだよねぇなんか。
大河ドラマ「吉宗」で、子役が顔の包帯を取ったら西田敏行になっていたのはすごかった。思わずコケたわ。
どうしよう、裕次郎も手術室から出てきたら三浦友和になってたら。
そんなこんなで今晩も見逃せません。
すごい力入ってますねーオープニングなんか大河ドラマ並の躍動感。
さすがの私も裕次郎全盛期を知らず、気づいたときにはすでに七曲署のボスだったので、それほど思い入れがないのですが、なんだかついつい見てしまう。
昭和効果かなぁ。
ふんだんにお金をかけてるだけあって、セットもゴージャスだしロケーションも美しいし、愉快なカメオ出演オンパレードだし、熱い石原一家と昭和の熱気が相乗効果となって、こっちにも熱いものが伝わってくるような。
慎太郎の自画自賛劇場がちょっと苦笑を誘うけど、でも都知事らしいわ。
長瀬君を含め、キャストが石原顔に見えてくるから不思議だ。でも良純の濃さはやはりダントツだけど。
しかしほんまにお金持ちのお坊ちゃんだったんだねー、この兄弟。世間から憧れられたのもわかるような気がする。
不良っぽくても屈託がなくて、エラソーにしてても愛嬌があるという。
それにしてもジェームス三木の仕事は手堅い。
ジェームス。
気になったのでHPを見てみた。うーむなんとも言えないページだ。
元歌手なのは知ってたけど、真面目に脚本家の修業をされた方だったのね。そりゃそうだろう。でもなんか意外。
彼の脚本はユーモアがあって、明るくて分かりやすい。
分かりやすいっていうのは重要なことで、それをレジャー用メガネ着用のおじちゃんが書いてるというところで、面白みが増すんだよねぇなんか。
大河ドラマ「吉宗」で、子役が顔の包帯を取ったら西田敏行になっていたのはすごかった。思わずコケたわ。
どうしよう、裕次郎も手術室から出てきたら三浦友和になってたら。
そんなこんなで今晩も見逃せません。
思い返せば宮崎アニメを劇場で見たことがない。
ので「ハウルの〜」は是非映画館で観たいなあ…。
…といいつつ結局前回「無間道2」も見逃したし、確固としたモチベーションを維持せねば。
ちらりと見たところでは、一見ハウルが宮崎アニメっぽくない(?)ビジュアル系だったので、これは新しい展開なのかしらん。(「紅の豚」は男前だったけど終始ブタだし)
それとも定番通り、凛々しく気高く心優しい女の子の話かな。
キムタクさんの声も案外マッチするんじゃないのかと期待。
彼は自然体(と言われる)演技をしている時よりも、演技としての演技(つまり作った演技)をしてる方がウマイように思うから。芸歴が長いだけあって。
いずれにせよ見に行く。(←自分に予告して実行を促す)
未来少年コナンも再放送されてることだしねー。
……
「源さん、死す」(新選組!です)
うーん。
うーん…?
この回は思いっきり舞台のパターンな気が。
テレビでやるのがもったいない筋書き、かきわりセットで撮影したら面白かったかも。でも源さんの死が絡むからあんまり軽いタッチでもダメなんだよね。
マトリックスの手法って、やっぱり撮る側にとって一度はやってみたいことなのかなぁ。なんで今頃?と思っちゃったけど。
このドラマでは、視聴者を代弁する突っ込み役が土方なんだけど、さすがに彼に「マトリックスかよ」とは言わせませんでしたね。当たり前か。でもそれができないってところに大河コメディ(というかコメディ風大河というか)の限界を感じる。
なんかちょっと踏み絵を踏まされたような回であった。
私は軽く踏んでおきました。
……
紅白の司会。
松本アナじゃダメなのかなぁ〜。
いかにも焦ってます!って感じの松本さんを見たかったんだけど。対する紅組には黒田アナ。松本アナを手玉に取るのだ。
総合司会はワシントン支局長の手嶋さん。
なんだかわかんないけど別のところでハラハラどきどきが味わえそうだし。蛍の光がかかると安堵するかも。
ありえない。
ので「ハウルの〜」は是非映画館で観たいなあ…。
…といいつつ結局前回「無間道2」も見逃したし、確固としたモチベーションを維持せねば。
ちらりと見たところでは、一見ハウルが宮崎アニメっぽくない(?)ビジュアル系だったので、これは新しい展開なのかしらん。(「紅の豚」は男前だったけど終始ブタだし)
それとも定番通り、凛々しく気高く心優しい女の子の話かな。
キムタクさんの声も案外マッチするんじゃないのかと期待。
彼は自然体(と言われる)演技をしている時よりも、演技としての演技(つまり作った演技)をしてる方がウマイように思うから。芸歴が長いだけあって。
いずれにせよ見に行く。(←自分に予告して実行を促す)
未来少年コナンも再放送されてることだしねー。
……
「源さん、死す」(新選組!です)
うーん。
うーん…?
この回は思いっきり舞台のパターンな気が。
テレビでやるのがもったいない筋書き、かきわりセットで撮影したら面白かったかも。でも源さんの死が絡むからあんまり軽いタッチでもダメなんだよね。
マトリックスの手法って、やっぱり撮る側にとって一度はやってみたいことなのかなぁ。なんで今頃?と思っちゃったけど。
このドラマでは、視聴者を代弁する突っ込み役が土方なんだけど、さすがに彼に「マトリックスかよ」とは言わせませんでしたね。当たり前か。でもそれができないってところに大河コメディ(というかコメディ風大河というか)の限界を感じる。
なんかちょっと踏み絵を踏まされたような回であった。
私は軽く踏んでおきました。
……
紅白の司会。
松本アナじゃダメなのかなぁ〜。
いかにも焦ってます!って感じの松本さんを見たかったんだけど。対する紅組には黒田アナ。松本アナを手玉に取るのだ。
総合司会はワシントン支局長の手嶋さん。
なんだかわかんないけど別のところでハラハラどきどきが味わえそうだし。蛍の光がかかると安堵するかも。
ありえない。
ラブリー・オールドメン
2004年11月11日 アメリカもの
●ラブリー・オールドメン
Grumpy Old Men(1993)
〈あらすじの湖〉
ジョン(ジャック・レモン)とマックス(ウォルター・マッソー)は、いがみ合いながらも腐れ縁のお隣さん同士。そんな二人の家の向かいに魅力的な女性アリエルが引っ越してきた…。
・ミネソタが舞台。いかにも寒そうですね〜。だけどこのロケーションはとてもグッド。あの凍った湖でのフィッシングは魅力的。挑戦してみたい!ワカサギ釣りで、氷に穴を開けて釣り糸を垂れるのに憧れていましたが、小屋を建てて魚釣りかー。楽しそう。
・そんな自然の過酷さもなんのその、おじいちゃんズが大活躍してくれる話です。個人的な経験からおじいさんにはとても弱いので、主役が画面に出るだけでウッとなってしまう。
しかもどちらのおじいさんもとても魅力的で、若いときに蓄積したものが多いほど、味のある老人になれるのだなぁと思いました。しみじみそれこそが財産だなーと。
・レモンさんのちょっと困ったような、照れくさげな顔と、マッソーさんのぽつんと一人残された子どものような表情が印象的だった。
・しかしアリエルにはあの二人の選択肢しかないのであろうか。ほんとにくっついてしまったので少し驚き。でもエンディングは粋でした。
・ジョンのパパ94歳がまたイイのだ。パパの前ではおじいちゃんズもおとなしくなるのがまた微笑ましい。パパは湖の上に住んでるのかしら。
動ける限り自由に生きるアメリカの老人。家族の結束を持ちながら、こういう生活を維持するのは日本人にはなかなか難しそうです。
・おじいちゃんとクリスマス好きの私にはとても沁みました。同じ嗜好(?)をお持ちの方にはおすすめです。
ブラボーおじいちゃん!
Grumpy Old Men(1993)
〈あらすじの湖〉
ジョン(ジャック・レモン)とマックス(ウォルター・マッソー)は、いがみ合いながらも腐れ縁のお隣さん同士。そんな二人の家の向かいに魅力的な女性アリエルが引っ越してきた…。
・ミネソタが舞台。いかにも寒そうですね〜。だけどこのロケーションはとてもグッド。あの凍った湖でのフィッシングは魅力的。挑戦してみたい!ワカサギ釣りで、氷に穴を開けて釣り糸を垂れるのに憧れていましたが、小屋を建てて魚釣りかー。楽しそう。
・そんな自然の過酷さもなんのその、おじいちゃんズが大活躍してくれる話です。個人的な経験からおじいさんにはとても弱いので、主役が画面に出るだけでウッとなってしまう。
しかもどちらのおじいさんもとても魅力的で、若いときに蓄積したものが多いほど、味のある老人になれるのだなぁと思いました。しみじみそれこそが財産だなーと。
・レモンさんのちょっと困ったような、照れくさげな顔と、マッソーさんのぽつんと一人残された子どものような表情が印象的だった。
・しかしアリエルにはあの二人の選択肢しかないのであろうか。ほんとにくっついてしまったので少し驚き。でもエンディングは粋でした。
・ジョンのパパ94歳がまたイイのだ。パパの前ではおじいちゃんズもおとなしくなるのがまた微笑ましい。パパは湖の上に住んでるのかしら。
動ける限り自由に生きるアメリカの老人。家族の結束を持ちながら、こういう生活を維持するのは日本人にはなかなか難しそうです。
・おじいちゃんとクリスマス好きの私にはとても沁みました。同じ嗜好(?)をお持ちの方にはおすすめです。
ブラボーおじいちゃん!
●悪霊島(1981)
〈あらすじアイランド〉
1969年。瀬戸内海に浮かぶ刑部島で起きた陰惨な事件。金田一耕助の推理が冴える。
【ネタバレしとるかも知れんのう】
・ヌエの鳴く夜は恐ろしい…ギャー!!
・ぎゃー!というテレビスポットが上映時流れてまして、子供心に非常にビビっていたのを覚えています。そのまま、観てはならぬほどコワイ映画とインプットされていたのですが、懐かしさもあって観てしまった。
・そしたら恐くない。あらら。大人になったせいか、昨今のホラーが恐すぎるせいか、いにしえ感が漂っているせいか。
でもこれはホラーじゃないですね。昔よくサスペンス劇場でやってた『京都・300年生きた美女』とかああいう悲しい情念もの。
・視点が定まらないので、なんだかドキュメンタリータッチ。ところどころ「?」な演出、紹介されてない人がいきなり話し出したり。冒頭の思わせぶりな古尾谷青年のモノローグは、あんまり劇中生きてない。のに関わらずエンディングで失われた青春ムードに着地するのは、ちょっと無理があるんじゃないのかなぁ。
・しかしキャストは楽しい!加賀丈Cの金田一耕助。キミ、その髪型レジャー用かね。チリチリすぎないか。そして石橋蓮司の女装。シリアスすぎてリアクションに困る。今の感覚で見るとつっこみどころが豊富。
中尾彬、室田日出男、伊丹十三、濃い男連中だ。反面、岩下志麻が人形のようにきれい。と思ったら監督は篠田さんだ。ええのう夫が映画監督だと。
・この事件、実は金田一さんがいなくても解決したんではなかろうか。岩下志麻の暴走と自爆で。金田一の視聴者に考える隙を与えないほど緻密な推理は面白かったけど。しかし警察の捜査はかなりアバウトだ。島のテンポに合わせているのか。
・良くも悪くも岩下志麻劇場だけど、島の情景や閉塞感がよく表現されていて、もの悲しいムードに拍車がかかっている。広島弁が良かったのう。瀬戸内海は好きなんよ。
・この映画、Let It Beが主題歌に使われてることで話題になりました。良い効果が出てると思います。
〈あらすじアイランド〉
1969年。瀬戸内海に浮かぶ刑部島で起きた陰惨な事件。金田一耕助の推理が冴える。
【ネタバレしとるかも知れんのう】
・ヌエの鳴く夜は恐ろしい…ギャー!!
・ぎゃー!というテレビスポットが上映時流れてまして、子供心に非常にビビっていたのを覚えています。そのまま、観てはならぬほどコワイ映画とインプットされていたのですが、懐かしさもあって観てしまった。
・そしたら恐くない。あらら。大人になったせいか、昨今のホラーが恐すぎるせいか、いにしえ感が漂っているせいか。
でもこれはホラーじゃないですね。昔よくサスペンス劇場でやってた『京都・300年生きた美女』とかああいう悲しい情念もの。
・視点が定まらないので、なんだかドキュメンタリータッチ。ところどころ「?」な演出、紹介されてない人がいきなり話し出したり。冒頭の思わせぶりな古尾谷青年のモノローグは、あんまり劇中生きてない。のに関わらずエンディングで失われた青春ムードに着地するのは、ちょっと無理があるんじゃないのかなぁ。
・しかしキャストは楽しい!加賀丈Cの金田一耕助。キミ、その髪型レジャー用かね。チリチリすぎないか。そして石橋蓮司の女装。シリアスすぎてリアクションに困る。今の感覚で見るとつっこみどころが豊富。
中尾彬、室田日出男、伊丹十三、濃い男連中だ。反面、岩下志麻が人形のようにきれい。と思ったら監督は篠田さんだ。ええのう夫が映画監督だと。
・この事件、実は金田一さんがいなくても解決したんではなかろうか。岩下志麻の暴走と自爆で。金田一の視聴者に考える隙を与えないほど緻密な推理は面白かったけど。しかし警察の捜査はかなりアバウトだ。島のテンポに合わせているのか。
・良くも悪くも岩下志麻劇場だけど、島の情景や閉塞感がよく表現されていて、もの悲しいムードに拍車がかかっている。広島弁が良かったのう。瀬戸内海は好きなんよ。
・この映画、Let It Beが主題歌に使われてることで話題になりました。良い効果が出てると思います。
●ピンポン(2002)
〈あらすじさん〉
ズンズンズンズンズンズンズンズンピンポンパポン。
・マンガの世界を実写化するには色々方法があると思いますが、いずれにせよ相当苦労がいるように思えます。この原作は読んだことはないのですが、映像を見ながらなんとなくマンガだとこういう風に表現されてるんだろうなーという絵が浮かんでくるマンガチックな演出なので、単にストーリーとキャラクターを借りてるだけの話ではなさそう。
・以前「バタアシ金魚」という映画を見たとき、私が好きだった原作のポップ感がうすーくなって、より「ミズミズシイ」感じになってたのがなんとなく肩透かしで、マンガ原作と映像のリンクはうまくいっても、持っている雰囲気を移植するのはなかなか難しいもんだと、以来思ってるのですが。
しかもその「雰囲気」も個人によって受け止め方が違うしね。なかなかタフな仕事だろうなぁ原作付きって。
・ペコが非常にマンガキャラなので、感情移入するとしたらスマイルなんだけど、この人なんか暗い…。ちょっと辛かった。もっと青春スカッと系だと思ってたら、わりと内面をフォーカスした繊細な話。意外とフォーク系か。基本的な枠組みは、ものすごくスポ根マンガの王道で特に目新しくないんだけど。
それに今どきの感性のセリフが乗っかっているのが若者魂を鷲掴みした。
のかどうかはわかりませんが、ああこれはマンガのコマの中でこそ生きるのでは…と思ったセリフがしばしばあった。あれだけ窪塚君がパペットっぽいのに、やっぱり生身の人間臭さは消しようがない。消さなくてもいいけどさ。
・中村獅童ですね!捨助。うまいなぁクセのある役。普通の役どころではどうなんだろう。クセ街道を歩んで欲しい。
・面白いような面白くないような、それは何かと尋ねたら〜♪というような話でした。原作を読んだらまた違う感想になるのかな?
・というよりもですね、こういうヤング層に人気の映画を観る場合、感性の若さを試されているような気がして、妙に緊張してしまうんです。
いいや独自路線で。いやほんとに。
〈あらすじさん〉
ズンズンズンズンズンズンズンズンピンポンパポン。
・マンガの世界を実写化するには色々方法があると思いますが、いずれにせよ相当苦労がいるように思えます。この原作は読んだことはないのですが、映像を見ながらなんとなくマンガだとこういう風に表現されてるんだろうなーという絵が浮かんでくるマンガチックな演出なので、単にストーリーとキャラクターを借りてるだけの話ではなさそう。
・以前「バタアシ金魚」という映画を見たとき、私が好きだった原作のポップ感がうすーくなって、より「ミズミズシイ」感じになってたのがなんとなく肩透かしで、マンガ原作と映像のリンクはうまくいっても、持っている雰囲気を移植するのはなかなか難しいもんだと、以来思ってるのですが。
しかもその「雰囲気」も個人によって受け止め方が違うしね。なかなかタフな仕事だろうなぁ原作付きって。
・ペコが非常にマンガキャラなので、感情移入するとしたらスマイルなんだけど、この人なんか暗い…。ちょっと辛かった。もっと青春スカッと系だと思ってたら、わりと内面をフォーカスした繊細な話。意外とフォーク系か。基本的な枠組みは、ものすごくスポ根マンガの王道で特に目新しくないんだけど。
それに今どきの感性のセリフが乗っかっているのが若者魂を鷲掴みした。
のかどうかはわかりませんが、ああこれはマンガのコマの中でこそ生きるのでは…と思ったセリフがしばしばあった。あれだけ窪塚君がパペットっぽいのに、やっぱり生身の人間臭さは消しようがない。消さなくてもいいけどさ。
・中村獅童ですね!捨助。うまいなぁクセのある役。普通の役どころではどうなんだろう。クセ街道を歩んで欲しい。
・面白いような面白くないような、それは何かと尋ねたら〜♪というような話でした。原作を読んだらまた違う感想になるのかな?
・というよりもですね、こういうヤング層に人気の映画を観る場合、感性の若さを試されているような気がして、妙に緊張してしまうんです。
いいや独自路線で。いやほんとに。
おっ、出ると噂のあった「Seinfeld」のDVDがついに発売なんですね、嬉しいー!
んが、リージョンフリーのDVDプレイヤーじゃないから買ったとしてもパソコンでしか見られないのか…。うーんテレビで見たい。
日本版は出ないのかなぁ。
フレンズもいいけどサインフェルドも楽しいよ。(クセがあるのでとっつきにくいかも知れない)
スタンダップコメディアンのジェリー・サインフェルドとその愉快な、というよりヤバイ仲間が繰り広げるシットコム。
劇中ジョージが"A show about nothing!"と言っているようにほんとに意味などなく、ばかばかしいのだった。
カッコイイ人はぜんぜん出てこないし、唯一の女性イレインもかなーりヘン(かわいいけどね)。
私はニューマンとクレイマーのコンビが好きだ。(特に苛められるニューマン)。
以前「隣のサインフェルド」というタイトルでWOWOWでやってたんだけど、今もどこかで放送されてるんでしょうか。
それにしてもリージョンめ、なんなんだ一体リージョンコードって。世界を分断する憎いヤツ。
んが、リージョンフリーのDVDプレイヤーじゃないから買ったとしてもパソコンでしか見られないのか…。うーんテレビで見たい。
日本版は出ないのかなぁ。
フレンズもいいけどサインフェルドも楽しいよ。(クセがあるのでとっつきにくいかも知れない)
スタンダップコメディアンのジェリー・サインフェルドとその愉快な、というよりヤバイ仲間が繰り広げるシットコム。
劇中ジョージが"A show about nothing!"と言っているようにほんとに意味などなく、ばかばかしいのだった。
カッコイイ人はぜんぜん出てこないし、唯一の女性イレインもかなーりヘン(かわいいけどね)。
私はニューマンとクレイマーのコンビが好きだ。(特に苛められるニューマン)。
以前「隣のサインフェルド」というタイトルでWOWOWでやってたんだけど、今もどこかで放送されてるんでしょうか。
それにしてもリージョンめ、なんなんだ一体リージョンコードって。世界を分断する憎いヤツ。
龍馬の妻とその夫と愛人
2004年11月5日 日本もの
←画像がないので、とりあえずこの映画の脚本家三谷さんの本を。
話の筋とは関係ありません。
●龍馬の妻とその夫と愛人(2002)
〈あらすじじゃきー〉
坂本龍馬の未亡人・おりょうを巡る男達の思惑とノスタルジーの物語。
・ちょうど大河ドラマで龍馬が暗殺されて、おりょうさん可哀想だなぁと思っていたので、続きのような感覚で観た。頭の中も幕末モードだったので良かったのですが。
・カメラがですね、常に遠いんです。
人物の顔がはっきりしないかわりに全体的な構図が見えて、自然なことは自然。大道具・小道具、緻密なセットや、自然光に見立てた照明を使って、とっても雰囲気が出てる。終始まるで箱庭を覗いているかのようで、面白いっちゃー面白いんだけど。
だけどさー、もうちょっとアップに撮って欲しかったなぁー!
人物がちょこちょこ出入りするのを観てると目がしばしばしてきて(照明もナチュラル過ぎて暗いし)、ついテレビを覗きこんでしまったではないか。
こういう撮り方のおかげで、クライマックスのノリさんシーンが盛り上がるんだけど、それにしたって皆さん遠かった…。家政婦の距離より遠いので、「見た」というより「見えた」って感じでした。目撃させてくれー。
・ストーリー的には、死んでしまっても影響力を持ち続ける人の生き方には憧れるけど、まわりに残されたものにとっては複雑なのだなー。と思ったりしたけど、物語性は実はあまり関係なくて、4人の立場から生じる掛け合いを楽しむ話かな。ノスタルジックコメディか。
・このオチはいいですねー。これはノリさんじゃないとオチないし、笑えない。引くぐらいのオチだもん。もし他の役者だったら真面目に憎める。あ、小日向さんだったら許せるかも。久しぶりに見た目が覚めるようなパンチラインだった。途中ほろりとさせて脱力へなへなーで見終わる、不思議な映画。
イメージとしてはクリオネ。
しかしやっぱり、もうちょっと近寄って欲しかった…。
話の筋とは関係ありません。
●龍馬の妻とその夫と愛人(2002)
〈あらすじじゃきー〉
坂本龍馬の未亡人・おりょうを巡る男達の思惑とノスタルジーの物語。
・ちょうど大河ドラマで龍馬が暗殺されて、おりょうさん可哀想だなぁと思っていたので、続きのような感覚で観た。頭の中も幕末モードだったので良かったのですが。
・カメラがですね、常に遠いんです。
人物の顔がはっきりしないかわりに全体的な構図が見えて、自然なことは自然。大道具・小道具、緻密なセットや、自然光に見立てた照明を使って、とっても雰囲気が出てる。終始まるで箱庭を覗いているかのようで、面白いっちゃー面白いんだけど。
だけどさー、もうちょっとアップに撮って欲しかったなぁー!
人物がちょこちょこ出入りするのを観てると目がしばしばしてきて(照明もナチュラル過ぎて暗いし)、ついテレビを覗きこんでしまったではないか。
こういう撮り方のおかげで、クライマックスのノリさんシーンが盛り上がるんだけど、それにしたって皆さん遠かった…。家政婦の距離より遠いので、「見た」というより「見えた」って感じでした。目撃させてくれー。
・ストーリー的には、死んでしまっても影響力を持ち続ける人の生き方には憧れるけど、まわりに残されたものにとっては複雑なのだなー。と思ったりしたけど、物語性は実はあまり関係なくて、4人の立場から生じる掛け合いを楽しむ話かな。ノスタルジックコメディか。
・このオチはいいですねー。これはノリさんじゃないとオチないし、笑えない。引くぐらいのオチだもん。もし他の役者だったら真面目に憎める。あ、小日向さんだったら許せるかも。久しぶりに見た目が覚めるようなパンチラインだった。途中ほろりとさせて脱力へなへなーで見終わる、不思議な映画。
イメージとしてはクリオネ。
しかしやっぱり、もうちょっと近寄って欲しかった…。